失敗しないマイホーム

公開日2024.03.07

人感センサーライトは便利?つけて後悔した場所、よかった場所

年間約100軒取材する住宅ライターが家を建てた人にインタビューして聞いた、人感センサーライトについての意見をまとめました。

家を建てる際に「どこにどんな照明を付けるか」で悩む方は多いですよね。自動でオン・オフする人感センサーライトは便利そうに思いますが、付ける場所によってはストレスになり、失敗したと感じる方も。実際にインタビューで聞いた成功談・失敗談を紹介しますので新築時の家づくりの参考にしてみてください!

人感センサーライトとは?

人感センサーライトとは、人の動きを感知して自動で点灯し、自動で消灯するライトの事です。暗い場所でスイッチを探さなくても自動でライトが付くのでとても便利。また、消し忘れの心配もなくなるので、節電効果も期待できます。

でも、付ける場所によってはストレスになり、失敗したと感じる方も。では、どんな場所に人感センサーを付けたら便利で、どんな場所は不便なのでしょうか?
家を建てた人に聞いた、成功談・失敗談を見ていきましょう。

つけてよかった!便利だった場所

玄関(屋外)

玄関を人感センサーライトにしてよかった!という声はとてもよく聞きます。暗くなってから帰宅する場合、パッと自動で照明が付くのはホッとしますし、カバンの中からカギを探す時にも便利。夜間は玄関照明をつけっぱなしにしている方もいらっしゃいますが、光熱費の事を考えても自動でオン・オフしてくれるのはありがたいですね。また、防犯面でも役に立ちます。

駐車場・ガレージ

車で帰宅する際に駐車場のライトが自動で点くと、車庫入れがしやすいと大好評。また、ガレージの照明のスイッチはガレージ内にあることが多く、いったん家の中に入ってから消し忘れた事に気付いたら、また外に出なくてはいけないのでとても面倒…。自動でオフしてくれるなら安心です。

玄関(室内)

帰宅時に最初にするのが玄関の照明を点ける事だと思いますが、手洗いをしていない状態でスイッチを触ることになります。手洗いをしていない状態でスイッチを触るのは嫌だという敏感派には人感センサーライトだとストレスが軽減できます。

階段や廊下

一番多いのが、「夜中にトイレに行く時にスイッチを探さなくていいから便利」という意見。暗闇で手探り状態になるのは危険も伴います。その点、人感センサーライトなら心配ないですね。階段や廊下はあまり頻繁には使わないので、電気を点けっぱなしにせず人感センサーライトにすると電気代の節約にもなります。

つけなきゃよかった…後悔した場所

トイレ

トイレも自動で照明が点いたり消えたりしたら、さぞや便利になるだろうと思いきや、一番ネガティブな意見を聞く場所がトイレ。「トイレで座っている時に電気が消えてしまうのがストレス」なのだとか。手を動かすなどちょっとした動作でまた点灯するのですが、何より照明が消える事にビックリするとのこと。特に夜中は勝手に照明が消えたら、恐さも感じますよね…。

廊下

便利だという満足の声もあるけれど、不満もあるのが廊下。「夜中にトイレに行くとき、廊下がパッと明るくなると目が冴えてしまって眠れなくなる」という意見。確かにそれは困りますね。

ペットがよく通る場所

もちろん、人だけでなくペットも動けば人感センサーが反応します。例えば廊下やホールなどペットの通り道になっている場所に人感センサーがあると、誰も通っていないのに照明がつくこともありビックリしてしまうという意見もあります。

外回り(ポーチなど)

こちらも便利だという声もたくさんありましたが、不満もあります。というのも、風が強い時や悪天候時などは人が通っていないのに照明が点いたり消えたりを繰り返してしまうことがあるのだとか。点灯するたびに気になってしまってストレスを感じるとのことです。

人感センサーライトは後付けも可能

人感センサーライトは、暗闇の中で手探りする必要がない、消し忘れがないので光熱費の節約になる、防犯上も役立つなどのメリットが挙げられる一方で、照明が突然点いたり消えたりすることに反応してしまうデメリットもあります。これから家を建てる方は、これらのメリットデメリットをふまえたうえで取り入れる場所を検討しましょう。

また、人感センサーライトはホームセンターなどでも購入することができるので後付けでも大丈夫!今回の失敗談に少しでも共感された方は、新築時に内蔵するのではなく、後付けで試してみるのもいいかもしれません。


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筆者

著者

住宅ライター/プロインタビュアー 大内 夏実

株式会社リクルートで情報誌のイロハを学び、独立。不動産・住宅系ライターとして経験を積む。大手ハウスメーカーから小さな街の工務店までさまざまな建築会社の注文住宅施工例やモデルハウスなどを取材し、また実際に購入した方、家を建てた方のインタビューも多数実施。年間100軒ほどの取材に基づいた知識と経験から多くの建築会社の広告戦略なども手掛けている。

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