DIY

公開日2024.02.22

【DIY塗装】木材をアンティーク風に仕上げるテクニック

DIYで人気のアンティーク塗装。DIY愛好家の間では有名なターナー色彩の「ミルクペイント」には、アンティークに仕上げるための塗料があります。初心者でも上手く仕上げるテクニックとポイントを、ターナー色彩の長谷川さんに教えていただきました。

ミルクペイントとは

森永乳業のミルク原料とした天然由来で安心安全の塗料。クリーミーな質感で、伸びやすく塗りやすく、水性塗料なので嫌なニオイはほとんどしません。ホームセンターでも購入でき、sumicaでも度々登場するDIY愛好家に人気の塗料です。

ミルクペイント エイジング塗装シリーズ

ターナー色彩では、アンティーク風に仕上げることに特化した塗料「ミルクペイント エイジング塗装シリーズ」も開発。多くの方にエイジング塗装を体験していただきたいとワークショップも定期的に開催されています。

ミルクペイント エイジング塗装シリーズに以下のような塗料があります。

アンティークメディウム

ブラウンの塗料で汚しをつけて年代物の雰囲気に

クラッキングメディウム

ひび割れを起こすことで長年使いこんだ風合いに

ダストメディウム

白く汚しをつけることでホコリがかぶったような雰囲気に

プラスターメディウム

漆喰のような質感でさまざまなテクスチャーを表現

ラストメディウム

金属のサビを表現して古びた雰囲気に

今回は、アンティークメディウムとクラッキングメディウムを使ったエイジング塗装のテクニックを教えていただきました。

【1】味のある年代物に!汚しをつけるテクニック

まずは、ミルクペイント アンティークメディウムを使って「汚し」をつけることで年代物に見せる基本的なテクニックから。簡単にできる方法ですが、汚しをつける場所にコツがあるんです!

使用した塗料はこちらの2つ。

・ミルクペイント スノーホワイト

・ミルクペイント アンティークメディウム

アンティークメディウムは濃い茶色のとろみのある塗料。薄く擦り付けることで味のある年代物の風合いが出すことができます。アンティークメディウムは、淡いカラーを合わせることでより風合いが増すため、ベースカラーに「スノーホワイト」のカラーを選びました。このベースカラーの色選びもポイントです。

木材(木箱)にベースカラーのスノーホワイトを刷毛で塗布します。ムラができても2度塗りすることでキレイに仕上がります。
※ミルクペイントは使用前によく振ってから使用します。

刷毛にアンティークメディウムを含ませ、タオルで刷毛についた塗料を取り除きます。塗料の量が多いと擦れたイメージが出せないため、このタオルで取り除く作業が大切です。もったいないと思わずしっかり取り除きましょう。また、使用する刷毛は毛先が整っていない刷毛の方が擦れたイメージが表現できます。

アンティークメディウムを塗布して汚しをつけていきます。ポイントは、長く使っていると擦れそうな場所に塗布すること。実際のアンティーク品は角や縁が擦れていますので面の角や縁を中心に、「ここも擦れそうかな」と想像しながら木箱の溝などにもつけていきます。

かすれるように塗ることで、よりアンティークの風合いに近づきました。

アンティークメディウム 塗装ポイント

  • ・少量だけかすれたように塗布する
  • ・使い古した感を出すために擦れやすい場所(木材の角や縁)を中心に塗布
  • ・毛先が整っていない刷毛のほうが自然な風合いが出しやすい

【2】長年使い込んだ風合いに!ひび割れテクニック

ミルクペイント クラッキングメディウムを使い、木材の表面がひび割れを起こして古びた風合いに仕上げます。自然なひび割れにするために塗り方にポイントがあります。

使用した塗料はこちらの3つ。

・ミルクペイント クロコダイルグリーン

・ミルクペイント ピスタチオグリーン

・ミルクペイント クラッキングメディウム

クラッキングメディウムは半透明の塗料。塗布した後にミルクペイントを重ねるとひび割れを起こします。自然なひび割れに見せるために、濃淡が異なる同系色の2色を用意します。今回は、クロコダイルグリーン(濃い色)とピスタチオグリーン(淡い色)を選びました。

まずは、ベースとなる濃い色のクロコダイルグリーンを刷毛で塗布します。乾いたら2度塗りします。

ベースカラーの上にクラッキングメディウムを塗布します。こちらを塗布することで、次に塗るカラーがひび割れを起こします。半分ほど乾いてから上に重ねるカラーを塗布します。触ってみて少しベタッとするくらいが目安。

ピスタチオグリーンの淡いカラーを塗布します。ここで大切なことは、上に重ねるカラーは一度塗りで終わらせること。何度も刷毛を動かして塗りたくなりますが、クラッキングメディウムの効果を出すために、刷毛にたっぷりと塗料を含ませて休むことなく端から端まで塗り切りましょう。また、塗料がかすれてしまうとひび割れが起こりにくいため、ゆっくりと丁寧に一度塗りします。

しばらくすると、ピスタチオグリーンがひび割れを起こし始めます(写真上)。ひび割れの隙間からベースの濃い色が見えることで、アンティークの風合いが出てきます。

クラッキングメディウム 塗装ポイント

  • ・乾かしすぎない(ベタッとする程度)
  • ・上に重ねるカラーはゆっくりと一度塗り

教えていただいたのは

ターナー色彩株式会社 アート事業部
長谷川 湧希さん
DIY塗料「ミルクペイント」を製造。他にもDIYに使用する塗料を開発・販売。

長谷川さんには、アイアンペイントで金属風に仕上げる塗装テクニックもレクチャーいただいています。

【DIY塗装】アイアンペイントで重厚感ある金属風に仕上げるテクニック

最後に

ひび割れを起こすクラッキングメディウムは、上に重ねる塗料を一度塗りで塗布しないといけないので乾くまでは上手くできたか不安になりますが、徐々にひび割れていく現象には驚きと感動がありました。
このエイジング塗装加工シリーズはポイントをおさえれば、初心者でも木材を簡単にアンティーク風に仕上げることができます。今回のような木箱などの雑貨を置いて、お部屋に味のある風合いを出せたらいいですね。

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協力

ターナー色彩株式会社

大阪府大阪市淀川区三津屋北2丁目15-7
1946年創業、水彩絵具やアクリル絵の具に加えてDIYに欠かせないリフォーム用インテリアペイントなどを製造販売。ターナーのDIY商品を通して、ペイントの魅力も発信しています。詳しい商品情報やHowTo、ワークショップ情報など最新情報はこちらをチェック。

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