インテリア

2021.5.26

​インテリアのプロが教える、長く使えるダイニングテーブルの選び方

​​インテリアのプロが教える、長く使えるダイニングテーブルの選び方

ダイニングスペースは、おうちの印象を左右する重要なスペース。家族での食事や来客時など、過ごす時間が長く、使用頻度も高くなります。その中でも家具として大きな面積を占めるダイニングテーブルは、失敗することなく、長く愛用できるものを選びたいですよね。今回は、インテリアコーディネーターの久保さんに、購入する際に大切な、選び方のポイントを教えていただきました。

インテリアのプロが教える、長く使えるダイニングテーブルの選び方

1. テーブルのサイズを決める

まずは、最適なダイニングテーブルのサイズを決めましょう。サイズは家族の人数やLDKの広さを基準に考えます。

家族の人数で考える

■2人暮らし

2人掛けのダイニングテーブルは75cm角前後のものが多いですが、食事だけではなく、PC作業などでも使いたい場合は90cm以上がよいでしょう。必要な時だけ大きくできるエクステンション式のテーブルにする方法もありますが、今後、人数が増える可能性があれば、思い切って4人掛けのテーブルを選ぶ方が長く使えるのでおすすめです。

■家族が3~4人

3〜4人であれば、4人掛けテーブルがおすすめ。一番小さい4人掛けテーブルの幅は120cmですが、少しコンパクトなので、最低でも幅135cmは欲しいところです。スペースに余裕があれば、幅150cmぐらいある方がゆとりがあっておすすめです。

■家族が4人以上

ダイニングのスペースに余裕があれば、 6人掛けテーブルである幅180㎝のテーブルがゆとりがありおすすめです。cmのテーブルがゆとりがありおすすめです。スペース的に厳しければ、幅150cmサイズの短辺に座ることもできます。お部屋の広さ、食事以外での使い方や来客の頻度などを考慮して選びましょう。

LDKの広さで考える

LDKの動線によって異なりますので、一般的なアドバイスになります。

8畳(LDK)

8畳のLDKはかなりコンパクトなので、一般的には75cm角程度の二人掛けテーブルを置くことになると思いますが、空間をゆったりと使いたい場合は、ソファとダイニングを兼ねた 「ソファダイニング」にするのもおすすめ。

10~12畳(LDK)

10畳であれば、コンパクトな4人掛けサイズ(幅120cm)、12畳あれば150cm幅の4人掛けテーブルを置くことができます。

12畳(LDK)

間取りによっては6人掛けテーブルも置ける広さです。さらにダイニングとリビングをシェルフ等でゆるやかに仕切り、空間のメリハリをつけてもいいですね。

2.テーブルの色と素材を決める

床・内装の色で考える

サイズは決まったら次は色と素材。最近では、木材だけでなく、さまざまな素材・色のダイニングテーブルが販売されています。お住まいの床や内装の色に合うポイントを押さえておきましょう。

■床がダークブラウンなど全体的に濃い色

一般的には床色と合わせた濃い色目のテーブルを合わせる方が多いかもしれませんが、オーク素材などのナチュラルカラーのテーブルも意外に合いますので、ナチュラルな印象にしたい場合やお部屋に明るさが欲しい時はおすすめです。モダンなイメージやエレガントな雰囲気にしたい場合は、ホワイトのテーブルをセレクトするといいですよ。

■床がナチュラルブラウンなど全体的に中間色

ナチュラルなインテリアが好きであれば、床の近似色であるナチュラルカラーのテーブルがおすすめ。ナチュラルカラーといっても樹種によっても木目の出方が違い、印象も変わります。大人っぽくカッコいい感じにしたい場合は、ウォールナットなど濃いめのブラウンのテーブルで引き締めるといいですよ。

■床が白に近い色、全体的に白に近い色

床色が白に近い場合、もちろん白のテーブルでもいいですが、その場合はチェアをグレーやブラウンなどの濃い色にすると、白っぽい空間が引き締まります。白の床は、ナチュラルカラーやグレー、ダークブラウンなど、どんな色でも比較的合わせやすいので、作りたいイメージに合わせて選びましょう。

理想のインテリアテイストで考える

色や素材を選ぶ際、お好きなインテリアのテイストももちろん重要です。ダイニングテーブルから作りたいイメージに近づけることもできます。ここでは事例として、最近人気のインテリアテイストを3つピックアップしてご紹介します。

■モダンなイメージ

都会的でモダンなイメージにしたい場合は、床色とテーブルの組み合わせを濃い色(ダークブラウン)+ホワイトなど、メリハリの効いた組み合わせにするのがポイント。また、ガラス素材の天板や、テーブルの脚が光沢感のある金属(クロームメッキなど)のテーブルもモダンなイメージがアップします。モダンイメージのキーワードは「モノトーン」「ガラス」「光沢」。

■北欧インテリア(ナチュラル)

洗練されたデザインと自然素材の温かみが大人気の北欧インテリアですが、色や素材の組み合わせ方で、ナチュラル寄りか、モダン寄りか、好みに合わせてイメージを作ることができます。ナチュラル色が強めの北欧インテリアにしたい場合のテーブルカラーは、やはりナチュラル色がおすすめ。チェアも、木の質感を生かした素材にすると、温かみのあるインテリアになります。

■北欧インテリア(モダン)

シンプルだけど、モダンな要素強めの北欧インテリアにしたい場合は、ナチュラルカラーのテーブルに、ホワイトもしくはブラックのチェアを組み合わせるといいです(モノトーン=モダンの法則)。テーブルの脚でブラックを加えても引き締まります。

長く使えるダイニングテーブル選びのポイント

できるだけシンプルなものを選びましょう

インテリアのテイストは色々ありますが、ダイニングテーブルは部屋の中でも大きな面積を占め、インテリアのベースとなるものなので、できるだけシンプルなデザインのものを選ぶことがおすすめです。その理由は、大きな家具はシンプルなものを選び、チェアなど小さな家具で作りたいインテリアのテイストをプラスすると、洗練されたインテリアになるからです。

ダイニングチェアと照明にこだわってみる

ついついテーブルとセットになったチェアを選びがちですが、それだと無難なインテリアに落ち着いてしまいます。チェアはあえて、素材やデザイン・カラーなど、作りたいインテリアテイストに合うものをこだわって選ぶことが、おしゃれなインテリアの必須ポイントでもあります。

ダイニングの照明も、チェアと同じ考え方が当てはまります。天井に張り付いた無難なシーリングではなく、インテリアテイストに合ったペンダントにすることによって、さらにインテリアのおしゃれ度がアップしますよ。

最後に

長く使えるダイニングテーブルを選ぶ際の大切なポイントは、テーブルだけを単品で考えるのではなく、チェアや照明などのまわりのアイテムとのコーディネートが楽しめるか、ということです。チェアと照明を一気に揃えることは難しいかもしれませんが、少しずつでも自分のこだわりのものを取り入れていくことで、自分らしく、楽しい時間が過ごせるダイニングスペースになっていくと思います。

アドバイザー

inspi++
二級建築士/ インテリアコーディネーター
久保貴美

ハウスメーカーでの設計アシスタント、マンションの専属インテリアコーディネーター、不動産会社を経て、2009年フリーランスとなる。個人邸やモデルルームのコーディネート、店舗の装飾&ディスプレイなど、空間づくりに関わるあらゆる分野で活動中。

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