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2024.01.26

ストレスが解消!洗面所と脱衣所を分ける間取りの大きなメリット

年間約100軒取材する住宅ライターが「これは便利!」と感心した間取りをご紹介します。

今、お住まいの家の洗面所はおそらく、洗面所と脱衣所が一緒になった洗面脱衣所ではないでしょうか? しかし、最近は洗面所と脱衣所を分離させる間取りを希望される方が増加中。なぜなら、洗面所と脱衣所を分けることで劇的に暮らしが変わる、メリットがたくさんあるからです。それでは、そのメリットについて見ていきましょう。

洗面所と脱衣所を分ける間取りの大きなメリット

洗面所と脱衣所を分ける間取りとは?

洗面所と脱衣所を分ける間取りとは、文字通り、洗面所と脱衣所を独立させた間取りのことです。洗面所→脱衣所→浴室と続き、それぞれが扉などで仕切られています。脱衣所に洗濯機を置き、タオルや下着を収納できるスペースも造る方も多くみられます。

▲ 浴室の前に脱衣所、手前が洗面所。脱衣所や洗面所には湿気に強い国産のスギを使用

洗面所と脱衣所を分けるメリット

家族に気兼ねなく洗面所が使える

例えば、年頃の子どもがお風呂に入っていて、お父さんは歯を磨きたいのだけれど、子どもが出てくるまで洗面所に入れない…なんてシチュエーションを回避するのがこの間取りです。脱衣所があれば、家族がお風呂に入っていても気兼ねなく洗面所を使うことができます。同様にお風呂にも気兼ねなく入ることもできるので「夏の朝、娘が洗面所で身支度をしていても気兼ねなくシャワーを浴びる事ができるようになった」というような声は良く聞きます。

▲ 洗面所と脱衣所をハイドアで仕切る事も可能

来客時に慌てなくて済む

まず手を洗わせてほしい、というお客様が多くなりましたよね。また、まず手を洗ってほしいと思う方も多いでしょう。そんな時、洗面所と脱衣所が一緒なら洗濯物を隠したいところですが、洗面所と脱衣所が分離されていれば、脱いだ衣類はお客様から見えないので、いつでも気兼ねなく洗面所を利用してもらう事が出来ます。

湿気が洗面所にこもらない

お風呂から出た瞬間、洗面所が湿気いっぱいになって鏡は曇り、干していたタオルはなかなか乾かない…。そんなストレスも脱衣所と分離していたら解消されます。お風呂から脱衣所を挟むと、思っているよりずっと湿気は洗面所に広がりません。洗面所で室内干しをしている、という方ならもっとメリットを感じるでしょう。

デメリットはある?

実際にこの間取りで家を建てた方に話を聞くと「分けて良かった」と答える方がほとんどで、後悔しているという方の声は聞いたことがないほどです。
デメリットとして挙げるのなら、面積が必要になるのでその分部屋が狭くなることです。 脱衣所は狭くても1.5畳くらいは必要になります。当然、その分の面積はどこからか削らなくてはいけないので、結果としてリビングが狭くなったり、パントリーをつくりたかったけれどあきらめたりなど、どこかを妥協しなければいけなくなる可能性があります。設計士や工務店によってはそこをうまく調整し、希望とおりに叶えてくれる場合がありますので、建築する会社とよく相談しましょう。

こうすれば、もっと便利に!

脱衣所に収納をつくり、洗濯機を置く

脱衣所に収納スペースをつくり、下着類やタオル類が収納できれば、準備せずにお風呂に入れるのでとってもラク。脱衣所に洗濯機を設置すれば、脱いだものは洗濯機に放り込めばいいので洗濯の手間も省けます。
お風呂に入るまでの着替えの下着を2階の部屋から持ってきて、脱いだ洗濯物は離れた洗濯機に入れて…という「メンドクサイ」が解消されますよ。

▲ 施工例左:洗面所→脱衣所(ランドリールーム)→浴室と続く
施工例右:脱衣所(ランドリールーム)から見ると玄関収納まで一直線で動線がスムーズ

洗面所と脱衣所を分ける間取りのメリット まとめ

脱衣所が分離されていると洗面所を気兼ねなく使えるという点で、毎日のプチストレスが解消され快適に暮らせると感じます。特に、洗面所で着替えている時に家族と鉢合わせすると、とっても気まずいですし、そんな経験をしている方も多いのではないでしょうか。筆者は何度もあります! 過去に脱衣所と洗面所をロールスクリーンで仕切っていたおウチを取材させていただいたことがあり、簡易的ではありますがコストがかからない便利なアイデアだなと感心しました。
また、洗面室がごちゃごちゃせず、スッキリ使えて片づけやすいのもいいですね。脱衣室を独立させる間取り、ぜひおすすめです!


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筆者

著者

住宅ライター/プロインタビュアー 大内 夏実

株式会社リクルートで情報誌のイロハを学び、独立。不動産・住宅系ライターとして経験を積む。大手ハウスメーカーから小さな街の工務店までさまざまな建築会社の注文住宅施工例やモデルハウスなどを取材し、また実際に購入した方、家を建てた方のインタビューも多数実施。年間100軒ほどの取材に基づいた知識と経験から多くの建築会社の広告戦略なども手掛けている。

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