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公開日2024.05.30

今ではマスト!新築時につけたい住宅設備3選|2024年版

年間約100軒取材する住宅ライターが家を建てた人にインタビューして聞いた、新築で取り入れてよかった設備をまとめました。家を建てる際に予算に限りがある中でも優先度の高い、満足度が高かった設備を3つご紹介します。ぜひ、家づくりの参考にしてください。

「つけてよかった、今はマストな住宅設備」を大公開!

予算内で抑えるためには、ジャッジが大切

家を建てる際に頭を悩ますのが、予算です。潤沢な予算があれば、便利な設備や機能はアレもコレも取り入れられますが、そんなことをしていては予算オーバーになってしまいます。
しかし、いる・いらないのジャッジを間違えると、暮らしてから後悔することも…。
このジャッジでお悩みの方に、家を建てた人に聞いた、つけてよかったマストな住宅設備3つをご紹介します!

マストな住宅設備【1】玄関脇の手洗いカウンター

ウイルス対策にもはや必須?玄関脇にある手洗いカウンター
家に帰ったらまず、手洗いうがい。それはずっと言われてきたことですが、コロナ禍を経て言われなくてもする行為になりました。その際に便利なのが玄関脇の手洗いカウンター。帰宅して家の中のどこも触らず、まず手を洗うことができるので、とっても衛生的。
ここまでなら、「洗面所を玄関の近くにしたらいいじゃない?」という話になりますが、この玄関脇の手洗いカウンターがおすすめの理由は2つあります。

理由1:来客時に気を使わなくていい

洗面所で手を洗うとなると、お客様はプライベートな部分に入ってもいいかなと気を使いますし、実際にお客様を生活感あふれる洗面室に通すのを嫌がる人もいます。手洗いをしたいお客様と、手洗いをしてもらいたい住人のどちらも気兼ねなく手を洗うことができます。

理由2:デザインのアクセントになる

基本、手を洗いうがいをする目的のみなので、デザインに凝ることができます。例えばタイルをあしらったり、ボウルを陶器のものにしたり。遊び心をプラスでき、センスアップした空間になります。

洗面台周りで使われるタイルの種類とおすすめ3選(名古屋モザイク工業)

マストな住宅設備【2】床暖房

時間はかかるが、ふんわり温かくなる床暖房
寒い冬の足元の冷え、女性は特に感じるのではないでしょうか。エアコンなどの温かい空気は上にのぼるので、足元はなかなか温まらないのです。もこもこのスリッパに厚手の靴下で乗り切るという方もいらっしゃいますが、そこはやはり床暖房でしょう。
単純に足元を温めるという事だけでなく、おすすめする理由があります。

理由:実は、部屋全体が温かくなる

床暖房は床から熱を発し、その熱が壁や天井などにふく射して部屋全体が温まります。特に最近は気密・断熱性の基準が上がり性能が高くなっているので、少しのエネルギーで家全体が温まり、キープする力も強くなっています。朝イチなど部屋が冷え切っている時はヒーターやエアコンと併用して、しばらく経てば床暖房だけで十分、という声もよく聞きます。エアコンの風が苦手、と言いう方には特に床暖房は満足度が高いですよ。

マストな住宅設備【3】2階のトイレ

使わないと思われがち?
あればいざという時に安心。2階トイレ

2階のトイレも定番化している設備のひとつですが、予算削減のために削る方もいらっしゃいます。「マンションなら1つだから、一戸建てでも1つでいいでしょ?」という考え方で1つにしたという声もよく聞きます。ですが、やはり朝は取り合いになることも。待っている人がいるし、早くでなきゃと思うと落ち着かない…。行きたいときにトイレに行ける幸せもあります。という理由の他にも、2階のトイレには2つおすすめの理由があります。

理由1:ウイルス対策として便利

例えばコロナやノロなど感染しやすいウイルス性の病気の時、トイレが2つあれば一度使うごとに除菌・掃除しなくても使い分けで対策することができます。いざという時にとても助かります。

理由2:シニアになっても安心

2階建ての場合、ほとんどの方が寝室は2階にあるという間取りだと思いますが、年をとった時のことを考えてみましょう。夜中に目覚め、階段を踏み外しケガがした、階段を上ったり下りたりしている間に目が覚めて眠れなくなってしまったなどのマイナス面があります。その点、寝室に近い2階のトイレがあればシニアになっても安心な生活ができます。

新築時につけたい住宅設備 まとめ

家を建てるならぜひ取り入れてほしい設備として、「玄関脇の手洗いカウンター」「床暖房」「2階のトイレ」をご紹介しましたが、この3つは後からリフォームして取り入れようすると大掛かりになり、費用がかさむ設備でもあります。
予算にこだわって削ったけれど、生活が不便で後悔…となるのだけは避けたいところ。家族みんなが満足する家づくりのためにも、参考にしてじっくり考えてみてくださいね。


新築入居後「しまった…!」にならないために

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筆者

著者

住宅ライター/プロインタビュアー 大内 夏実

株式会社リクルートで情報誌のイロハを学び、独立。不動産・住宅系ライターとして経験を積む。大手ハウスメーカーから小さな街の工務店までさまざまな建築会社の注文住宅施工例やモデルハウスなどを取材し、また実際に購入した方、家を建てた方のインタビューも多数実施。年間100軒ほどの取材に基づいた知識と経験から多くの建築会社の広告戦略なども手掛けている。

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