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公開日2023.09.11

新築住宅の「床下収納」は必要?活用法といる派・いらなかった派の意見

年間約100軒取材する住宅ライターが家を建てた人にインタビューして聞いた、床下収納についての意見をまとめました。

「収納スペースはできるだけ多い方がいい!」ととりあえず床下収納をつくろうとしていませんか?でもちょっと待って!
その床下収納には何を収納するか考えていますか?

床下収納には収納するものに向き・不向きがあります。また家づくりをした方へのインタビューでは結局、使わない…という後悔の声を聞く事も。床下収納の場所や収納するモノを含めてメリットやデメリットを理解し、我が家に床下収納がいるのか、いらないのかを検討してみましょう。

床下収納の活用法

床下はデッドスペース。活用しなきゃもったいない?

そもそも床下はなぜ収納スペースにできるのでしょうか? 実は、床下はほぼデッドスペースだからです。建築基準法では地面から床下までは45cm以上確保しなければいけないと定められています。つまり、床下から最低でも45cmは空いている状態。しかし、床下には湿気問題、害虫問題など様々な問題があるので、一部を床下収納にする活用法しかないというのが実際のところです。

床下収納はどこにつくるのがベスト?

床下収納はキッチンにある、と思い込んでいませんか?
前出の通り床下はほぼデッドスペースなので、つくろうと思えばどこにでもつくれます。しかし、床下を点検するための点検口と考えると、水回り近くがやはりベスト。キッチン、もしくは洗面室に床下収納をつくる場合が多いです。見た目や使い勝手の問題もあるので、パントリーの中やリビング収納の中につくるという方法もあります。

床下に収納していいもの・ダメなもの

床下収納は湿気の影響を受けやすく、カビが発生しやすいモノの収納は不向きです。また、出し入れしづらいので重いモノやよく使うモノは避けましょう。逆に普段あまり使わないモノの収納や防災用の備蓄倉庫として活用すると便利です。

●床下収納にこんなものを収納したら便利!

・レトルト食品や缶詰など消費期限が長く、湿気の影響をうけないもの
・ペットボトル飲料や調味料などのストック用品
・あまり使わない調理器具や食器(かき氷機や重箱など)
・洗剤などのストック用品

●床下収納には不向きなモノ

・重いもの(出し入れしづらい)
・日常的によく使うもの(出し入れがメンドウ)
・湿気の影響をうけやすいもの(衣類や布団類、お米やお餅などカビが発生しやすいもの)

いる派・いらなかった派の意見

家を建てた人にインタビューして聞いた、床下収納についての意見をまとめました。

こんなメリットがあるから絶対必要!
「必要だった派」の意見

収納スペースとして大活躍!

いる派の最大の意見はもちろんですが「収納スペースとして便利」です。
ひと昔前は床下収納と言えば果実酒や梅干しなどの保存場所として利用していた方が多数派。もちろん、今でも季節のフルーツを漬けた果実酒やシロップなどの保存場所として活用されている方も。ですが、最近は「防災用の水や食料、ウェットシートなどの保存場所」にしている方がとても多いです。

床下点検口として活用

また、いる派の意見としては「いざという時に床下を点検できるので便利」という点。床下収納は収納部分を取り外す事ができ、床下をチェックする事が可能です。シロアリやネズミなど害虫・害獣、カビなどの腐食や水漏れなど床下にはトラブルが発生する事も。あれ?おかしいな?と思った時にとりあえず床下を確認することができれば、安心ですね。

こんなデメリットも
「いらなかった派」の意見

出し入れが大変!結局使わなくなる…

床下収納に収納するには扉の開け閉めが必要不可欠。また、案外深いので、下の方のモノを取り出す際には膝をついて持ち上げなければいけません。頻繁に開け閉めするのはしんどい、モノを取り出す際に膝や腰に負担がかかるなど、出し入れしづらい事が一番のネックとなり「結局、メンドクサイとなって使わなくなる」という事がいらない派の最も多い意見です。

あまり使わないのにお掃除が大変…

「久しぶりに床下収納を開けたらホコリがいっぱい…」「入れたものを忘れていてカビが発生していた…」などの問題は床下収納によくある話。そこで、掃除をしようと思うと、床下収納の中のものを全て取り出して底面を拭かなければなりません。 また、扉の細い溝にゴミが詰まる事もあります。あまり活用していないのに掃除は大変となると、いらないと思うのも無理はないかもしれません。

床下収納いる?いらない?
まとめ

デッドスペースを活かした床下収納は活用次第でとっても便利です。ですが、キッチンにはパントリー、洗面室にもクローゼットを設計するなど、収納スペースを多めに設計する方が多いので、わざわざ出し入れが不便な床下収納をつくらなくても収納場所に困らない、という方も多くいらっしゃいます。
また、床下点検口があれば、後付けで収納をつくることも簡単です。「やっぱり欲しかった!」「全然使わない…」など後悔する前に、床下収納いる派・いらない派の意見をぜひ参考にしてください!

新築入居後「しまった…!」にならないために

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筆者

著者

住宅ライター/プロインタビュアー 大内 夏実

株式会社リクルートで情報誌のイロハを学び、独立。不動産・住宅系ライターとして経験を積む。大手ハウスメーカーから小さな街の工務店までさまざまな建築会社の注文住宅施工例やモデルハウスなどを取材し、また実際に購入した方、家を建てた方のインタビューも多数実施。年間100軒ほどの取材に基づいた知識と経験から多くの建築会社の広告戦略なども手掛けている。

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