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インテリア

公開日2026.02.27

光をラインで取り入れる、テープライトの種類と使い方|ニトリ・ダイソー

間接照明をお部屋に取り入れたい、けれど場所に限りはあるし…。そんな方におすすめなのが「テープライト」です。今回はテープライトのしくみや種類、そしてお部屋に実際に取り入れたイメージを紹介していきたいと思います。

空間に穏やかな光を灯す「ライン照明」が今、人気

「ライン照明」とは、その名の通り直線形状の照明のこと。照明を「点」ではなく「線」で光らせることで、広い空間でも均一に照らすことができます。住まいの場合は、壁面や天井へ埋め込んだり、鏡やテレビなどの周囲を囲んだりなど、さまざまな場所・方法で取り入れることができます。

手軽にライン照明を取り入れるなら、「テープライト」がおすすめ

ライン照明をお家に取り入れるなら、工務店などに依頼して設置工事を行うのがベストです。ですが、賃貸やマンション住まいの場合は現実的ではありませんよね?

そこでおすすめなのが、今回ご紹介する「テープライト」。線状の照明を自宅の壁や棚に取り付けるだけで、お手軽にライン照明を設置することができます。

「テープライト」のしくみと特徴

まずはテープライトとはどんなものか、簡単にご説明します。

1.チップで構成される、帯状のライト

テープライト本体には、小さな黄色い四角のチップが配列されています。これが、テープライトの光源「LEDチップ」と呼ばれるものです。帯状の基盤にこれらLEDチップと、電流を適切に調整するための抵抗チップが並んでいるのが、テープライトの基本構造です。

2.棚などに貼りつけられる

薄くペラっとしたつくりのテープライトは、貼り付けできるという特徴を持っています。本体の裏面に両面粘着テープが付いている製品も多く、棚などの家具や接着可能な壁面などに固定できます。

3.好きな長さにカットできる

テープライトは好みの長さに合わせてカットできるという特性も。「切ったら壊れちゃうのでは…?」と思ってしまうのですが、適切な方法であれば問題なく点灯します。

そもそもテープライトは、端から端までが一本の回路でつながっているわけではありません。LEDチップ2~3個と抵抗チップ1つで小さなユニットをつくり、それぞれ独自の回路を持っています。つまり不要な部分を切り取っても、残りの回路には影響が起きない仕組みなのです。

カットする位置に注意!
ただし、「どこで切ってもOK」というわけではありません。適切ではない箇所でカットしてしまうと、回路が切れて点灯しなくなったり、ショートを起こしたりする場合があります。基盤には所々にハサミのマークなど、カットの位置を示す目印があります。テープライトを切断する際は、電源が接続されていないことを確認のうえ、必ず目印の位置で切るようにしましょう。

カットした断面

こちらはハサミでカットしたテープライト本体の断面。刃もすっと入り、気持ちよくカットできました。正しい位置でカットすれば、LEDなどのパーツがむき出しになるといった不安なことにはなりません。

テープライトの種類と選ぶポイント|3メーカーの製品で違いを比較

「テープライト」と一口に言っても、その仕様は製品によってさまざまです。ネットで検索していても、何がどう違うのかを見比べるのが難しく感じます。今回は、エジソンバルブ・ダイソー・ニトリの3メーカーの製品を用意し、仕様の違いを比較。選ぶ基準やポイントをまとめました。

1.エジソンバルブ「ルーシス」

「エジソンバルブLED」などのオリジナル製品を手掛けるDMA社製
・長さ:3m
・発光タイプ:リニア発光
・両面粘着テープはなし(別途購入が必要)
・1mあたりのLEDチップ数:608個
・電源:ACアダプタ
・明度・色温度の調光機能を持つ無線リモコン付き(単3電池×2本が別途必要)
・価格:7,700円

2.ダイソー「テープライト」(60LEDs、ウォームホワイト)

・長さ:2m
・発光タイプ:点状発光
・両面粘着テープ付き
・1mあたりのLEDチップ数:30個
・電源:USB接続(USBアダプタが別途必要)
・価格:550円

3.ニトリ「人感センサーテープライト」

・長さ:1m
・発光タイプ:点状発光
・両面粘着テープ付き
・1mあたりのLEDチップ数:30個
・電源:乾電池式(単4電池×4本が別途必要)
・人感センサー付き、オート・マニュアル選択可能
・価格:1,290円

取り付ける場所や用途によって、以下の5つのポイントから選びましょう。

選ぶポイント1.電源供給の違い

ACアダプタ・USB・乾電池式

ACアダプタ(エジソンバルブ)

  • テープライトの電源供給方法として、もっとも一般的なACアダプタです。専用アダプタがセットになっていることが多く、長時間点灯に適しています。

USBタイプ(ダイソー)

  • 別途用意するUSBアダプタやPC、モバイルバッテリーなどから給電して使用します。

乾電池式(ニトリ)

  • 乾電池式は人感センサー機能が付いているタイプが多いです。

選ぶポイント2.点灯方法の違い

リモコン・接続と同時・人感センサー

▲ エジソンバルブのリモコン

リモコンで点灯(エジソンバルブ)

色温度や明度を変えられる「調光機能」付きのものが多いリモコン(乾電池が別途必要)。赤外線が届く範囲内であれば、離れた場所からでも操作できます。ボタンがたくさん並んだいわゆる“リモコン”という形のものが多いですが、インテリアになじむデザイン性にこだわった製品も。

接続と同時に点灯(ダイソー)

コンセントやUSBアダプタ(別途必要)を接続した瞬間に点灯するスイッチレスタイプ。難しい操作が必要ない一方で、調光などの細かい設定ができないのが難点です。

▲ ニトリの人感センサー

人感センサーで点灯(ニトリ)

付属センサーが人を検知し、自動点灯するタイプ(乾電池が別途必要)。クローゼットなど、扉の開閉に合わせて点灯させたい場合におすすめ。人以外の熱源、例えばペットや空調暖房の温風にも反応してしまうことがあり、設置場所には工夫が必要です。

テープライトを点灯させる方法はこの3つが主流です。調光・自動点灯など、求める機能によって点灯方法が異なります。そのほか、本体コードについたスイッチや、スマートフォンの専用アプリなどで操作するものも。求める機能性や設置環境によって選ぶのがよさそうです。

選ぶポイント3.外観と曲げやすさ

「シリコン型」か、「テープ型」か

▲ 写真左:シリコン型(エジソンバルブ)、写真中央:テープ型(ダイソー)、写真右:テープ型(ニトリ)

シリコン型(エジソンバルブ)

  • エジソンバルブのルーシスは乳白色のシリコンチューブに覆われ、基盤の中身は外からはまったく見えません。シリコンタイプは横曲げに強く、自由に曲線を描ける強みがあります。一方で重さがあり、かつ両面粘着テープが付いていないものが多いため、設置しにくいのが難点です。

テープ型(ダイソー、ニトリ)

  • 薄い透明のポリウレタン樹脂で覆われたテープ型は、LEDチップや抵抗チップなど、基盤の中身が見えている状態です。両面粘着テープ付きのペラっとした薄さが特徴的で、シール感覚で貼り付けできる手軽さがメリットです。横曲げに弱く、無理に力を加えると断線を招くリスクもあるため、直線以外の設置が難しいデメリットがあります。

選ぶポイント3.光り方の違い

「リニア発光」か、「点状発光」か

▲ 写真左:リニア発光(エジソンバルブ)、写真中央:点状発光(ダイソー)、写真右:点状発光(ニトリ)

リニア発光:光が一本の直線系になる(エジソンバルブ)

点状発光:光が一つひとつ粒立って見える(ダイソー、ニトリ)

点灯時の光り方は、大きく「リニア発光」「点状発光」に分けられます。この違いは、基盤を覆うシリコンカバーの有無です。リニア発光の場合はシリコンカバーが光を拡散する働きを持ち、ひと繋ぎの光線を作り出します。

選ぶポイント5.LEDの「数」の違い

光り方は、1mあたりのLED数でも異なる

▲ 写真左:1mあたり608個(エジソンバルブ)、写真中央:1mあたり30個(ダイソー)、写真右:1mあたり30個(ニトリ)

光の見え方の違いは、LEDチップの数でも差がでます。ダイソーとニトリは1mあたり30個、エジソンバルブのルーシスは608個(!)のチップが並べられた製品です。左は右よりもLEDチップの間隔が広くなるため、粒感が目立ちやすくなります。LED数が多いほど、滑らかな線状の光を出すことができますが、同時に放熱性を高める設計が必要なため、高価になる傾向があります。

お部屋の取り付けたい場所によって、これらの5つのポイントから最適な製品を選びましょう。

場所別・テープライトのおすすめの使い方

ここからは、3つのテープライトを実際に取り付けたお部屋のイメージを紹介します。今回設置したのは賃貸の一室。エジソンバルブは「壁」「ベッドフレーム」「ハンガーラック」に、ダイソーは「本棚」に、ニトリは「クローゼット」にそれぞれ設置してみました。

部屋の壁:なにもない壁のアクセントに

エジソンバルブは曲線を描けますが、両面粘着テープが付属していないタイプ。賃貸の壁には釘やビスの使用が難しいため、押しピンを使ってテープライトを固定しました。曲線部分を二つのピンで挟むように支えることで、ぴったりと壁にフィットできています。

▲ (写真左)固定用に使った押しピンは、頭が6㎜のマップピン。目立たないように、透明のものを選びました。(写真右)テープライト本体への挿し込みは安全上NGのため、両サイドから挟み込むようにピンを挿し固定。

押しピンに抵抗がある場合は、ハンガーレールなどにS字フックをかけて吊るしたり、ポスターフレームに添わせたりして飾ることができます。押しピンに比べて線の描き方は制限されますが、お部屋のアクセントとしては十分です。

▲ (写真左)ハンガーレールに無印の「ステンレス横ブレしにくいS字フック」をかけて吊るしています。(右)立てかけたポスターフレームをうまく利用すれば、壁に添わせて配置できます。

ハンガーラック:ぐるぐる巻くだけで簡単

ハンガーラックにはエジソンバルブを緩く2~3周巻いて設置。今回の中でもっとも簡単な取り付け方です。壁にぴったり固定する場合に比べて、光が伝わる範囲が広くなりました。

ベッド:フレームに付けてリラックス効果アップ

ベッドフレームの縁に沿って取り付けたのがこちら。家具の中でも大きなベッド。広範囲に光が広がることで、お部屋全体の雰囲気を大きく変える印象です。床部分にも光が伝わり、じんわり柔らかな光に包まれます。ただし、放熱性には十分に気を付けて設置する必要があります。

本棚:天板に貼ってディスプレイを光で演出

ダイソーのテープライトは、点状の光が直接目に入りにくい本棚の天面に設置しました。位置的に死角となって粒感はあまり感じません。ただ設置した棚の高さが低いこともあり、影が濃く、かつ多重に出てしまう点が気になりました。

PC接続、USBアダプタでは明るく発光しましたが、手持ちのモバイルバッテリーでは微弱な光しか出ない結果に…。説明書にはモバイルバッテリーにも対応と書かれているため、相性があるかもしれません。

クローゼット:開けた時に自動で点灯

ニトリの人感センサー付きテープライトはクローゼット内に設置しました。
こちらもダイソーと同じく点状発光のため、死角になる天面に設置。人感センサーにも接着テープが付いているので、感知しやすい場所に固定してコードを接続します。

設置後は、クローゼットの外側に設置されているダウンライトよりも奥まで光が行きわたり、見渡しやすくなりました。人感センサーは反応しやすい位置を何度か調整しながら設置。適した場所に付ければ、扉を開けたタイミングで自動点灯してくれます。ニトリの人感センサーは、「MAN(マニュアル)モード」に切り替えれば、手動で点灯することも可能です。

実際に取り付けてみて感じたこと

●いまあるお部屋に雰囲気をプラスできる

  • スタンドライトなどの間接照明はデザイン性も高く、オブジェとしての存在感もあります。一方のテープライトはそれ自体に装飾やデザインがなく、光そのものが主役といった印象。今あるお部屋に、おしゃれな雰囲気をプラスさせたい!そんな人おすすめのアイテムだと感じました。

●しっかりしたシリコンチューブタイプは接着が難しい

  • エジソンバルブのルーシスには両面粘着テープがついておらず、公式サイトにも「別途購入の上貼り付けが必要」との記載がありました。ホームセンターで両面粘着テープを探しましたが、シリコンには対応していないものが多く、入手が難しいため、接着のハードルは高いようです。

●本体だけではなく、コードの長さが大事!

  • 今回設置した場所だけで言えば、テープライト本体の長さは3製品いずれも十分に感じられました。見落としがちなのが、本体から電源までの「コードの長さ」です。短いものだと、コンセントの位置によっては設置可能な場所が限られてしまいます。購入の際は「どこにつけるか」「どこからつなげるか」を確認のうえ、コードの長さにも気を配るのがベターです。

●素材上、ゴミが付着しやすい

  • ポリウレタン樹脂・シリコンともに、表面にホコリや塵が付きやすい素材でした。近づかなければ見えない程度ですが、設置する際はなるべくカーペットやベッド、床などに置かず、取り出し後すぐに取り付けることが大事です。

長く安全に使うために気を付けたいこと

テープライトは比較的安全性が高いとされていますが、使い方によっては発火や漏電のリスクを高めることも。おさえておきたいのが、次の4点です。

1.放熱できる環境を整える

LEDチップ自体の発熱量は極めて低いですが、基盤やACアダプタは長時間の使用により熱を持つことがあります。過度な熱の発生は性能低下だけではなく、断線や火災の原因にも。そこで意識したいのが、放熱できる環境づくり。本体をきつく重ねた状態で使ったり、コンセントの周りを布や物で覆ったりすることは避け、熱を逃がしやすい状態を心がけましょう。

2.ホコリを溜めず、使用前後はコンセントを外す

テープライトに限った話ではありませんが、電気製品の火災はコンセント付近から発生することが多いもの。発火の原因をつくるのは、コンセントに付着した「ホコリ」です。溜まったホコリに湿気が加わることで電流が漏れやすい状態になり、発火のリスクを高めます。定期的にコンセント周りの掃除しホコリをためない、使用しない場合はコンセントを抜いておくなどして対策することが大切です。

3.適切なACアダプタを使用する

ACアダプタの役割は、家庭のコンセントから流れる電圧を電解製品に適した電圧に変換することです。適切なアダプタを使わないと、テープライトに必要以上の電圧がかかり、異常発熱や故障を招くリスクが高まります。電源供給がACアダプタのテープライトは、必ず製品専用のものを使いましょう。

4.防水機能があるかを確認する

電気製品のため、水気のある場所での使用も控えるのがベターです。製品によっては防塵防水等級を持つものがありますが、その場合どの程度までの水気に耐えられるのか、調べたうえで使用しましょう。

おわりに

余談ですが、ベッドフレームにテープライトを取り付けた際、やわらかな光が空間だけではなく、床面のホコリも照らし目に見えていなかった汚れが浮きぼりに…。「掃除の頻度をもっと上げなくては!」という気持ちにもなりました。
光を描いたり、吊るしたり。自由に自分好みにお部屋を演出できるテープライトは、自分の空間そのものへの愛着を高めてくれる存在です。今のお部屋に新しい雰囲気を作り出す「光」を、気軽に取り入れてみてはいかがでしょうか。

筆者

著者

sumica編集部

『自然体で、心地よく過ごせるお家にしたい』そんな方々に、毎日が少し楽しく、豊かになる住まいづくりのヒントをお届けしています。日常に役立つハウツーや、便利な暮らしのアイテムなどもご提案。

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