更新日2024.11.01 公開日2023.12.13
コンロ下とシンク下に収納するものは違う!分け方とキッチン収納の基本
キッチンは、散らかりやすく収納のお悩みが多い場所。その理由は、
・毎日使う
・家族みんなが使う
・食品、日用品などものの出入りが激しい
調理、後片付け、食品管理などの動作が多く、家族も使うので収納のルールを決めないと散らかりやすくなります。今回は、そんな悩みの多いキッチンの「コンロ下」と「シンク下」に的を絞り、使いやすい収納の基本ルールを説明していきます。
収納するものの分け方
皆さんはコンロとシンク下にそれぞれ何を収納していますか?
収納とは、使っているものを使いやすくすること。よく使う場所の近くにしまっておけば、すぐ取り出せて便利になります。
主にコンロ下には「火のまわりで使うもの」、シンク下には「水まわりで使うもの」だけをしまいます。
火のまわりと水まわりで使うものは異なります。
コンロ・シンク下に主に収納するもの
コンロ下 (火のまわり) |
シンク下 (水まわり) |
・フライパン ・お鍋 ・蓋 ・油と調味料(常温保存) ・油汚れ掃除用品など |
・ザル、ボウル ・包丁、まな板 ・サラダスピナー ・包丁研ぎ ・おろし器 ・台所洗剤とスポンジのストック ・水まわりの掃除用品 |
他にも以下のようなものもしまうと便利です。
<コンロ下>
・魚焼きグリルで使うパーツ類
・蒸し器、落とし蓋
・揚げ物の油ガード
・廃油を固める凝固剤
・レンジフードの替えカバー
・コンロだけで使うクッキングシートやアルミホイル
<シンク下>
・ビニール袋、レジ袋、ゴミ袋
・排水口の水切りネット
・キッチン用タオル・布巾
・食洗機用の洗剤
・ミキサーやフードプロセッサーなど調理器具
・花瓶・花切りハサミなど
また、以下のようなものは、コンロ下・シンク下に入れないほうがいいでしょう。
コンロ下・シンク下に入れない方がいいもの
・コンロやシンクで使わないもの
・キッチンで使わないもの
・食品(特にシンク下は湿気が多いため)
どこにしまうか迷った時は、どこで使うかを考えてみましょう。
使いやすくなる、収納ルール
次に、我が家のキッチンを例に使いやすくなる収納ルールを説明していきます。
コンロ下収納
コンロ下の収納は深い引き出しタイプになっています。引き出し収納の基本は「上から見て分かりやすく、取り出しやすくすること」。
フライパンやお鍋は無印良品のファイルボックスで仕切りを作り、立てる収納をしています。重ねて収納する方もいますが、フライパンやお鍋は使うことを考えると立てる収納がサッと取り出せるのでおすすめです。あまり使わない卵焼き用のフライパンは奥に立てています。隙間も利用し蓋も立てます。
よく使うフライパンはレンジフードに掛ける収納(夫の意見)
ギュウギュウに収納すると取り出しにくくなるので、使用頻度が低い土鍋や圧力鍋はパントリーや食器棚などにしまっています。
冷蔵庫に入れる必要がない液体の調味料や油、赤ワイン以外は全てよく使うので手前に立てて収納しています。上から見て分かるようにフタにはラベリングを。塩や砂糖、出汁を取るものはコンロ横の引き出しに入れています。
ラップやアルミホイル類をまとめてしまう方が多いですが、ホイルやクッキングシートを使うのがコンロだけならラップ類とは分けて、コンロの下にしまうとラクですよ。(このアイデアはお客様にも喜ばれます)
また、廃油を固める凝固剤は油の横にセットでしまうとある場所を忘れません。
上から見ても何がどこにあるのか一目瞭然! 料理はスピードも大事ですよね。
シンク下収納
シンク下は両開きタイプ。引き出しに比べると開き戸は使いづらく、シンク下は配管もあるためスペースがいびつになっていて収納の仕組みが作りにくい箇所です。
シンク下の配管に当たらないよう注意しながら収納用品を活用して仕組みを作ります。
開き戸の場合は、かがまずに出し入れが出来るよう、収納用品で高さを出します。無印良品の引き出しタイプのポリプロピレンストッカー(写真右の収納)は奥行きがあり、上からも取り出しやすいのでおすすめです。2つ並べることで上に立ったまま取り出せる収納スペースも出来ます。
引き出しには何が入っているかわかるようにラベリングしています。
ストッカーの中には、ビニール袋やゴミ袋、排水溝の水切りネットとキッチン用タオルなどを分類してしまっています。
水まわりの掃除用品や台所洗剤とスポンジのストックなども収納用品にそれぞれまとめてサッと取り出せるようにしています。
使用頻度の低いものは奥に収納。
日々の調理で特に使用頻度の高いザルやまな板は一番手前に収納します。まな板はよく使うものが取りやすいよう立てています。入り切らないほど持っている方は、今使っているか考えてみてもいいかもしれません。
包丁は専用の収納箇所に入れています。
コンロとシンク下で引き出しや開き戸などの収納タイプが違えば、収納ケースを変えることも使いやすくするポイントです。
最後に
いかがでしたか?
今では快適なキッチンの我が家ですが、夫と住み始めた頃は「あれどこ?」「これ、どこにしまう?」と聞かれることもしばしば…。「使うとこの近く!開けたら分かるよ!」が定番のセリフでした。 「使いにくい?」「変えようか?」と相手の意見も聴きながら正解を見つけ、使いやすいキッチン収納が出来ました。
ご家族の意見も取り入れて、みんなが使いやすいルールで快適なキッチンを目指してくださいね。