DIY

公開日2025.08.07

初心者でも刺しゅうが楽しめる「パンチニードル」でコースター作り

eo光チャンネルで放送中の番組『sumica 住まいの神アイデア!』。今回は、手軽に楽しむハンドメイド・パンチニードル編です。トントンと針を刺すだけでできる、お手軽刺しゅうの魅力に迫ります!

初心者でも気軽にできる手芸がある…⁉

『sumica 住まいの神アイデア!』は、ナビゲーターであるお笑いコンビ・アルミカンのさおりんとマッチョ赤阪の二人が、暮らしや住まいに関するアドバイザーのみなさんからあっと驚く“神アイデア”を教えていただくハウツー番組です。

以前の記事に引き続き、ハンドメイド用品の手作り総合メーカー「クロバー株式会社」に伺いました。

今回訪れたのは

クロバー株式会社

大阪市東成区に本社を構える、ハンドメイド用品の総合メーカー。縫い針や編み針などの手芸道具を手掛けるほか、近年は手軽にハンドメイドを楽しめるアイテムやDIYグッズなど幅広い商品を展開。手芸を趣味にしている人はもちろん、これから始めるビギナーまで、たくさんの人に「手作りすること」の楽しさを届けている。

織物にダーニング…いろんな手芸が人気沸騰中

いま、再び人気を集めている手芸。以前の記事では、クロバーさんの製品である卓上手織り機「ミニ織り」を使ってできるタペストリー作りをご紹介しました。

手織り体験ができる!かんたん手芸キットでタペストリー作り

ほかにもヨーロッパの伝統的衣類補修の技法である「ダーニング」なども注目を浴びており、多種多様な手芸を楽しめるようになっています。

ヨーロッパの伝統的な衣類補修技法「ダーニング」。キノコ型の道具が特徴的。お洋服にできてしまった虫食いやシミの上から縫い合わせることで、刺しゅうのようにかわいくお直しできます。

そんな中でも今回ご紹介するのは、気軽にできる毛糸の刺しゅう「パンチニードル」です。

カンタン&何度もやり直せる!毛糸でできる刺しゅう「パンチニードル」

パンチニードルとは、その名のとおり「ニードル(針)」を「パンチする(打ち抜く)」する手芸技法のこと。ベースの生地に専用の針をプスプスと刺しながら、絵や模様を描いていく刺しゅうの一つです。

パンチニードルの特徴は何といってもその簡単さにあります。基本動作は針を生地に刺して抜く、また刺しては抜く…を繰り返すだけ。小難しい技法を覚えたり、道具をたくさん使い分けたりする必要はなし。

クロバーさんで販売されている「パンチニードル(針)」、刺しゅう枠の「パンチニードル用フープ」、専用生地である「パンチニードル用ファブリック」の3つがあれば、いつでも始めることができます。

生地に刺しては移動、刺しては移動…これを繰り返すことで、仕上がり面である裏側に毛糸のループが1つずつでき、絵柄が仕上がっていきます。

使用する針は手で握れるペンのような形になっており、細かい作業が苦手、手先の器用さに自信がない…という方でも気軽にトライできます。

さらに嬉しいのは、失敗したときのリカバーが効くところ。毛糸をやさしく引っ張れば生地からすっと抜くことができるので、希望の場所からやり直すことができます。

初めてでもできる!パンチニードルでコースター作り

それでは早速、パンチニードルでコースター作りを行います。挑戦するのはアルミカンのマッチョ赤阪さん。

【準備するもの】

  • ・ベース生地
  • ・刺しゅう枠
  • ・パンチニードル(針)
  • ・とじ針、たこ糸(糸通し用)
  • ・毛糸
  • ・専用ボンド
  • ・しるし付けペン

1.デザイン(図案)を決める

まずは図案を考えます。いくつかデザイン候補のある赤阪さん。土台となる生地にデザイン(図案)を下書きします。今回は丸い形の“キノコ”コースターを作ることにしました。後ほど専用の刺しゅう枠にはめ込むため、生地の端から5cm以上内側に描いておきます。

2.針に毛糸を通す

まずは、パンチニードルに毛糸をセットします。この時、簡単に毛糸を通すためにたこ糸を通した細いとじ針を用意します。たこ糸で輪をつくり、毛糸をひっかけてパンチニードルのおしり側からとじ針を差し込みます。

パンチニードルの先端の針穴からとじ針を通すことで簡単に毛糸がセットできます。

3.生地をセットする

つぎは、専用の刺しゅう枠に生地をセットします。刺しゅう枠の中枠を机に置き、その中心に図案が来るように生地をかぶせたら、さらに刺しゅう枠の外枠を重ねます。生地がたゆまないようにパンと張った状態で、外枠のねじを締めて固定します。

パンチニードルでは太い針を刺す動作を繰り返すため、ベースの生地には結構な力がかかります。その力に生地が負けないようしっかり張りを出すことがポイント。

4.毛糸を打ち込む

それでは打ち込みスタートです。毛糸は針の先端から2cm程度出した状態にしておきます。針を鉛筆のように持ち、針先の斜めの面が進行方向になるように構えます。

針の先端の形。この斜めになった断面部分が進行方向に向くように差し込みます。

針は生地に対して垂直になるように刺し、根本までしっかりと打ち込みます。差し込んだら、針を優しく抜き、滑らせるように少しスライドして次の位置へと差し込みます。勢いよく針を上げ過ぎると糸が出すぎてしまい、仕上がり面のループが大きくなってしまうため要注意です。刺しては移動、刺しては移動…これを繰り返しながら、生地に毛糸を打ち込んでいきます。

まずは図案の輪郭部分を埋めていき、そのあとに細かい模様を打ち込みます。

針を刺す側は、本来裏面になる部分。時々裏返して仕上がり面をチェックしながら進めていきます。

5.仕上がり面の微調整

すべて打ち込み終えたら、刺しゅう枠から生地を取り外します。仕上がり面を見て、色が混ざっている箇所があれば、とじ針を使って整えるなど微調整します。

6.作品をカット

作品を土台の生地から切り抜いていきます。1~2cm程度生地を余分に残してカットします。

7.裏布を貼りつける

裏全面に専用ボンドを塗り広げたら、余分に残した生地を内側に折り込み、その上から裏布を貼りつけます。

一般的な木工ボンドは仕上がりが硬くなりやすいため、専用ボンドを使います。専用ボンドであれば、やわらかな風合いを残しつつ接着が可能なんだとか。

完成!
ボンドがしっかり乾ききったら、コースターの完成です。はじめてのパンチニードル体験でしたが、2時間弱で完成させることができました。

パンチニードルでこんなものも作れる!

今回はコースター作りをご紹介しましたが、刺しゅう枠やベースの生地を変えるだけで、よりバリエーション豊富な作品をつくることができます。

ランダムな模様やカラーがわかいい壁掛けオブジェ。

水色のカラーとサンゴのデザインが爽やかな印象のポシェット。

最後に

プスプスと針を刺すだけのカンタン手芸「パンチニードル」。そのなかでも入門向けのコースター作りを体験することで、刺しゅうの魅力を気軽に体感することができます。自分で作る楽しさを、ご家族みんなで楽しんでみてはいかがでしょうか。

sumica 住まいの神アイデア!

住まいの神アイデア満載でお送りする“暮らしにまつわるハウツー番組”

取材協力

クロバー株式会社

大阪市東成区に本社を構える、ハンドメイド用品の総合メーカー。縫い針や編み針などの手芸道具を手掛けるほか、近年は手軽にハンドメイドを楽しめるアイテムやDIYグッズなど幅広い商品を展開。手芸を趣味にしている人からこれから始めるビギナーまで、たくさんの人に「手作りすること」の楽しさを届けている。

この記事をシェアする

おうちのネット回線を
eo光でもっと快適に

アドバイザーに相談

自分にあったプランを選ぶ

おうちの防犯をもっと手軽に

Category

メールマガジン登録
PAGETOP