インテリア

2021.9.29

​​​インテリアだけで和室をおしゃれな空間に!人気のスタイル『ジャパンディ』

​​インテリアだけで和室をおしゃれな空間に!人気のスタイル『ジャパンディ』

家に和室があるけど、どう使ったらいいのかわからない、どうしたらおしゃれに見えるのかわからない、と感じている方も多いと思います。

今回は、そんなお悩みを解決するため、インテリアコーディネーターの久保さんに和室の活用法とおしゃれに見せるアイデア、実際のご自宅での活用事例についてお聞きしてきました。

和室のよくあるお悩み

現在、インテリアコーディネーターをされている久保さんは、和室についてどのような相談を受けたことがあるのでしょうか?

「戸建てやマンションにおいて、リビングに隣接していることが多い和室。子供が小さい間は、遊びスペースになったり、お昼寝をしたりと便利に使えますが、子供が大きくなってから、持て余している方が多いのも事実です。客間にすると言っても頻繁に来客があるでもなく、結局タンス等を置いて収納スペースになっているケースも多々ありますね。」

▲ 教えていただいたインテリアコーディネーター久保さん

ーでは、和室を活用するためにアドバイスされていることは?

「単なる収納スペースではなく、趣味や作業スペースにするなど、能動的に使うための空間としてコーディネートすることをおすすめします。」

和室の活用アイデア
  1. 在宅勤務時のワークスペースにする
  2. 旦那様や奥様の勉強&趣味の部屋にする
  3. ソファベッドやディベッドを置いてリラックスルームorセカンドベッドルームにする

できたら和室をおしゃれにして活用したいもの。リフォームをする予算がない、おしゃれに見せるのが難しい、という方に、簡単にできるアイデアを教えていただきました。

ジャパンディを取り入れておしゃれな空間に

ジャパンディとは?

北欧スタイルと和のデザインを融合させたインテリアスタイル

ジャパンディは、「ジャパン」と「スカンディ」を組み合わせた造語で、北欧スタイルと和のデザインを融合させた、近年欧米を中心に注目されているインテリアスタイルのこと。もともと、北欧スタイルとジャパニーズスタイルは、以下の共通点も多く、相性が良いです。

  • 木を中心をした自然素材を好んで取り入れる
  • 削ぎ落とされた、シンプルなデザイン
ジャパンディスタイルの特徴

ベースシンプルモダン

「洋」の要素がベース。シンプルモダンな空間に和の要素を足していきます。
※和室の場合は、置く家具や小物を「洋」 の要素のある物にしてバランスをとります。

カラーアーストーンカラー

インテリアカラーは、木や土を連想させる、アーストーンのカラーで作るのがポイント。そこにブラックを足すと、カッコイイ雰囲気になります。

素材自然素材

家具や小物、ファブリックなどに使う素材は、木・藤(ラタン)・バンブー(竹)・和紙・麻・陶器など、自然素材がメインになります。

+α+和のエッセンス

大量生産とは正反対の、手仕事の温もりを感じさせるアイテムがポイントに。さりげなく格子のデザインや日本の伝統的なテキスタイルのデザインなどをプラスするだけでも、効果抜群。


ジャパンディを取り入れる際のポイント

ジャパンディを取り入れる際は以下をおさえておきましょう

家具・小物は必要最低限にする

余計な家具や小物がなく、スッキリとした空間であることが大前提です。「これは本当にここになければならないか?」と自問して、まず空間を整えます。

シンプルなフラワーベース +枝物で演出

小物で取り入れる場合は、シンプルなフラワーベース +枝物で取り入れるのもおすすめです。小さいものではなく、そこそこ大きさがある方がインパクトが出ます。

その他和をイメージさせるアイテム

照明(ペンダント)やアートフレームで木や和紙、竹など自然素材が使われているものや、盆栽などの和を感じさせるグリーン、和食器などのアイテムでさりげなく和を感じさせます。

ジャパンディは、無駄を削ぎ落とした空間に和のエッセンスをプラスするので、シンプルなナチュラルインテリアがあれば、+小物や小さなアイテムをプラスすることで作ることができます。


和室に取り入れる時は

ジャパンディは、「洋」の要素がベースですが、日本の和室は、畳や障子など「和」の要素がベース。和室の場合は「和」のベースはそのままに、「洋」のデザインの家具や小物をプラスするだけで、簡単に取り入れることができます。

和室の時は

畳や障子など「和」の要素が多いので、置く家具や小物を「洋」 の要素をプラスして、バランスを取りましょう。

和室にジャパンディを取り入れた事例

久保さんご自宅の和室

現在はワークスペースとして利用。和室の畳や障子はそのままに、洋のデザインの家具や小物をプラスしてジャパンディスタイルをつくっています。

お部屋のポイントにもなっている藤(ラタン)のチェア。和室と相性が良く、ハンドメイド感もあり、自然のぬくもりも感じます。

チェア/ unico

壁には仕事で使用している洋風の壁紙を貼ってます。

シンプルで素材感を感じる天板に黒の脚を付けたテーブル。床が畳なので北欧イメージの黒色ラグ(ニトリ)を敷き、空間のアクセントに。

テーブル / ハンドメイド通販サイトで購入
ラグ / ニトリ

照明は、洋のテイストがあるシンプルなペンダント型

テーブルランプとオブジェも洋のデザインを取り入れています。

リフォームしたり、高価な家具を買い揃えたりしなくても、和室なら洋のデザインの家具や小物をプラスするだけで、おしゃれな今、人気のスタイルにすることができます。

和室を持て余している方は、ぜひ、今回の活用アイデアと活用事例を参考にジャパンディを取り入れてみてください。


これからは、“癒し”と“エネルギー” が求められる時代

ジャパンディや北欧スタイルなど、人気のインテリアスタイルはたくさんありますが、今後、どのようなインテリアスタイルが注目されるのでしょうか?今後のインテリアトレンドについて、久保さんにお聞きしました。

「長引くコロナ禍で、先の見えない不安な状況が続く中、今後ますます“癒し”と“エネルギー”を感じるものが求められると思います。それはインテリアにおいても同様で、おうち時間が増えた今、観葉植物や自然素材を使った家具やオブジェなどで、癒しを感じたい、自然のエネルギーを感じたい、という人が増えていくと思います。

また、 “自然”と同様に、自分が好きなものやテンションが上がるものも、エネルギーを上げてくれます。

ジャパンディは、シンプルモダンをベースに和のテイストを加えたスタイルですが、このシンプルモダンをベースに、アフリカやボヘミアンなど、特定の国や地域、文化のエッセンスを加えたスタイルがこれから増えていくと思います。

インテリアコーディネート的な観点から言いますと、シンプルモダンをベースにすれば、他のスタイルに変えることも比較的簡単なのでおすすめです。

すでに韓国インテリアも人気ですし、インテリアに少しづつ“個性“を出し、自分の好きなものやスタイルを自由に楽しむ人が増えていくのかなと思います。」


YouTubeでは、久保さんの和室が映像でご覧いただけます。

最後に

北欧インテリアに和のエッセンスを取り入れたジャパンディスタイル。この北欧インテリアに加えるエッセンスは、和だけでなく、どんなスタイルにも応用しやすいそう。ぜひ、お好きなスタイルのエッセンスを加えて、自由に個性を楽しんでみてください。

アドバイザー

inspi++
二級建築士/ インテリアコーディネーター
久保貴美

ハウスメーカーでの設計アシスタント、マンションの専属インテリアコーディネーター、不動産会社を経て、2009年フリーランスとなる。個人邸やモデルルームのコーディネート、店舗の装飾&ディスプレイなど、空間づくりに関わるあらゆる分野で活動中。

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