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公開日2024.09.06

トイレ掃除の時短のコツ!汚れにくくするお掃除法

トイレについてしまった汚れを落とす時にプロがしているお掃除方法と、トイレが汚れにくくなる掃除のコツをお伝えします。この掃除方法を取り入れると、普段は「時短掃除」だけで、キレイなトイレをキープすることができます。

時短家事・収納アドバイザー

ほり かおり

トイレ掃除の時短のコツ

トイレ掃除にはどのくらいの時間をかけて掃除をしていますか?
毎回トイレがピカピカになるまでお掃除するのは時間がかかり、大変ですよね。できれば掃除にかける時間は減らして、いつもキレイなトイレをキープしたいもの。

そのためには、今までついてしまった汚れを一旦取り除き、リセットすることが必要です。

リセットしてから普段を時短掃除にすることで、トイレを毎回ピカピカになるまで掃除する必要がなくなり、キレイな状態をキープできるようになります。

汚れをリセットする前に、まずは掃除してほしい場所

リセットする前に掃除してほしいのは、換気扇。トイレにはトイレットペーパーのくずや服のホコリが舞っていて換気扇がそのたくさんのホコリを吸い取っています。内部にホコリがたまってしまっているのでまず、換気扇の掃除が必要です。また、フィルターにホコリが詰まっていると換気自体ができにくくなり、床にホコリが落ちてきてしまいます。それをを防ぐためにも換気扇のホコリを取る必要があります。

掃除方法は簡単です。換気扇のカバーを外して、ぬれたクロスで内部のホコリを拭きます。フィルターがある場合は掃除機で吸い取るか、中性洗剤をつけてブラシでこすり洗いをしましょう。

プロのお掃除法で、ひどい汚れをリセット!

便器についたひどい汚れは、「酸性」の洗剤を使う

ドラッグストアやスーパーで売られているトイレ用の洗剤は「中性洗剤」が多いですが、便器についたひどい汚れには酸性洗剤(サンポールなど)がおすすめです。中性洗剤は日常遣いならよいですが洗浄力が弱くなるので、酸性洗剤のほうが汚れが落としやすくなります。

ブラシで落ちない黒ずみやふちの汚れは「サンドペーパー」

便器の水たまりの黒ずみは尿石、黒カビや水垢が混ざったものが、便器のふちには尿石がこびりついています。軽い汚れならブラシで擦れば落ちますが、落ちない汚れは耐水性のあるサンドペーパー(番手#1000など)で削り取ることができます。耐水性のあるサンドペーパーなら濡れても大丈夫です。
※サンドペーパーは陶器の便器しか使えません。樹脂製の便器(パナソニックのアラウーノなど)は傷が付くので使用できないため、取り扱い説明書をご確認ください。

樹脂の便器にメラミンスポンジはNG

便器の蓋や便座などの素材が樹脂部分は、メラミンスポンジは傷がつくため使えません。濡らしたクロスやシートを使いましょう。

便器周りの黄ばみはブラシで掻き出す

便器周りの黄ばみは、尿が隙間に飛び散っているのが原因です。クロスだけでは隙間まで届きにくい時は、ブラシと中性洗剤を使います。ブラシに洗剤をつけて周りの汚れをかき出し、水で濡らしたクロスで拭きましょう。

トイレの壁

トイレの壁はタイルなど水拭きができる壁と、防水機能のない壁紙が貼られている水拭きができない壁があります。防水機能のない壁紙が貼られている場合は、水拭きすると剥がれてしまうので注意しましょう。リフォームする際は、掃除のしやすさも壁紙を選ぶ参考にするとよいでしょう。

使っていないトイレも掃除は必要!

「使っていないトイレはキレイ」と思っていませんか?
トイレが2カ所ある一戸建てで、あまり使用していないトイレの方に汚れがこびりついているのをよく見かけます。水を流さないトイレは、水の周りに水垢やカビがつきやすく、赤くなったり、黒いリングがつきやすくなります。

我が家でも家事代行のお仕事をする以前、あまり使わない2階のトイレをふと見ると水たまりに黒いリングがうっすら入っていたり、水の流れるラインに赤い線が入っていたりして慌てて掃除をした記憶があります。
一度ついてしまうと取れにくくなるため、使っている使っていないに関わらず、定期的に掃除するようにしましょう。

普段の掃除は、時短で済ます

リセットが終わったら、普段の掃除は以下のような「時短掃除」にしましょう。

1:汚れたらすぐ拭き取る

汚れた部分だけ洗剤をかけてトイレットペーパーですぐに拭き取りましょう。また、汚れやすい「便座の裏」や男性が立ってする場合は「トイレの床」など、普段から汚れやすい箇所をサッと拭いておくのもおすすめです。

2:掃除機でついでに換気扇のホコリを取る

トイレの床に掃除機をかけるついでに換気扇表面についたホコリを取っておきましょう。トイレに舞っているホコリが下に落ちてこないようにできます。

一旦汚れをリセットすることで、このような時短掃除でも今までよりトイレが汚れにくくなります。「毎回トイレ掃除が大変…」というご家庭は、毎回ピカピカにする掃除を目指すのではなく、この小さな掃除をこまめにすることを意識してみてくださいね。

最後に

トイレの汚れは放置すると、「臭い」の原因にもなり、こびりつくと汚れと同様に取り除くことが難しくなってしまいます。トイレを清潔に保つためにも、今回ご紹介した方法でリセットをしてから、日々の掃除をしてみてはいかがでしょうか。

アドバイザー

時短家事・収納アドバイザー

ほり かおり

料理・そうじ・片づけを仕組みからまるっと整え、家事の時短へアプローチ。日常の中でカンタンに“きれいをキープ”できるテクニックを提案。

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