失敗しないマイホーム

公開日2025.07.01

中古マンション選びの重要なポイントは?後悔しないリノベーション

新築マンションの価格高騰が続く昨今。この新築マンションいいなと思っても価格を聞いて「買えない!!」と驚く方も多いことでしょう。
そんな時、中古マンションを購入してリノベーションするという選択肢もあります。中古マンションには、実は新築マンションにないメリットもあります。そのメリットや、後悔しないための中古マンション選びのポイントを紹介します。

中古マンションをリノベーションするメリット

中古マンションをリノベーションすることにはいくつかメリットがあります。

まずは、費用面です。当然ながら新築マンション購入より価格を抑えることができます。そして、中古マンションは新築マンションに比べて、駅前で便利な立地など利便性の高い立地に物件が見つかりやすいということも挙げられます。なぜかというと、人気のエリアや駅前などの立地にはすでにマンションが建築されていて、新築マンションを建てる場所がないからです。

さらに、新築マンションと異なり、隣はどんな住人なのか、マンション全体ではどんな世代が多いのかも事前に確認できます。落ち着いてゆっくり暮らしたいと考えていたのに、まわりは子育て世代ばっかりで賑やか。または子育て世代が多く情報交換しながら暮らしたいと考えていたのに、単身世帯やシニア世帯ばっかり。そんな「思っていた暮らしと違う」というストレスを回避することができます。

そして何と言ってもリノベーションをすることで自分の好きな間取りで、好きなデザインの家で暮らすことができるということ。住まいに自分の生活をあわせるのではなく、自分のしたい暮らしに住まいを合わせることができます。

メリット まとめ

  • 1.新築マンションより購入価格を抑えられる
  • 2.人気のエリアや便利立地に物件が見つかりやすい
  • 3.隣人やマンション全体の住人の世代などを事前に知ることができる
  • 4.リノベーションすることで好きな間取り、好きなデザインの家で暮らせる

後悔しないリノベーション
中古マンション選びで重要なチェックポイント3つ

中古マンションを購入してから後悔しないためには、物件選びの際に以下の3つをチェックすることがポイントです。

チェックポイント1『マンションの管理状況』

良い中古マンションの絶対条件に挙げられるのは「管理状況」。
管理が行き届いているマンションは、実際の築年数よりもずっと新しく見えますし、いつまでも魅力あるマンションとして資産価値が下がりづらい傾向にあります。逆に管理状況が悪いと、例え築浅の中古マンションであっても日々気持ちよく暮らすことができません。また、マンション全体が荒れた印象にもなってしまい、資産価値も下がってしまいます。

管理状況をチェックするポイントは、まず共用部の清掃が行き届いているかという点。エントランスが汚れている、ポスト周辺にチラシが錯乱している、エレベーター内に落書きがあるなどはもってのほか。また、掲示板に古い情報のお知らせが貼りっぱなしなども要注意です。廊下の電球が切れている、植栽や花壇の花が枯れているなども確認を。

また、外壁にひび割れや破損した箇所が見られる場合は修繕が後回しになっている可能性もあります。大規模修繕などの修繕計画は耐震性や防水性にも影響があり、大変重要です。修繕計画は開示してもらうことが可能なので、管理組合に申し出て確認させてもらいましょう。

チェックすべきポイント

  • ・エントランスやエレベーターなどの共用部
  • ・掲示板
  • ・廊下などの電気
  • ・植栽や花壇
  • ・外壁のひび割れや破損

チェックポイント2『騒音』と『陽当たり』

中古マンションを見学する際は、時間帯を変えて数回訪れることをおすすめします。
例えば休日の昼間に見学に行き、静かで穏やかな環境が気に入ったとします。しかし、平日の昼間に見学に行くと、近くの公園が賑やかで落ち着かない、窓に面している道路の交通量が多く騒音が激しいなど、曜日、時間帯によって騒音や聞こえてくる音が変わります。また、昼間は賑やかでも夜は人通りがなく、暗くて怖い雰囲気になるということも。

さらに陽当たりについては、見学に行った日が雨天で確認できなかったけれど、南向きの部屋だから安心と思っていたら、実は周辺の建物の影響で陽当たりが悪かったということもあります。

騒音や陽当たりは自分では変えられない部分です。購入してから後悔してしまうことを防ぐために、見学に行く際は、少なくても昼と夜の2回、余裕があれば曜日を変えてチェックしましょう

チェックポイント3『マンションの管理規約と構造』

リノベーションの魅力と言えば、憧れている間取りが実現できること。個室とリビングをつなげて天井が高い大空間LDKにしたり、アイランドキッチンにしたり。いろんなSNSや画像を見て夢をふくらませているでしょう。

しかし、マンションによっては水回りの位置を変更することができない、天井を高くできないなど、マンションの管理規約や構造によってリノベーション工事が制限されてしまうこともあります
そんな中古マンションを選んでしまったら、リノベーションをする醍醐味が失われてしまいます。とはいっても、施工の詳しい話をシロウトが確認するのは難しいのが現状。

やりたいリノベーションがある、こだわりがある方は、まずリノベーション会社に相談して、プランナーや設計士さんと一緒に中古マンションを見学に行くことをおすすめします。やりたい事ができるマンションなのかどうかをプロにジャッジしてもらいましょう。そうすれば中古マンション購入後に「やっぱりできません」というようなトラブルは回避できるでしょう。

中古マンションの物件価格を抑えるためには?

見た目のキレイさにまどわされない!

中古マンションにありがちなのは、「リフォーム済み」「リノベーション済み」とアピールしている物件です。確かに、壁紙やフローリングがキレイで、キッチンも新しいと良い物件に見えてしまいます。
しかし、リノベーション前提の場合は、内装の美しさにまどわされてはいけません。「リフォーム済み」「リノベーション済み」の物件はその分、価格が上乗せされている場合もあり、割高感が否めません。

「リノベーションをする」と割り切って選ぶ

間取りを大幅に変更するリノベーションとなると、どちらにせよ壁や床は張り替えますし、キッチンなどの水回りもこだわりのデザインに変更するでしょう。つまり、リノベーション前提の中古マンション購入の場合、現状の内装の状態は関係ありません。物件価格を抑えたいなら、リフォームまたはリノベーションしていない物件がねらい目です

例えば壁紙がタバコの煙で真っ黄色でも、フローリングが傷だらけでも、水回りが古くても、リノベーションするから大丈夫と、割り切って物件を選ぶとよいでしょう。

まとめ

リノベーション前提の中古マンション選びは、知識と経験が豊富なリノベーション会社のスタッフと一緒に物件選びをすると後悔しない物件選びができるでしょう。

実際に筆者は中古マンションを見学すると、管理が行き届いたマンションに驚くことがあります。築15年くらいかなと思ったら、実は築35年くらいで衝撃を受ける、なんてこともよくあります。そのようなマンションはやむなく売却する時も値崩れがなく、スムーズに売却できる場合が多いです。物件選びは立地にこだわりがちですが、ぜひ、管理状況などのポイントにも注目してください。


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筆者

住宅ライター / プロインタビュアー
大内 夏実

株式会社リクルートで情報誌のイロハを学び、独立。不動産・住宅系ライターとして経験を積む。大手ハウスメーカーから小さな街の工務店までさまざまな建築会社の注文住宅施工例やモデルハウスなどを取材し、また実際に購入した方、家を建てた方のインタビューも多数実施。年間100軒ほどの取材に基づいた知識と経験から多くの建築会社の広告戦略なども手掛けている。

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