失敗しないマイホーム

公開日2025.05.20

「床の間」って必要?令和時代のモダンでおしゃれな活用例

かつての日本家屋にはほとんど「床の間」がありました。しかし、住まいの省スペース化、和室離れなど現代の住宅事情により、新築住宅を建てる際に床の間は不要とされ、普及率が低下しているのは事実。ですが、床の間があれば実現することもあるんです!

家を建てる際に床の間を造ろうかと悩んでいる方や、床の間があるけれど上手く使えていない方はぜひチェックしてみてください。

そもそも「床の間」は何のためにあるの?

「床の間」とは和室の中にある、一段高い空間です。起源は諸説ありますが、室町時代には身分の高い方を家に迎えるための、おもてなしの空間として存在していたようです。

その様式が時代によって様々に変化し、現代の「床の間」は掛け軸や花を飾る、装飾の空間としての意味合いが強くなりました。簡単に言うと、伝統的な飾り棚というところでしょう。

そもそも「床の間」は何のためにあるの?

▲ 床の間があれば和室がおもてなしの空間として華やかになります(設計施工・株式会社ビーバーハウス)

床の間を活用してモダンでおしゃれな和室にするポイントと活用例

床の間ってちょっと古臭い…と敬遠されている方も多いかもしれませんが、令和の今、床の間のデザインも様々です。ここでは、床の間を活用しておしゃれな和室にするためのポイントと、実際に床の間を造ることでモダンな和室を実現した事例をご紹介していきます。

1. 床の間のデザインに凝る

和室の奥にある床の間は、入った瞬間に目を引くアイキャッチ的なポイント。床の間のデザインに凝ると、和室全体のデザイン性がワンランクアップした印象になります。

▲ 床の間を中心に洗練されたデザインの和室(設計施工・株式会社ビーバーハウス)

また、壁紙にモダンな柄のアクセントクロスを取り入れたり、一段上がった床の間の床色を変えるだけでも、グンと洗練された空間になり、和モダンなデザインの空間に早変わりします。床の間はあるけれど上手く活用できていない方は、ぜひ取り入れてみましょう。

▲ モダンな柄の壁と黒い床で現代的なデザインの床の間(設計施工・株式会社ビーバーハウス)

和モダンなデザインについては、以下の記事で詳しく説明しています。

和モダンな部屋の作り方|配色や家具選びのポイント
2. 「間接照明」を取り入れる

また、ぜひ床の間に取り入れてほしいのが間接照明です。 床の間に飾った掛け軸やお花が映えることはもちろん、飾るものが何もなくても、間接照明さえあればとってもおしゃれな空間になります。

▲ 床の間風のカウンター。丸い装飾の裏に間接照明があり、まるでお月見しているような演出(設計施工・株式会社ビーバーハウス)

間接照明の光の陰影が空間のアクセントになり、スタイリッシュな印象になります。

床の間には、何を飾ればいい?

床の間を造ったら何を飾ろうかと悩む方も多いかもしれませんが、床の間の使い方にルールはありません。自由な発想で、好きなモノを飾ってOK!

床の間=掛け軸や生け花というイメージがありますが、掛け軸を持っていない方は子どもの書道でも、タペストリーでもいいので飾ってみましょう。生け花でなくても、季節の花を花瓶に入れて飾るだけでとっても華やかな空間になります。

また、お正月の鏡餅や桃の節句のお雛様、端午の節句の兜などを飾る場所としても重宝します。意外かもしれませんがクリスマスツリーを飾るのも似合いますよ。

和室があっても「床の間」はいらない派は、書斎にすると有効活用できる

そもそも和室がいらないという方は床の間も造りませんが、和室があっても床の間は不要だと感じる方の理由は、「スペースがもったいないから」。和室のある新築住宅では、床の間のスペースに押入れなどの収納を造るパターンが一番多いです。

ですが、最近は和室の床の間の代わりにカウンターデスクを作り付け、書斎スペースにする方もいます。

▲ 床の間ではなく書斎スペースを造るのは現代の流行り(設計施工・株式会社ビーバーハウス)

書斎を使わない時、カウンターデスクは飾り棚としても使えますし、一石二鳥かもしれませんね。

床の間って必要?まとめ

床の間は格式高く、仰々しいイメージがあるかもしれませんが、実は使い勝手がいいスペースです。絶対に掛け軸をかけなければいけないとか、置物も和風の格調高いものじゃなきゃダメという縛りは全くありません。逆に、床の間に庭で咲いているお花を飾るだけでおしゃれで特別な空間になります。

特に、和モダンデザインが好きな人、季節ごとのイベントを暮らしに取り入れたい人は、床の間のある暮らしはおすすめです。

新築入居後「しまった…!」にならないために

はじめての家づくりはわからないことだらけ。その中でもわからないままつい後回しにして入居後「しまった…!」になりがちなのが、すぐにネットが使えない、テレビが見られないなどの通信環境の計画漏れです。

お住まいが関西なら、ネット回線はeo光がおすすめです。eo光なら、eo新築専門アドバイザーが快適でストレスのないネット環境づくりをしっかりサポート!


取材協力

株式会社ビーバーハウス

豊中市・八尾市・藤井寺市を中心に地元密着スタイルで住まいを提案する株式会社ビーバーハウス。建築工事中の仮設トイレまで可愛く装飾するなど、どの施工現場も美しく「魅せる現場コンテスト」において3年連続最優秀賞を受賞している。家族で家事を楽しむ工夫が詰まった「ともかじの家」モデルハウスも公開中。見学希望の方は同社HPからご連絡を。

ビーバーハウス藤井寺営業所

「ともかじの家」モデルハウス外観

筆者

住宅ライター / プロインタビュアー
大内 夏実

株式会社リクルートで情報誌のイロハを学び、独立。不動産・住宅系ライターとして経験を積む。大手ハウスメーカーから小さな街の工務店までさまざまな建築会社の注文住宅施工例やモデルハウスなどを取材し、また実際に購入した方、家を建てた方のインタビューも多数実施。年間100軒ほどの取材に基づいた知識と経験から多くの建築会社の広告戦略なども手掛けている。

この記事をシェアする

おうちのネット回線を
eo光でもっと快適に

アドバイザーに相談

自分にあったプランを選ぶ

おうちの防犯をもっと手軽に

Category

メールマガジン登録
PAGETOP
家を建てるなら、【eo光】でネット環境も快適に!
家を建てるなら、【eo光】でネット環境も快適に!