公開日2024.09.27
新築に最適なテレビの視聴方法は?違いやメリットを解説
新築戸建てのテレビはどの方法で視聴していいのかわからないという方に、アンテナを設置する方法、ケーブルテレビまたは光回線で視聴する方法の違いやメリットなど選ぶためのポイントを詳しく解説しています。
地上デジタル放送を見るには
まず、テレビで地上デジタル放送(地デジ)を視聴するには3つの方法があります。
テレビアンテナ
ケーブルテレビ
光テレビ
- 【1】テレビアンテナを設置して視聴する
- 【2】ケーブルテレビ事業者と契約して視聴する
- 【3】光回線事業者と契約して視聴する(光テレビサービス)
それぞれの違いについて説明していきます。
【1】テレビアンテナを設置して視聴する
地上デジタル放送を視聴するために設置するアンテナには、大きく分けて
・屋外用(八木式アンテナ)
・屋内屋外兼用
・屋内用
の3種類があります。
屋外用アンテナ(八木式アンテナ)
屋外用の八木式アンテナは、一番オーソドックスなアンテナです。魚の骨の形のようなアンテナで屋根の上に設置するため、高さがあることで安定して電波を受信することができます。屋外用アンテナは、屋根の上に設置するため、新築の場合は景観を損なうというデメリットもあります。また、屋根の上に設置するため、業者による設置工事が必要となり、3階以上にもなると、屋根の上には設置しにくくなります。
屋外屋内兼用アンテナ
屋外屋内兼用アンテナは、屋外に設置する場合、屋根に設置する八木式アンテナよりコンパクトで目立たず、景観を損なうことがほぼありません。商品としてのカラーバリエーションも豊富で新居の外壁の色などに合わせて選ぶこともできます。
屋内で利用する場合は、専用スタンドなどに取り付けて設置します。屋外用アンテナと違い、屋根より低い位置に設置することが多いため、受信感度は低くなってしまいます。そのため、電波の不安定な地域ではおすすめできません。お住まいの地域の電波状況を確認してから検討する必要があります。
屋内用アンテナ
屋内用アンテナは、室内に設置するためのアンテナです。こちらも受信感度は低くなってしまうため、屋内にアンテナケーブルが配線されていなかったり、アンテナケーブルから離れた場所でテレビを視聴する場合の手段の一つといえます。窓際など電波が安定して受信できる場合には、手軽に視聴することができ、屋根や外壁に設置しないので、景観をそこねることはありません。
アンテナを設置して視聴する場合のメリット・デメリット
メリット
- ● 初期費用のみでランニングコスト(月額費用)が不要
- ● 設置後、すぐに視聴できる
- ● 長持ちする(10年以上持つといわれる)
- ● アンテナとしてシンプルに作られているため、故障した場合の修理費用や本体の交換も比較的安価
【参考価格】
地デジ・BSアンテナ設置(アンテナ含む)工事16,500円(税込)~
アンテナ修理8,800円(税込)~
※地域や種類によって異なります。
デメリット
- ● 外観にアンテナが設置されるので、景観が気になる
- ● 周辺に高い建物があると受信に影響がある
- ● 台風などの天候の影響を受けることがある
- ● BS/CS放送、4K8K放送を視聴する際に、対応したアンテナを別に設置する必要がある
アンテナを設置して視聴する方法は、初期費用のみで月額料金はかからないことがメリットです。
※NHKの受信料は除きます
【2】ケーブルテレビ、【3】光回線を契約して視聴する方法
ケーブルテレビ
光テレビ
ケーブルテレビ、光回線は、どちらもアンテナが不要で、ケーブルを使ってテレビを視聴します。
ケーブルテレビは、テレビ電波の送信元となる電波塔からケーブルテレビの受信設備を経由して配信されるサービスです。光回線は、光ファイバーケーブルを利用してテレビが視聴できるサービスです。「光テレビ」と呼ばれます。ケーブルテレビ、または光回線事業者との契約がそれぞれ必要になります。
ケーブルテレビ、光回線で視聴する場合のメリット
メリット
- ● テレビアンテナが不要
- ● 外観が損なわれない
- ● 周囲の建物や天候の影響を受けにくい
- ● 電波の強さや質が一定なので、映像が安定している
- ● 有料オプションでBS/CSチャンネルを容易に視聴できる(BSが基本パックとなっていることが多い)
- ● 事業者によってはインターネットや電話とセットで契約できる
デメリット
- ● ケーブルテレビ・光回線事業者との契約が必要(光回線の場合、事業者とは別にプロバイダと契約が必要な場合もある)
- ● 初期費用やランニングコスト(月額費用)が必要となる
- ● 契約期間や解約金などの条件がある場合がある
- ● 光回線では地域によってはサービス提供以外の場合がある
- ● 地上波放送しか見ない家庭にとっては余計な出費となる場合もある
ケーブルテレビ・光回線で視聴する方法は、アンテナの設置が不要で、周囲の建物や天候の影響を受けにくいことがメリットです。
※台風や豪雨などの悪天候によっては影響を受ける場合もあります
ケーブルテレビと光回線の違いは?
光ハイブリット方式の場合、経路の途中で光ファイバーケーブルから同軸ケーブルに切り替わります(住宅まで光ファイバーケーブルを提供している事業者もあります)。同軸ケーブルとは、テレビの信号を送るために用いられるケーブルです。
ケーブルテレビにインターネットをセットで契約した場合、インターネットを利用する際に、光ファイバーケーブルと同軸ケーブルの2種類を利用するので、同軸ケーブルの部分でインターネットの通信速度が落ちてしまい、遅くなってしまいます。
一般的な動画視聴やネットサーフィンには支障があるわけではありませんが、ケーブルテレビのインターネットは速度が重要になるオンラインゲームや大容量のデータのやり取りには不向きといえます。
住宅までインターネットのために用いられるケーブル「光ファイバーケーブル」を利用。
光回線の場合は、基本のインターネット契約にオプションとしてテレビを視聴できるサービスを付けて利用します。インターネット・テレビ視聴で光ファイバーケーブルを利用しますが、インターネット通信とテレビ視聴で異なる通信方式が採用されているため、同時にインターネットを利用していてもテレビ視聴の画質に影響がなく、通信が混雑することもありません。
ケーブルテレビと光回線の違いは、インターネットを利用する際の通信速度。光回線は速度が落ちにくい点がメリットといえるでしょう。
4K・8K放送をテレビで楽しみたいなら
4K・8K放送の実用化にともない、今では多くのメーカーからさまざまな4Kや8Kテレビが販売され、一般家庭でも高画質の映像を楽しむことができるようになりました。
4K・8K放送の視聴には、受信できるテレビ、チューナーが必要
テレビでは、電気信号を受信して映像として映し出されますが、このテレビ放送を受信するための機器が「TVチューナー」と呼ばれる機器です。テレビには、この機器が内蔵されており、アンテナやケーブルテレビ、光回線テレビと繋ぐことで映像を視聴することができます。4Kや8K放送を視聴したい場合、4Kや8Kを受信できるチューナーが内蔵されていないと受信ができません。内蔵されていないタイプの「4K対応テレビ(※)」をお持ちの場合は、4K放送に対応したチューナーが別途必要になります。
※4K放送・8K放送の受信に対応したチューナーがテレビに内蔵されているかどうかで呼び分けています。 チューナーを内蔵したテレビを「4Kテレビ」「8Kテレビ」、非内蔵のテレビを「4K対応テレビ」「8K対応テレビ」と呼びます。
アンテナを設置して視聴する場合は、新たに4K放送に対応したアンテナを設置する必要があります。
4K・8Kテレビには、光回線がおすすめ
高画質の4Kや8K放送は、映像の情報量が多くなり、高速な回線が必要になります。特に、8Kのコンテンツはデータ量が膨大なため、高速な回線は必須になります。光回線なら、4Kや8Kの高画質映像の配信方式に必要な帯域幅(一度に送信できるデータの最大容量)を十分に確保することができます。また、光回線は通信品質も安定しているため、映像の途切れや遅延などが少なく、複数のデバイスで同時に接続・視聴してもパフォーマンスが落ちにくくなるのでおすすめです。
高速で安定した光回線なら「eo光」!
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