公開日2022.08.24
すぐできる!下駄箱のスッキリ整理術と便利な収納アイデア
実は家の中で、下駄箱の整理収納は一番簡単な場所! その理由は、下駄箱には靴以外のものはあまり入っておらず、誰の持ち物かが特定されているから。家族で共有の下駄箱を使っている、靴が増えてきたという方に、すぐに家族みんなで始められる、下駄箱収納の基本をお伝えします。
下駄箱の整理収納の流れ
今回は、戸建てにお住まいのパパ・ママ・小さなお子さんがいる家族3人の下駄箱を例にご説明します。
下駄箱の整理収納は以下の手順で行います。
❶ 持ち主・シーズン・種類別で靴を分ける
❷ 下駄箱のサイズを測る
❸ 収納する場所を決める
1. 持ち主・シーズン・種類別で家族の靴を分ける
最初に、下駄箱に入っている靴を全て出します。その後整理しやすいように、持ち主別に分けます。さらに、シーズン・種類別で、4つのエリアに分けていきます。この作業を行うだけで、以後の収納の計画が立てやすくなりますので必ず行ってくださいね!
写真はママの靴
左上:オンシーズンで、日常的に履く靴(通勤用、プライベート用など)
右上:オンシーズンで、使用頻度の低い靴(サンダル、レインブーツなど)
左下:オフシーズンの靴
右下:趣味で履く靴・冠婚葬祭など
2. 下駄箱のサイズを測る
下駄箱の幅を測っておきましょう。幅の寸法が分かっていると、靴や玄関周辺グッズを収められる量を決めやすくなります。下駄箱の棚は高さが調節できる場合もあるので、収める靴の高さによって調節しましょう。
知っておくと便利な靴のサイズ
女性の靴の幅20センチ、男性24~25センチ
靴の幅をざっくりでも把握しておくと、収める際の目安となります。女性の靴の幅は約20cm、男性の靴の幅は、約24〜25cmです。下駄箱の幅が80cm弱の場合は、女性の靴なら4足、男性の靴なら3足並べられることがわかります。女性と男性の靴では並べられる数が変わってきます。
3. 収納する場所を決める
続いて、誰がどのエリアを使うかを決めていきます。テリトリーを決めることで、靴の持ち主本人が責任を持って整理するようになります。管理を自ら行うことは、必要以上にものを増やさない意識にもつながります。
手が届きにくい場所には、オフシーズンの靴を。
オフシーズンの靴や趣味で使う登山用シューズなどまれにしか使わない靴もここでいいでしょう。オフシーズンの靴が多い方は、多少ぎゅうぎゅうになってもOK。冠婚葬祭の靴などは、箱のまま収納してもいいでしょう。
中段の取り出しやすい場所には、通勤用やオンシーズンでよく履く靴を
通勤用の靴やプライベートでよく履く靴をここに収めます。オンシーズンのものでたまにしか履かない靴も入るようならここに収めましょう。靴と靴の間は、ぎゅうぎゅうにせず、余白をもって収めましょう。
低い場所は子どもの靴コーナーに
子どもの手が届く低い場所は、子ども用コーナーにするのがおすすめ。ヘルメットや虫除けスプレーなど、外遊びのグッズも一緒に入れておくのもおすすめです。またサイズアウトしてしまった靴も、そのまま収め続けてしまいがちですが、子ども用コーナーに収めるのは、今履いている靴のみに絞りましょう。子どもが自分で管理して、自分の靴を選んで履く練習になりますよ。
下駄箱に収納する際のコツは、「取り出しやすく、しまいやすく」。余裕を持った収納を心がけましょう!
靴の数が多い方は、突っ張り棒を使ったり、ちょっとした工夫をしてみましょう。
突っ張り棒で棚を追加!
100均の突っ張り棒を使って、棚を増やすのも一つの手です。
靴の高さを揃えて余白をうまく活用しましょう。特に上段のオフシーズンの靴を収納する場合には重宝します。
靴の向きを互い違いに入れるとスッキリ
靴の形はさまざまなため、ぎゅうぎゅうになりがちです。そんなときは、隣り合う靴のかかととつま先の向きを変えて入れるのもあり!向きを互い違いに入れることで収まりが良くなることも多いです。よく使う靴はかかと側が、正面を向いている方が取り出しやすいですよ。
下駄箱横の収納棚がある場合
下駄箱横に縦長の収納がある場合は、普段使わない靴や靴以外の玄関で使うグッズを収めるのに最適。
下駄箱横の収納上段には、使用頻度の低いものを収めましょう。
例えば、来客用のスリッパや水遊び用の靴などを。
余裕があるのであれば、下には棚を稼働させて傘入れや自転車の空気入れなど玄関にあると便利なものを収納しましょう。
突っ張り棒で仕切りを作ったり、剥がせるフックを取り付けると、折りたたみ傘なども掛けられます。
もっとスッキリ!下駄箱の収納アイデア
下駄箱をもっとスッキリと、便利にするアイデアをまとめました。
ポイント1:棚板と扉の隙間も活用する
実は、扉の裏も有意義に使えます。棚板と扉の間には、4〜5cm程隙間があります。フックを使うと靴べらや日傘を掛けることも可能です。タオルハンガーを使うと、スリッパも収められますよ。
ポイント2:玄関の土間には靴を置かない
玄関の土間や下駄箱下にはできるだけ靴は置かないようにしましょう。日々の掃除がしやすいだけでなく、余白があると、翌日出すゴミや緊急に外に出すものを置いたり、届いた宅配物を仮置きしたり、雨で濡れた靴を干したりなど、臨機応変に活用できます。
「とはいえ、どうしても片付かない…」という場合は、家庭みんなで使うサンダルだけは置く、今日履いた靴だけはそのままでいいなど、最小限のルールを決めるのがいいでしょう。
ポイント3:セットでまとめてもっと使いやすく
防水スプレーや靴磨きなどの靴のケア用品もまとめてセットにして下駄箱にしまっておくと便利です。他にも雨具(レインブーツやレインコート)や子供の虫よけグッズ、趣味のもの(ランニングシューズとランニングの際に使う帽子や蛍光バンド)など、一緒に使うグッズをまとめてセットにしておくと、いざ使うときに探す時間も短縮できますよ。
下駄箱におすすめ!おしゃれな消臭グッズ
無印良品の防虫、消臭効果のあるといわれているレッドシダーを使用したブロック。木の香りで靴の中に入れておくと嫌な臭いを吸収してくれます。香りが弱まったら付属の紙やすりで軽く削ると香りが戻り何度も使えます。
メーカー:無印良品 商品名 レッドシダーブロック・紙やすり付
20本入 サイズ:約幅10×奥行1×高さ1cm
最後に
衣替えのタイミングにあわせて年2回は下駄箱の整理をしましょう。靴やものを探す時間がなくなり、サッと出かけられるので、時短のメリットも感じられるはず。下駄箱は、家族全員で取り組めて、家の中で一番簡単に始められる整理収納の場所。下駄箱や玄関が片づいているだけで、自分だけでなく、家族や来客も心地良く感じます。ぜひ実践してみてくださいね。