DIY

公開日2024.10.23

レンガで簡単!おしゃれな花壇の作り方【ガーデニング】

花壇作りって重労働で大変そう…と思われがちですが、初心者でも簡単に作れる花壇があるんです。今回は、ホームセンターの材料だけで簡単にできる、花壇づくりに挑戦!

簡単に作れる!レンガで作る花壇

念願の庭付きの一軒家やマンションに引っ越ししたのでガーデニングを楽しみたい。だけど、花壇の作り方やお花の植え方がわからず、手つかずのまま…という方に、親子向けのガーデニング教室を開催されているヒアリングガーデナーの酒井智児さんに、簡単に花壇を作る方法を教えていただきました。

教えていただいたのは

ヒアリングガーデナー
酒井 智児(さかい ともこ)さん

植物が人のココロとカラダを癒やす力の晴らしさを体験し、癒しや生きがいを求めている方達の力になりたいという思いからヒアリングガーデナーをスタート。子育てコーチング×ガーデンニングをコンセプトに、植物と共に暮らす豊かさを伝える教室や、子育て支援の一環として「子ども寄植え教室」「親子DE寄植え~花育~」にも力を入れている。

1.花壇を作る場所を決める

まずは花壇を作る場所を決めます。植物は朝の東からの日光を好み、一番元気に育つため庭で朝2〜3時間ほど日光が当たる場所を選ぶと良いでしょう。1日トータルで5時間日が当たれば十分です。

2.花壇のデザイン・サイズを決める

次に花壇のデザインですが、レンガを横にして積み上げて作る方法は、固定させるためにセメントなどが必要になり、初心者にはハードルが高くなってしまいます。

写真のようなレンガを縦にして埋めていく方法なら、初心者でも簡単に花壇を作ることができます。

レンガを縦使いする花壇のポイント

レンガの選び方

縦にして埋めるため、長さのないレンガを選ぶと植えるお花も背が低い種類しか植えられなくなります。また、レンガの間に隙間できると土が流れ出る可能性があるので、長さのあるレンガ、並べた際に隙間ができにくいレンガを選びましょう。同じ色のレンガだけを使うのではなく、違う色を交互にすることでおしゃれ度がアップします。

花壇のサイズ

サイズは狭すぎると植物が植えられなくなったり、植物同士の根が混ざり合って喧嘩してしまうことがあるということを考慮して決めましょう。今回は、90cm×120cmの長方形の花壇にしました。

3.必要な材料を準備する

必要な材料はホームセンターで揃えることができます。

90cm×120cmの花壇に
必要なレンガ・土・お花の量

レンガ 42個:¥5,880-(1個¥140)
培養土(30L)2袋:¥1,600-(1袋¥800)
腐葉土 1袋:¥657-
赤玉土 1袋:¥327-
お花 10個:¥3,279-
合計:¥11,740-(税込)

必要な量は花壇のサイズによって変動します。価格は購入時のものになります。

花壇の作り方 ~土台・土づくり・花の植え付け~

花壇の土台を作る

庭を少し掘り起こし、不要な雑草や石を取り除いておきます。雑草を取り除かず花壇を作ると栄養分が雑草へも行き渡り、お花への栄養分が減ってしまい育ちにくくなります。庭を直接掘って土を柔くして花壇を作る方法はかなり重労働になるため、土は掘らずにレンガで作った枠に土を入れて作ります。

レンガを立てて花壇の枠を作っていきます。10cmほど穴を掘って、その中にレンガを立ててしっかり埋めていくと、固定されて倒れにくくなります。できるだけレンガとレンガとの間に隙間がでないよう埋めていきます。高さを揃えることはあまり意識しなくてもOK。最後にレンガがしっかり固定されるか確認するようにしましょう。

レンガをすべて並び終えたら、土を盛る前に防草シートを敷きます。レンガと接する側を養生テープで貼り固定させます。防草シートを敷くことでレンガの隙間から土が漏れ出るのを防ぐことができます。また、水は通すが日光は通さず、下から雑草が生えてこないというメリットもあります。

植物が元気に育つ!土づくり

次は植物を植える土づくりです。まずは培養土を2袋(30L×2)入れていきます。
培養土は肥料がすでに入っている土なので、初心者の方はこの土から始めるのがおすすめです。

その後、土の中の微生物を活性化させる腐葉土を加えて混ぜ合わせていきます。

最後に水はけが良くするための赤玉土も加え、さらに混ぜ合わせていきます。

土の割合=培養土:60 腐葉土:25 赤玉土:15が目安

花壇の土は培養土をメインにしますが、培養土だけでは土が重たくなり根が圧迫され育ちにくくなるため、腐葉土と赤玉土を足してフワフワの土にします。
腐葉土は、栄養が豊富なため植物の成長を助ける役割があり、微生物の活動を活発にする働きもあるため、健康な土壌づくりに適しています。赤玉土を足すことで、水はけが良くなり通気性が高くなるため、根腐れを防いだり、根の育ちがよくなるという効果があります。どちらの土も保水性もあり、混ぜ合わせることでさらに植物が元気に育ちます。

※今回使った培養土は野菜にも適していますが、野菜が肥料を吸収するため、食べ物には肥料を使いたくないという人は肥料が入っていない土を選ぶとよいでしょう。

次はいよいよ、お花の植え付けです。

お花を植え付ける

まずはどの位置にお花を植えるかを並べてみて、バランスを確認しましょう。後ろに背が高いお花、前にお花の背の低い順に植えると花が見えやすく綺麗な見栄えになります。植える間隔は最低でも手の一握り分は開けるようにしましょう。隣のお花の根と喧嘩することが少なく、育ちが良くなります。

鉢からお花を取り出します。土の表面には雑草の種や必要のない根っこが付いていることがあるため、表面の土を少しだけほぐしながら植え付けていきます。そうすることで根が新しい土に馴染みやすくなります。

植え付ける深さも重要です。植物の根がしっかり土に埋まるようにしましょう。

すべての植え付けができ、花壇が完成しました。
植えた後はたっぷり水を与え、根がしっかりと土に定着するようにしましょう。

その後の花壇の管理方法

お花の定期的な水やりは過剰にならないよう注意が必要です。土を触って乾いたなと感じたら水をあげましょう。花壇に雑草が生えてきたら、定期的に取り除くことも必要。いつも花壇はきれいに保ちましょう。

レンガで簡単!花壇の作り方 まとめ

花壇作りというと、土を掘って重いレンガを積み上げて…と力仕事で大変なイメージをお持ちの方が多いと思います。ですが、今はホームセンターに簡単に花壇作りができる材料が揃い、おしゃれなデザインのレンガもたくさんあるので、ご紹介した方法なら、初心者でも花壇を作ることができます。せっかくお庭があるのなら、植物で鮮やかに彩って、家族で一緒にガーデンニングライフを楽しむのもおすすめですよ。

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「住まいの神アイデア」満載でお送りする“暮らしにまつわるハウツー番組”


協力アドバイザー

ヒアリングガーデナー
酒井 智児(さかい ともこ)さん

植物が人のココロとカラダを癒やす力の晴らしさを体験し、癒しや生きがいを求めている方達の力になりたいという思いからヒアリングガーデナーをスタート。子育てコーチング×ガーデンニングをコンセプトに、植物と共に暮らす豊かさを伝える教室を開催し、子育て支援の一環として「子ども寄植え教室」「親子DE寄植え~花育~」にも力を入れている。

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