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DIY

公開日2026.02.17

古い壁紙を漆喰でリフォーム!初心者でも失敗しない塗り方とコツ

一昔前は左官職人の仕事だったイメージの漆喰も、最近は自分達でDIYができる練り済みの漆喰やキットの普及により、初心者でも挑戦しやすくなりました。とはいえ、漆喰は何も知らずに始めると失敗しやすい素材でもあります。
そこで今回は、漆喰の特徴と漆喰を選ぶポイント、DIYで失敗しないコツを紹介します!

塗る前に知っておきたい、漆喰の特徴

壁に漆喰を塗る前に、漆喰の特徴やメリット・デメリットについて知っておきましょう。

漆喰とは

漆喰とは、消石灰が主原料の糊・粘土などをねり合わせた、日本伝統の自然素材の壁材です。空気中の二酸化炭素と反応して固まるため、化学接着剤を使っていないのが特徴で、主に建物の壁材や天井などに使用されます。
また、漆喰には独特の質感があり、光の反射が柔らかく、マットな質感で部屋が明るくやさしい印象になります。自然素材の安心感や壁紙とは違う質感が味わえることから人気の壁材です。

漆喰は自然素材のため、住まいの環境を整える以下のような効果も持っています。

漆喰の効果

●調湿効果

  • 梅雨時期など湿気が多いときは吸い込み、冬の乾燥する時期に放出するという性質を持っています。四季のある日本の気候に非常に相性が良い素材で伝統自然素材として使用されています。

●消臭・空気清浄効果

  • 室内の匂いを吸収し、空気を綺麗にしてくれる効果があります。ペットを飼っているご家庭や、タバコ・料理の匂いなどが気になる方にはおすすめです。

●防カビ・抗菌・防火

  • カビや菌が繁殖しにくい素材で、また燃えにくいことから耐久性に優れていると言えます。

漆喰を壁に塗るメリット・デメリット

メリット

  • ・自然素材なので健康志向で安心
  • ・壁紙にはない、立体感・陰影が表現できる
  • ・上塗りができるので補修が比較的簡単

デメリット

  • ・乾燥時間が長い
  • ・表面が硬く、衝撃で欠けたり、ひび割れが起こることがある

デメリットとして挙げていますが、漆喰は乾くまで時間がかかります。表面の乾燥時間は、種類によって異なりますが、数時間〜半日かかります。重ね塗りをしたい方は半日〜1日空けることをおすすめします。特に気温が低い冬や、湿度の高い梅雨時期は乾燥時間が長くなります。気温や湿度により前後するため、完全に乾燥するには2日〜1週間かかる場合もあります。
また、欠けたり、ひび割れ(クラック)のリスクもあります。その場合は上塗りすることで比較的簡単に補修ができます。

壁材の種類とメリット・デメリットは、以下の記事を参考にしてください。

内装の壁材はどう選ぶ?デザイン・機能の比較とプロの意見まとめ

漆喰DIY!|初心者でも失敗しない塗り方とコツ

1|初心者におすすめは、「練り済み漆喰」

漆喰は水を混ぜて調整するイメージがあると思いますが、最近ではDIY向けに水を足す必要がなく、開封後にすぐ壁に塗ることができる、練り済みの漆喰が販売されています。

▲ 練り済み漆喰 ラ・クレセンテ ホワイトとグレー 1個22kg

練り済み漆喰には壁紙の上からも塗装できるタイプもあるので、古くなった壁紙を剥がす手間が不要で、凹凸のある壁紙でも気にせず塗装することができます。グレーなど白以外のカラーも展開されているので、インテリアにあわせて選ぶこともできます。また、練り済み漆喰はコテだけでなく、ローラーでも対応できるので作業効率がよくなるのでDIY初心者にはおすすめです。

水を足して調整するタイプや、粉末状態から調合していく本格的なタイプの漆喰は経験と知識が必要になり、どちらもプロ向けになります。

2|必要な漆喰の量を用意しよう

漆喰を壁に塗る時は、1㎡あたり2kgほどの量が必要と言われています。
ドアや窓の大きさ、天井の高さによって異なりますが、6畳の壁の一面(壁面積10〜12㎡の場合)は、20〜25kgほど必要になります。事前にどの壁に塗るのか範囲を測るようにしましょう。塗っている最中に材料が足りなくなると、作業が中断し漆喰が乾いてしまうため、少し多めに用意しておくと安心です。

3|道具を準備する

漆喰の塗装では、以下の3つを準備しましょう。

コテ・コテ板

1.コテ・コテ板
コテは漆喰を塗り広げていく道具で、コテ板は漆喰材料を乗せるお盆のようなものです。
コテに慣れておらず、広い面積を塗りたいときは、ローラーを使用するのもいいでしょう。しかし、コテよりは質感や立体感は出にくくフラットでシンプルな仕上がりになります。

2.養生シート
作業中に漆喰が垂れて床が汚れないようにします。

3.マスキングテープ
漆喰がつなないように壁にある巾木やドア枠、床、天井にもマスキングテープを貼ります。

4|壁紙の上から塗る場合の塗り方

ここから古くなった壁紙の上から漆喰を塗る手順と、上手く塗るコツを紹介します。

【1】養生シートを貼る

まずは部屋が汚れないよう、床に養生シートを貼りましょう。

【2】マスキングテープを貼る

漆喰がはみ出ないように、壁の巾木やドア枠、床、天井にもマスキングテープを貼ります。漆喰は塗装面に厚みあるため、マスキングテープを貼る位置を壁にピッタリあわせると塗った漆喰がマスキングテープとともに剥がれてしまうことがあります。

マスキングテープは、壁面から1mmくらいの隙間を開けて貼りましょう。マスキングテープを剥がす際に漆喰が剥がれにくくなります。

【3】コテで漆喰をすくい、コテ台に取る

コテ台は片手で持つのであまり重くならない程度の量をすくい取ります。

【4】のばす方向にコテの側面を傾けて塗る

コテ台に乗せた漆喰をすくい、コテで壁に塗り広げていきます。その際、のばす方向のコテ側面を傾け、エッジをたてながら塗ります。

右に広げていきたい場合は、コテの右端を傾けながら塗ります。そうすることで漆喰を均一に伸ばすことができ、仕上がりも整えやすくなります。

厚く塗りすぎるのはNG
漆喰を厚く塗り過ぎると乾く前に剥がれ落ちたり、割れるなど失敗の元になりますので気をつけましょう。

基本は【3】【4】を繰り返しながら、壁面に塗り進めるだけ!
多少のムラも味となり、難しいテクニックが必要ないのが漆喰の魅力です。お好きなように塗り進めていきましょう。途中で作業を止めて長い時間を空けると、固まってしまい調整できなくなってしまいます。

5|漆喰をキレイに仕上げるコツ

壁の端を塗る時は、コテを立てて塗る
壁の端を塗る時は、コテを立てて端に沿わせ、力を入れてから塗るとキレイに塗ることができます。コテで端や角を塗るのが難しい場合は、お好み焼きで使うコテを使うと塗りやすくなります。

塗り終えたら、しっかり乾燥させましょう。

白以外の漆喰は、乾燥すると色の明るさが変わる

白以外の漆喰は乾いていない状態は暗く、乾くと明るくなります。白以外の漆喰を選んだ場合はいきなり壁一面に塗るのではなく、一度テスト塗りをして確かめることがおすすめです。

古い壁を漆喰でリフォームした事例紹介

漆喰を塗る前(Before)

白とグレーの漆喰を塗った後(After)

左の壁には白、奥の壁にはグレーの練り済み漆喰を塗ることで北欧風のおしゃれな部屋に生まれ変わりました。

こちらのリフォーム例については、以下の記事を参考に

築40年の古いおうちをDIYでおしゃれにリフォーム!ビフォーアフター

漆喰DIYで憧れのリビングを実現した事例もあります。

漆喰はDIYで!予算を抑えて、憧れのリビングを実現|リノベ事例

最後に

漆喰は、職人になった気分が味わえて好きなように調整ができる、これが醍醐味と言えるでしょう。実際にやってみると楽しいと感じるはずです。また、漆喰はすべての壁ではなく、一面だけでも塗ると部屋の雰囲気が変わります。はじめて塗るなら「完璧を求めない」「味わい」を楽しむくらいの気持ちでチャレンジしてみましょう!

筆者

著者

sumica編集部

自然体で心地いい時間が過ごせるおうちにしたい、そんな想いを込めて、「こんなのあったらいいな」「これは便利!」と思う暮らしのアイデアをお届けします。

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