公開日2023.10.18
家事代行のプロが伝授!時短料理のコツはアレンジにあり
毎日の家事がラクになるよう日々、どのような工夫をされていますか?
家事のなかでも特に料理は、体に直結する大切な家事です。
家族のため、自分のためにも、できるだけ時間をかけずに豊かな食卓にしたいですよね。
今回は、家事代行・時短家事アドバイザーをしている私がアドバイスしている時短家事のコツ「料理のアレンジ」についてご紹介いたします。
時短家事とは
暮らしには衣食住が深く関わっています。暮らしていくなかで好き嫌いや得意不得意に関わらず必要になってくるのが、掃除や片づけ、そして料理などの家事です。
家事に追われて一日が過ぎていくのはもったいないですよね。
そのために「時短家事」という言葉がありますが、皆さんは家事のどの部分を時短につなげていますか?
便利グッズを使ったり、お惣菜を利用したり、さまざまな方法があるかと思います。
私が考える時短家事のゴールは、日常を送っているだけでキレイな状態を保てて料理が作れることです。そのために、家事の仕組みを整えることを意識しています。
日常の家事をハムスターの車輪のように早く回すことや、回すことをあきらめることで解決するのではなく、仕組みをつくることで時間を使わずに豊かな暮らしにつなげています。
料理の時短は、アレンジすること
家事の中でも料理というのは毎日のことです。そして健康に直結するとても大切なもの。
時間がないと食卓の品数が減ったり、あり合わせで何とか間に合わせたり…。忙しい毎日で「料理」という家事の悩みはつきませんよね。
私がしている料理を時短につなげる仕組みは、
昨日から今日、今日から明日へ続くよう料理をアレンジしていくことです。
そのアレンジにはポイントが3つあります。
1.同じ料理ジャンル内にする
和食・洋食・中華のジャンルを同じにすることで使う調味料が限られるのでアレンジしやすい
2.シンプルな味→複雑な味付けにしていく
1日目は使う調味料が少ないシンプルな味付けのメニューにして、翌日に調味料を追加してアレンジしていく
3.アレンジをパターン化する
アレンジの組み合わせのパターンを決めておくと献立が組み立てやすい。
ポトフのアレンジ例を一つご紹介します。
1日目:ポトフ
1日目は多めに(3日分なら3日分)につくります。
<材料>手羽先・じゃがいも・たまねぎ・人参・キャベツ・カブ・ローリエ・コンソメ・塩こしょう
2日目:ミネストローネにアレンジ
ポトフの具材を小さくカットして、トマト缶(ホール・カットどちらでも可)を加える
ミネストローネの完成。
トマト缶をホワイトソースにするとクリームシチューにもできます。
3日目:グラタンにアレンジ
ミネストローネから具材だけをすくい上げて、チーズとパン粉をのせてグリルで焼くだけ!
このように1日目の料理にアレンジを加えることで3日分の献立ができます。
3日目はミネストローネの具材をオムレツの具にしたり、パスタソースとしてかけてもおいしいので残った量に合わせてアレンジ法を決めるといいでしょう。
最後に
手を抜く事なく、昨日の料理を今日、今日の料理を明日へとアレンジして時間をかけずに豊かな食卓につなげる。それが時短料理だと私は考えています。
各ご家庭によってよく作る料理があると思います。その料理にアレンジという考え方を取り入れてみてはいかがでしょうか。
アドバイザー
時短家事・収納アドバイザー
ほり かおり
料理・そうじ・片づけを仕組みからまるっと整え、家事の時短へアプローチ。日常の中でカンタンに“きれいをキープ”できるテクニックを提案。