公開日2024.02.05
50代になって手放してよかったモノ。上手に減らしてもっと身軽に
先日、高校の同級生たちと集まって話題になったのが「ここ最近、何を手放したか」の話。手放すとは、捨てる・売る・譲ることです。
「私、〇〇捨てた!」
「私は〇〇売った〜!」
「もうほんとに〇〇いらないよね」
など、意外と盛り上がったので、私を含め、50代女性たちが減らしてよかったと思えるモノをシェアします!
50代になって手放してよかったモノ
マット類
今では玄関、トイレ、キッチン、お風呂用など、さまざまなマット類が売られていますよね。
私はトイレと玄関のマットは敷くのをやめました。トイレマットは個別で洗わないといけないので洗濯が面倒になって不潔になりがちだからです。玄関マットは歩く度にマットがずれて戻すのが面倒。息子が小さい頃は可愛いマットを敷いて、トイレに行くのが怖くないようにしていた時期もありましたが、無くしてからは毎日床をサッと拭くことができるようになり、掃除がラクになりました。
友人のなかでも一番意見が多かったのが「トイレマット不要説」。他にもキッチンマットは長すぎて干すのが大変とか、なかなか乾かない…の意見も。
マットには賛否両論あると思いますが、専用のマットは必ず必要なものでもありません。一度見直してみるのもいいかもしれません。
まだ使える電化製品
私は購入から5年しか経っていない縦型の洗濯機をドラム式洗濯機に買い替えて、人生が変わりました。私と主人は仕事の都合で月の半分はそれぞれ単身で暮らしています。私が不在にしている間、主人の家事負担を少しでも減らしたいことと、月半分を二人で東北で暮らすようになってから洗濯物の乾きが悪いのが理由でした。
▲ 我が家の買い替え後の新しい洗濯機
気に入って使っていたまだ使える縦型洗濯機を手放すのは勿体ない気もしましたが、寝る前に、出かける前にボタンひとつで洗濯の面倒な作業のほとんどが終わり、天気の心配もしなくていい。おかげで家事の時間が短縮され、主人も私も自分の時間が増えました。ドラム式洗濯機で乾燥までするなんて、電気代も高いし太陽光で干した方が気持ちいいのにと思っていた自分に早く教えてあげたいくらい価値のある買い替えでした。
私の友人も、
「ドライヤーを買い替えたら髪質が変わった気がする」
「軽いコードレスの掃除機に買い替えたら旦那も子どもも掃除してくれるようになった」
など、まだ使える電化製品を買い替えてよかったという声は多くありました。
ここで大事なのは古い方は手放すこと。まだ使えるからと、とりあえず置いておくとモノが増えてしまいます。
出番が減った食器類
歳を重ねると、家族のライフスタイルや食の好みが変わり、作る料理も変わるので、自然と使いたい食器にも変化があります。だけど新しい素敵な食器に出会って購入をしても、まだ使える、割れてもいない食器を捨てることには抵抗があったり…。
私は好きだったブランドの洋食器をいくつも手放しました。中には未使用のモノもあったので友人に譲り受けてもらったり、フリマアプリで販売もしました。ちょっとしたお小遣いになったので、それで大好きな豆皿を購入して、毎日のように楽しんで使っています。
「少し欠けている食器を全部捨てた」
「家で飲まなくなったからワイングラスや酒器は売った」
など、友人も今の自分を大切に考えられるようになりました。
子どもたちも独立して、「丁寧な暮らしがしたい」「好きなモノで自分の心も喜ばせたい」という気持ちに切り替わる50代。ちょうど減らしてもいいタイミングなのかもしれませんね。
化粧品などのサンプル
▲ 写真と文章中のサンプルは別物です
ここ最近、旅行に行く機会が増えた方も多いと思います。化粧品サンプルを「旅行用に置いておく」という声をよく耳にしますが、皆さんはどうされていますか?
私は普段から化粧品のサンプルは使用期限を1年と決め、なるべく早く使うようにしています。ですが、温泉旅行に持参した化粧水が、合わなかったのか古かったのか、お風呂上がりの顔に塗ったらピリッと痛んで使えなかったという失敗をしました。それから少し古いかもしれない分からないモノは一旦全て捨てることにしました。これは友人も同じ体験をしていて全部捨てたと、惜しがっていました。
「使わないならもらわない、もらったらすぐ使う」のも大人の考え方かもしれません。
使う機会が減ったクレジットカードや銀行口座
皆さんはクレジットカードは何枚持っていますか? お付き合いや子どもの引き落とし用のために作ったけど、今は使っていない銀行口座はないですか?
電子決済など、支払いの方法が増えたことで現金やカードの使い方も変わりました。私は長年使っていないクレジットカード(海外旅行に行く時のために置いていた)を退会し、満期になっていた定期預金や銀行口座を整理してシンプルにしました。
自分にもしものことがあった時に、残された家族がやらないといけないことを最小限にしてあげたいと思ったからです。自分がいなくなった後、家族を困らせたくはないですよね。
人生の後半は、いかに上手にモノを減らすか
▲ 祝い事で集まった同級生と記念撮影
かつては女子高生だった私たちも、それぞれの人生を重ね、気付けばアラフィフに。少し前までは「若い子に負けない!」なんて仕事も家事も両立して頑張っていたのに、今では話題の中心は身体の不調、親の介護、子供の心配、老後のことなど、人生の後半戦について考える年頃になりました(笑)。
人生の後半は、「いかに上手に減らしていくか」もテーマになると思っています。減らすことは勿体無いことではなく、今の自分を大切にし、身軽になること。
大切なモノ、必要なモノは残して、もうなくてもいいようなモノは減らしていく。あなたの今の暮らしに合わせて、そのタイミングが来た時に上手く減らしていくと、これからの人生がもっと身軽でラクになると思います。