DIY

公開日2024.08.05

ビスやネジ頭を「ダボ」で隠す方法。専用ドリルで穴開け簡単!

DIYで木材の表面のビスやネジが剥き出しになっているのが気になることありますよね?経験を重ねるとデザイン性は求めたくなるもの。そのビスやネジ頭は「ダボ」で隠すことができます。その手法について説明します。

気になる表面のビスやネジ頭

DIYで家具や収納棚を作ると、完成後に表面のビスやネジの頭が思ったより目立ち、気になってしまうことがあります。木材とは異なる質感のビスが見えて気になり出すと、一生懸命作っても少し残念な気持ちになってしまいますよね。
そんな時は、「ダボ」を使うことでビスやネジ頭を隠すことができます。

ダボとは?

木材同士をつなぎ合わせる際に、つなぎ合わせる両方の面に穴をあけて差し込むための小さな円筒状のでっぱりのこと。
可動できる棚を支える「棚ダボ」でご存じの方も多いと思います。

ダボはデザイン性の高いインテリア家具の組み立てに使用されることが多く、ビスの代わりにダボを使ってつなぎ合わせることで木材のズレを防いだり、繋ぎ合わせた時の強度をより高めたりする役割があります。

DIYでは、ビスやネジ頭を隠すために使用することも

DIYでは、組み立て以外にも表面に出るビスやネジ頭を隠すためにも使用されます。写真の上段はビスを打ったままの状態(頭が出ている)。下段はビスを木材の中に埋まるように奥まで打ち込み、ダボでビスを隠している状態です。ダボはこのように表面のビスを隠して木材と馴染ませるために使用することがあります。

見た目の細かいデザインや加工方法にこだわることでワンランク上の作品に仕上げることができます。

次にその工程を説明していきます。

ダボでビスやネジを隠す方法

工程1:ドリルで穴を開ける

まずは、ビスを打ち込む箇所にドリルで穴を開けます。この穴にダボをはめることになるため、以下を事前に確認しておく必要があります。

穴を開ける前に確認しておきたいこと

1:どれくらいの幅の穴を開けるのか?
2:どの深さまで穴を開けるのか?

▲ 幅8mm×長さ25mmの木ダボ

1:まずは幅。幅はダボと同じ幅にする必要があります。ダボは様々なサイズの既製品が販売されています。今回は幅8mm×長さ25mmのダボを選んだので、開ける穴の幅は8mmになります。

2:次に深さです。

経験が浅いと通常のドリルでは、どこまでの深さまで穴が開けたらいいのかわかりづらく、特に薄い木材の場合は深く開け過ぎて貫通してまったなんてこともあります。

ダボ専用ドリルなら穴あけが簡単!

今回使用したドリルはこれ!「ダボ専用ドリル」です。このダボ専用のドリルにはストッパーが付いているので経験が浅い方におすすめです。

穴を開ける時にストッパーが木材に当たって、一定の深さに保ってくれるのです。今回使用したダボ専用ドリルは8mmで止まるようにストッパーがついています。

▲ ダボ専用のドリルで穴を開けた状態。

このストッパー付きならダボの穴は簡単に開けることができます。

工程2:ビスで固定する

次にダボの穴にビスを打ち、木材を組み立てていきます。この時に使用するビスの幅は、ダボの穴よりも小さいものを選びましょう。ダボの穴より大きいビスだとそもそも穴に入りません。

工程3:ダボを打ち込み、切断する

ビスで固定させたら穴に木工用ボンドを塗ります。ボンドを塗ることでダボを固定させる強度をより高めることができます。

ダボを傷つけないよう、ハンマーなどでゆっくりまっすぐ穴に打ち込んでいきます。余ったボンドは拭き取ります。

飛び出ているダボの部分をのこぎりでカットします。できる限りまっすぐカットするようにしましょう。

工程4:ヤスリがけをして表面を整える

ダボのカット面にヤスリをかけてキレイに整えていきます。

ビスを隠して木材と馴染ませることができました。写真は塗装していませんが、仕上げに塗装を施すとより木材と馴染み、目立たなくすることができます。

ダボを活用したアレンジ方法

もっと見た目にこだわりたいという方に、こんなアイデアも!
ホームセンターなどで売られている「押しピン」をダボ部分に刺すことで、さらに見た目をアレンジすることができます。

ビスが表面に出ていると難しいですが、ダボを使うことで上の写真のように押しピンを刺すことができるようになります。写真は塗装をしていませんが、最後に塗装を加えることでより好みのテイストに仕上げることができます。今では様々なデザインの押しピンをネットでも購入することができるので、好みのものを選んで仕上げのアレンジを楽しんでみましょう。

まとめ

今回ご紹介したような仕上げのための小技を習得していくと、さらにアレンジ力もアップして、作りたかったイメージにより近づけることができるようになります。初めは手間に感じても、慣れることでスピードもアップできます。小技やオリジナルなアレンジを取り入れて、これからのDIYライフをさらに楽しんでいきましょう。

筆者

著者

sumica編集部

自然体で心地いい時間が過ごせるおうちにしたい、そんな想いを込めて、「こんなのあったらいいな」「これは便利!」と思う暮らしのアイデアをお届けします。

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