らしさのある家

2024.04.04

『アトリエのある家』古き良きものは残す、戸建てリノベーション

「新居はじっくり考えて、何年か先でもいいかな」と考えていたにも関わらず、物件購入から希望していたレザークラフトのアトリエのあるリノベーション完成までを約半年でやり遂げたNさんご夫婦。こだわりをすべて詰め込んで100パーセント満足しているというご夫婦の現在の自宅ご紹介いたします。

賃貸暮らしから中古物件を購入するまで

リノベーションってよくわからない…。中古物件を購入するのも不安

それまで賃貸マンションにお住まいだったNさんご夫婦。本格的にレザークラフトに取り組める空間が欲しい、クロスバイクの手入れができる土間が欲しいなど理想の住空間が頭の中にあるけれど、マンションか一戸建てか、それとも中古一戸建てを買ってリノベーションするかは決まっていない状態。特に、リノベーションについてはどうしたらいいか詳しい事がわからず、中古一戸建てを購入するのも不安だなぁと思っていたそう。

「あの時は、まさかこんなに早く理想的な家に住めるとは思っていませんでした」とNさんご夫婦

リノベーションDATA
  • 家族構成:夫婦
  • リノベーション面積:167.51㎡
  • 築年数:35年
  • 間取り:5LDK→4LDK+アトリエ
  • 総工費:2000万円台前半
  • 設計・施工:美想空間

運命の出会いは、中古物件内覧バスツアー

そんなところに、リノベーション向きの中古戸建て物件を数件内覧できるというリノベーション会社のバスツアーを知り、勉強がてらに行ってみようという軽い気持ちで参加。ツアーでは中古戸建て物件を見学する前に、実際に築50年の中古戸建てをリノベーションした施工例を見学。「中古物件の良さを活かして、そこに私たちなりの理想をプラスしていくのって、おもしろい!」とご夫婦は魅力を感じました。

▲ 当時の写真

運命の出会いは1件目。最初に内覧した中古戸建てが気に入り「この家に住みたい!」と直感。中古物件を買う不安はあったものの、実際にリノベーションをしている知識豊富なスタッフが問題ないと太鼓判を押す物件だったことが決め手となりました。

開放感とアトリエにこだわったリノベーション

あるものを壊さず活かしたプラン

あれこれ考えたものの、もともとの間取りを活かしたプランを希望したNさんご夫婦。もちろん予算の都合もあるけれど、あるものを壊さず活かすのが、中古物件を購入してリノベーションする良さだと感じていたからだとか。

中でも一番のこだわったのが玄関。もともと吹き抜けでしたが、さらに開放感を高めるために壁をなくし、アイアンの手すりを設置。テーマカラーの白をベースにして、吹き抜けに面した窓からこぼれる光が輝く、明るい玄関に仕上がりました。

▲ シューズボックスと壁で圧迫感がある玄関

▲ 開放感たっぷりの明るく輝く空間に。シューズボックスを取り払い土間を広げ、趣味のクロスバイクのお手入れもできるようになりました。

▲ 玄関に続くリビングのドアを開けた瞬間、青白い光の向こうに緑が見える風景が一番のお気に入りだそう。

和室の欄間を活かした、個性あるアトリエ

▲ 無機質なデザインの中に欄間や木目の扉がアクセント

モノづくりが好きで、レザークラフトに本格的に取り組んでいるご主人は専用のアトリエを希望。もともとあった和室にあった欄間はその風情を活かしてアクセントに。収納兼デスクも作業がしやすいようにレイアウトして、無駄がない動きでモノづくりに集中できる空間に仕上がりました。

▲ アトリエの向こうは和室。もともと和室だったため、欄間や床の間は残してモダンな要素をプラス。

細かくこだわることが楽しい、家づくり

1階のキッチンのタイルと洗面室のタイルはサイズ違いのお揃いで統一感あるデザイン。2階はもともとヴィンテージなデザインなので建具などはそのまま利用して、洗面室のフロアも少しレトロなテイストがある柄に。プランナーさんの提案もあって細部までこだわりを詰め込むことができ、100パーセント満足というお気に入りの空間に仕上がりました。

▲ ワイドなカウンターがある1階の洗面室。タイルはキッチンとお揃い。収納もたっぷりあり、スッキリ片付く

▲ 2階はもともとのヴィンテージなデザインにあわせてアーチ型ドアは、取っ手を変えるのみ。洗面室はレトロなテイストのフロアをチョイス

これからもDIYで家づくりを楽しみたい

「これまで考えたこともなかったのですが、この家で暮らしてからペットが飼いたくなって…」「庭にウッドデッキを造って、お友達を呼んでバーベキューとかしたいな」とこれからの夢をたくさん語ってくれたNさんご夫婦。この家に引っ越してきてから気持ちの余裕ができて、今まで興味がなかったことでもやりたいと意欲がわいてきたとか。

「実は、これでリノベーションが完成とは思っていなくて。自分で色を塗ったり、和室をもっと和モダンにしたり。考えているとワクワクします!」と、まだまだ楽しみは続きそうです。

リノベーションに向いているのは「立地にも家にもこだわりたい人」

「駅から歩ける便利な場所を探そうと思うと、新築だとなかなか見つからないですし、予算も跳ね上がるし。その点、中古物件って理想の立地に出会いやすいと思いますね」と中古物件を選ぶ良さを教えてくれたNさん。予想もしない速さで理想の住まいを手に入れたのは、中古物件購入してリノベーションするという手段を選んだことと、ご夫婦が信頼できるリノベーション会社に出会えたからでしょう。

▲ 「これから外構まわりのDIYに取り組みたい」とご夫婦はやる気満々。


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取材協力

株式会社 美想空間

中古物件購入からサポートしてくれるワンストップ型のリノベーション会社。一戸建てのリノベーションが得意で、住む人の安心・安全・快適をベースとした上で、あそび=日常生活の余白を楽しめる家づくりを提案。大阪港駅から徒歩2分にあるKLASI COLLEGEでは、リノベーションセミナーやワークショップなどのイベントを随時開催。おしゃれなキッチンなどのショールーム、カフェ、キッズルームもあり、リノベーションのワクワク感を体感することができます。

▲ 築70年の建物をリノベーションした
KLASI COLLEGE

▲ 受付では日替わりでスタッフが
お出迎えしてくれる

筆者

著者

住宅ライター/プロインタビュアー 大内 夏実

株式会社リクルートで情報誌のイロハを学び、独立。不動産・住宅系ライターとして経験を積む。大手ハウスメーカーから小さな街の工務店までさまざまな建築会社の注文住宅施工例やモデルハウスなどを取材し、また実際に購入した方、家を建てた方のインタビューも多数実施。年間100軒ほどの取材に基づいた知識と経験から多くの建築会社の広告戦略なども手掛けている。

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