インテリア

2021.1.28

リビングダイニングでの家具の配置に悩んだら。知っておきたいレイアウトの基本

​リビングダイニングでの家具の配置に悩んだら。知っておきたいレイアウトの基本

おうちをもっと居⼼地のいい空間にしたい!と思った時に役に⽴つのが、家具レイアウトの基本知識です。インテリアコーディネートには、家具の配置を考える「レイアウト」と部屋のイメージや雰囲気を考える「コーディネート」、この2つの視点から⾒ることが⼤切です。今回は、コーディネートの前におさえるべき「レイアウト」のポイントをお伝えします。

リビングダイニングでの家具の配置に悩んだら。知っておきたいレイアウトの基本

レイアウトの基本的な考え⽅

レイアウトを考える時に必要なことは以下の3つです。新しい家具を買う前はもちろん、家具を配置しなおす時も、この3つのポイントを取りましょう。

  • 1. ゾーニング 
    すること・したいことの目的に沿って、エリアを分けること
  • 2. 動線 
    ⼈がどのように動いていくか、動く軌跡のこと
  • 3. フォーカルポイント 
    空間の「⾒せ場」となる場所

1.ゾーニング

レイアウトを考える時にまずしておきたいことが、ゾーニングです。ゾーニングとは、すること・したいことの目的に沿って、エリア分けをすることです。ここは「リビング」「ダイニング」「キッズスペース」「ワークスペース」「リラックススペース」など、この場所ですることやしたいことによって、明確にスペースを分けることです。

ゾーニングをしてみよう

キッズスペース ダイニング リビング

図⾯があれば、エリアごとに丸で囲んでみましょう。なければ、頭の中で設定しましょう。「リビング」「ダイニング」といったありきたりな表現じゃなくても、ライフスタイルに合わせたオリジナルの表現にしてもいいですね。

ゾーニングのポイント

ゾーニングする時のポイントは、ごちゃごちゃしがちな物が集まるエリア(例えば、おもちゃが散らかりがちなキッズスペースなど)は、死⾓(部屋に⼊った時⾒えにくい場所)に配置すること。下の間取りでいうと、⼊って左側のスペースになります。

キッズスペース ダイニング リビング

2.動線

2つめのポイントである動線とは、⼈がどのように動いていくか、動く軌跡のことです。実際に家具を配置する時は、この動線をしっかり確保した上でレイアウトすることにより、ストレスのない過ごしやすい空間になります。

動線を考えよう

1.のゾーニングで考えたエリアに家具を配置したら、動線が確保できているかをチェックします。図⾯があれば、動線のラインを書き込んでもいいですね。

動線を考える時のポイント

⼈がひとり通る⼨法は、60㎝です。通らなければいけない場所(隣の部屋や掃き出し窓、キッチンへの通路など)が60㎝以上確保できていることをチェックしましょう。

3.フォーカルポイント

フォーカルポイントとは、空間の「⾒せ場」のこと。空間の中にアートや観葉植物などを飾り、「ここを⾒て!」という場所を作ることにより、空間にメリハリが⽣まれてオシャレ感がアップします。どんな家具を選ぶか、または全体の配置にも関わることもありますので、家具レイアウトと⼀緒に考えることをおすすめします。

フォーカルポイントの作り方

フォーカルポイントを作る場所として最適なのが、部屋に⼊ってまず⽬に⼊る場所。⼊った時に⾒える正⾯の壁や、⼀番奥の壁です。部屋を広く⾒せたい場合は、⼀番奥の壁に設定するといいですよ。⽬線を奥まで誘導し、奥⾏きを感じさせてくれます。アートや観葉植物などを飾ったりしましょう。

フォーカルポイントの効果

フォーカルポイントの⼤きな効果は、空間にメリハリを作ることの他に、「⽬線を誘導する」ことがあります。部屋に⾒せたくない物があったとしても、⽬線を向けさせる場所があることで、気にならなくさせるというメリットがあります。

3つを取り入れた例

スペースを役割ごとに分けるゾーニング、動線を考えながら家具をレイアウトし、フォーカルポイントを作ることによって、生活しやすく、おしゃれな空間を作ることができます。ぜひ意識してみてください。

<悩み別>実際のレイアウト変更事例

リビングダイニングをおしゃれに。ワークスペースも欲しい

ごちゃごちゃした部屋を少しでもおしゃれに、できればワークスペース(PCコーナー)が欲しいとお悩みだったY様。

動線を確保するためにダイニングテーブルの配置を変え、フォーカルポイント場所として最適な奥のスペースに置かれていたカラーボックスをPC⽤のデスクに置き変え、ワークスペースにしました。

after写真のデスク上にある北欧テイストのポスターが、素敵なフォーカルポイントになっています。

リビングに⼦供の勉強スペースを作りたい

リビングに⼦供の勉強スペースを作りたいけど、どうしたらいいのか分からないというO様。

必ずしもダイニングに無くても良い重厚感のあるチェストを移動させ、ダイニング側は、ダイニングセットとカウチソファのある「LD空間」、窓側のリビングは「⼦供の勉強スペース」に分けました。

お気に⼊りのご家族の写真を飾ったピンクのフレームをフォーカルポイントにしています。

最後に

今回、家具レイアウトを考える時に役⽴つ基本知識「ゾーニング」「動線」「フォーカルポイント」をお伝えしましが、レイアウトを考える時に重要なことは「メリハリをつける」ことです。決してお⾦がかかることではありませんので、”家でこんな⾵に過ごしたいな”という想いを⼤切に、⼀度お部屋を⾒直してみてはいかがでしょうか?

アドバイザー

inspi++
二級建築士/ インテリアコーディネーター
久保貴美

ハウスメーカーでの設計アシスタント、マンションの専属インテリアコーディネーター、不動産会社を経て、2009年フリーランスとなる。個人邸やモデルルームのコーディネート、店舗の装飾&ディスプレイなど、空間づくりに関わるあらゆる分野で活動中。

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