更新日2025.01.22 公開日2021.09.29
和室の活用アイデアと仕事部屋にしたインテリア実例

家に和室があるけれど「どう使ったらいいのかわからない」「どうしたらおしゃれに見えるのかがわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。そんなお悩みに応えるため、今回は和室の活用方法や具体的な工夫をご紹介します。後半では、実際にワークスペースとして使用している和室をお見せしながら、和室コーディネートのコツについてもお話しできればと思います。
どう使おう…?使い道を悩ませる「和室」

戸建て・マンションを問わず、リビングに隣接していることが多い和室。多くのご家庭からご相談を受けるのが、その“使い道”について。「子供が小さい頃は、遊んだりお昼寝したりする場所として便利だったけれど、成長してからは使う機会が減ってしまった」「頻繁な来客があるわけでもないため客間として使うのはもったいないし、結局はタンスなどを置いた収納スペースになっている」など、持て余してしまっているケースが多いようです。
和室を「能動的に使いたくなる空間」へ
使わなくなってしまった和室を活用するコツ──。それは、日常的に使える(使いたくなる)空間を目指すことにあります。
たとえば、在宅勤務のワークスペースや旦那さま・奥さまの勉強・趣味のお部屋など、ひとつのことに集中して取り組める場所にしてみる。ご年配の方がコンパクトに動き回れるように、ダイニングやリビングに隣接した和室を寝室に変えてみる。このように目的や用途を明確にして、積極的に使いたくなる能動的な空間づくりをすれば、今ある和室もっと有効に活用することができます。
在宅勤務時のワークスペースとして
自室とは別に仕事用スペースをつくることで、お家のなかでもオンとオフを切り替えられるようになります。

勉強や趣味専用のお部屋として
ひとつの目的に絞ることで「集中しやすい」「好きなモノ・コトにじっくり時間を費やせる」といったメリットがあります。

年配の方の「セカンドベッドルーム」として
リビング・ダイニングの近くにある和室を寝室にすることで、日常生活の動線をコンパクトになります。

和室をおしゃれにするインテリア「ジャパンディ」

和室を日常的に使うお部屋として活用する際におすすめしたいのが、北欧と日本のテイストを合わせたインテリアスタイル「ジャパンディ」です。自然を感じる素材を取り入れ、削ぎ落とされたシンプルな家具をそろえることで、和室をよりモダンな印象に変えてくれます。
和を取り入れるインテリア 「ジャパンディスタイル」のつくり方
家具や小物でアレンジ!
「和室×ジャパンディ」のコーディネート事例
子供との遊びスペースからワークスペースへ
ここからは、ジャパンディを取り入れた自宅の和室を紹介したいと思います。
子供が小さい頃、一緒に遊んだりお昼寝したりしていたこの和室。今ではワークスペースとして使っています。

ジャパンディスタイルで大事なのは「洋」と「和」のバランス。和室は畳や障子など、「和」の比重が大きくなるので、「洋」の要素を持つ家具や小物を取り入れるのがポイントです。
ペンダントライトで雰囲気を「洋」に

▲ 空間をモダンな印象に演出してくれるガラスシェード
たとえばこちらの天井の照明。いかにも「和」なデザインの照明ではなく、「洋」のペンダントライトを付けることで、お部屋全体がシンプルかつスッキリと見えます。
自然のぬくもりを感じさせるデスク&チェア

▲ デスクの脚は『IKEA』で購入した取り付け式のもの

▲ ゆったり座れる『ウニコ』のラタン製チェア
部屋の中心には、素材感を感じる天板に黒い脚を付けたシンプルなデスクを。チェアはラタン素材のものを取り入れています。自然素材の家具を取り入れるのも、ジャパンディのポイントです。
部屋に彩りを添えるウォールアート

▲ 異なるサイズをランダムに貼り付け、インテリアのアクセントに
窓横の壁には、仕事で使用した壁紙や「洋」を感じる写真、ポストカードを飾っています。
YouTubeでは、こちらの和室が映像でご覧いただけます
持て余している和室も、工夫次第で特別なお部屋にすることができるはず。ご自宅に持て余している和室がある方、ぜひ参考にしてみてくださいね。