公開日2024.05.14
お風呂掃除の時短のコツ!汚れにくくするお掃除法
毎日浴槽は洗っている、お風呂はカビが生えやすいので換気扇を常時回すようにしているという方は多いと思います。ですが、そもそもなぜ浴槽が汚れやすいのか、なぜ浴室にカビが生えるのかを考えたことはありますか?
その汚れとカビの原因、そもそも汚れにくいお風呂にするコツをお伝えします。
汚れやすいお風呂、汚れにくいお風呂
先日、お客様の浴室が我が家と同じタイプで使用年数も変わらないにも関わらず、かなり汚れていることに気が付きました。詳しく話を聞いてみると、日常の掃除の頻度や掃除方法は私と同じ。ではなぜ、汚れ方に違いが出るのでしょう?
私は掃除をする時に、汚れのもととなる場所を掃除をするようにしています。そうすることで、そもそも汚れにくくなり、日常の掃除を簡単にしてもきれいな状態をキープしやすくなるからです。汚れやすいお風呂は、汚れのもととなる場所の掃除を見落としているのだと思います。今回は、浴室で見落としがちな場所とその掃除方法についてお伝えしたいと思います。
見落としがちなお風呂の汚れ
浴槽の追い焚き口
浴槽が汚れる原因は、皮脂の汚れや水垢、髪の毛などです。目につきやすく、ザラザラした汚れを肌で感じるため、浴槽はこまめに洗う方は多いと思います。
ですが、見落としがちなのは、追い焚き口です。目につきにくい追い炊き部分やフィルターにゴミがたまっていたり、ぬめりが発生していたりします。
そのままにしておくと、浴槽を日々洗っていても、追い炊き機能を使うごとに汚れたお湯が浴槽に入ってくるという悪循環になります。
目線より高い位置
お風呂の一番の悩みであるカビ。カビは高湿度や人の皮脂やホコリなど汚れなどの条件が揃えば生えてしまいます。また、カビの胞子は上から下に落ちてくることをご存じですか? 天井や目線より高い位置に生えたカビはそのままにしておくと、床にもカビが生えやすくなってしまうのです。
カビが生えやすい部屋と場所は危険!今からできる家のカビ対策
汚れにくくなる、お風呂の掃除方法
浴槽の追い焚き口を掃除する
浴槽の説明書を確認し、月1回は浴槽の追い焚き口の掃除をしましょう。私はカバーを取り外して、フィルターのぬめりやゴミを取り除いています。フィルターの掃除では奥まで洗浄できないので、奥まで洗浄できる市販の風呂釜用洗浄剤を使用してのお手入れもおすすめです。特に入浴剤を使ったり、追い焚きをよくされるご家庭は、汚れと同時に入浴剤の色もつきやすいので、こまめに追い炊き口の掃除をしましょう。
天井のカビを見つけたらすぐ取り除く
お風呂の排水口や床面のカビは目に付きやすく、気をつけている方も多いと思いますが、掃除していただきたいのは天井です。天井や目線より高い位置でカビを見つけたら、その場ですぐ拭き取りましょう。そのままにしておくと、床にもカビが生えやすくなります。
カビを見つけた際は、カビ取り剤をスポンジやタオルに吹き付けた後、拭き取ってその後に水拭きをします。
換気扇のフィルターを掃除する
カビ対策として、換気扇を回す方は多いかもしれませんが、その換気扇のフィルターは掃除していますか? 実は、換気扇のフィルター掃除は年1度の大掃除のタイミングだけでは少ないんです。ホコリでフィルターが詰まったままだと同じ時間運転させていても風量が減り、換気ができずに湿度の高い状態が長く続いてカビが生えやすくなってしまいます。
私が使用している換気扇の掃除の推奨頻度は2週間に1回ですが、そんなに時間をかけられないという方は、3カ月に1回程度お掃除の回数を増やすだけでも違います。
私はお風呂に入るついでに、中性洗剤(お風呂の洗剤でもOK)を使いブラシで洗っています。衣類乾燥させているお家は特にホコリが付きやすいので、よりこまめに掃除をするようにしましょう。
汚れにくくするのが、掃除時短のコツ
お風呂は目に付きやすい高さや床ばかりに目が行きがちですが、天井まで視野を広げたり、汚れやカビが発生する原因を考えてお掃除することも必要です。
数カ月に1回だけ、普段目が届かない掃除をするだけで、そもそも汚れにくい仕組みを作ることができます。それが日々の掃除の時短につながり、ストレスも軽減できます。
私は主婦からお掃除のプロになり、視野が広くなったおかげで掃除にかける時間を短くしてキレイをキープすることができています。時間がない方こそ、このお掃除方法はぜひお試しくださいね。
アドバイザー
時短家事・収納アドバイザー
ほり かおり
料理・そうじ・片づけを仕組みからまるっと整え、家事の時短へアプローチ。日常の中でカンタンに“きれいをキープ”できるテクニックを提案。