公開日2024.01.23
プロのコンロ掃除を家庭でも!特殊な洗剤を使わず油汚れを落とすコツ
キッチンコンロのこびりついた油汚れは特殊な洗剤を使わないと汚れが落ちない、と思われている方も多いのではないでしょうか?
実は、身近にあるドラッグストア等で購入できる洗剤や掃除道具でも、こびりついた油汚れは落とすことができるんです。その掃除方法について詳しくお伝えいたします。
プロが教える、コンロ掃除のコツ
油汚れの特徴
油汚れは、こびりついてしまうとなかなか取れない汚れです。まだ汚れてから日が経っていない軽い汚れなら、ご家庭でよく使用されている油汚れ用洗剤(アルカリ性洗剤)で拭き取ると簡単に落とせます。市販の油汚れ用洗剤は最後に水拭きする必要もないので、汚れがついてしまったら早めに拭き取ることがコンロの理想的なお手入れ法です。
とはいえ、毎日使うコンロを日常的にお掃除するのは難しいもの。
油汚れがたまってしまったコンロをしっかりお掃除したい時は、以下の方法で落とします。
掃除に必要なもの
家事代行の仕事では、こびりついた油汚れを手早く落とすために特殊な洗剤を使用しています。ですが、特殊な洗剤がなくても、ドラッグストア等で購入できる洗剤や掃除道具を工夫して使うことでキレイに汚れを落とすことができます。
- ・酸素系漂白剤(オキシクリーンなど)
- ・マイクロファイバークロス
- ・ブラシ
- ・不織布たわし(スコッチブライトなど)
- ・バケツなどの容器
キレイになる!コンロ掃除の手順
バケツにお40~60度のお湯を入れ、酸素系漂白剤を入れます。
お湯は油が柔らかくなるので汚れが落ちやすく、酸素系漂白剤は油汚れに適しています。
五徳や排気口カバーなど取り外せるものは取り外し、バケツに入れます。バケツに入れたまま約10分つけおきします。
※コンロの種類・メーカーによって洗える部分が変わりますので、取扱説明書をご確認下さい。
洗剤にマイクロファイバークロスを浸し、コンロ全体に飛び散った油汚れや手垢をふき取ります。
コンロの温度センサーや点火プラグは洗剤を使用できないので、お湯拭きをしましょう。こちらもコンロの取扱説明書をご確認してから行ってください。
コンロの縁など隙間はブラシで掻き出す
コンロ周りの縁などはブラシで隙間の汚れを掻き出し、その後にマイクロファイバークロスで拭き取ります。ブラシは先端の毛が長く、角度がついているほうが落としやすいのでおすすめです。
こちらのブラシは柄の部分がヘラになっている便利なタイプ(アズマ工業のサッシブラシ)。こびりついた汚れはヘラでこそげ取ります。
コンロの点火ボタンやキッチンのパネル、収納棚などの油汚れも拭きとりましょう。手垢も手の油ですので酸素系漂白剤で落とせます。最後は水拭き(またはお湯拭き)します。
キッチンパネルはこんなにキレイになりました。
約10分つけおきしていたパーツを洗っていきます。こびりついた汚れはブラシでこすったり、ヘラでこそぎ取ります。汚れがひどければ、不織布たわし(またはスポンジ)でこすって洗います。最後にすすいで終了です。
ピカピカになりました!
余裕があれば、バケツの中の酸素系漂白剤の液体を捨てる前に、キッチンの排水口やシンク全体をクロスで洗ってから流すとキッチン全体のお掃除ができますよ。使用後はバケツも水で洗うか、水(湯)拭きするのをお忘れなく!
最後に
いかがでしたか?
1回の掃除で汚れを取ることができなくても、諦めずにこまめに掃除していると徐々にキレイになっていきます。
油汚れはこびりつくとなかなか取れないやっかいな汚れですが、特殊な洗剤や掃除道具がなくても、身近に購入できるものを上手く使うことで簡単に汚れは落とすことができますよ。
アドバイザー
時短家事・収納アドバイザー
ほり かおり
料理・そうじ・片づけを仕組みからまるっと整え、家事の時短へアプローチ。日常の中でカンタンに“きれいをキープ”できるテクニックを提案。