公開日2024.07.05
夏に掃除するべき場所はココ!暑いからこそ、ラクに汚れが落とせる
家の中には冬の年末ではなく、夏に掃除をしたほうが時短につながる場所があります。お盆休みなど夏の休暇を利用して、ぜひお掃除してほしい場所・モノについてお伝えします。
夏にしたほうがいい掃除とは?
大掃除は年末にまとめてする、という方も多いと思いますが、実は暑い夏にしたほうが掃除がしやすい場所があるのをご存知ですか?
それは気温が高いほうが汚れが落ちやすく、冬よりも掃除が苦にならない場所。
以下のような汚れや掃除には夏が適しています。
●油汚れ
もともと気温が高いため、油がゆるんでいるので落としやすい。また、掃除にお湯が必要な場合も温度が冷めにくく、汚れが落としやすくなります。
●水を使う掃除
寒い冬とは違い、夏は水を使うのが苦になりません。乾きも夏のほうが早いというメリットもあります。
師走にバタバタと慌てて家のあらゆる場所を掃除するよりも、適した季節によって分散させることで年末の大掃除もずっとラクになりますよ。
「大掃除は年末にする」は思い込み!年末ラクに過ごすためのお掃除リスト
では、具体的に夏に掃除をしたほうがいい場所を見ていきましょう。
夏に掃除すべき場所・モノ
キッチンの換気扇は年末に掃除をする方が多いですが、冬は気温が低いので、こびりついた油が固まりやすく、落ちにくくなっています。夏は気温が高いために油が浮きやすく、落としやすくなっています。
また、換気扇の掃除では高温のお湯を使いますが、夏はそのお湯の温度が冷めにくく、その分汚れが落ちやすくなるというメリットもあるので、冬よりも夏が掃除に適した季節になります。
換気扇のお掃除方法は以下の記事を参考に。
換気扇の頑固な油汚れ。つけ置きで楽に落とすお掃除法を家事のプロが伝授!
夏は乾きが早いのでカーテンを洗うタイミングとしておすすめです。カーテンは長い間洗わないと、ほこりがついたままの状態に。それが床に落ちて掃除機をかけることになりますが、結局ほこりがついたままなのでまた床へと落ちる、というサイクルになってしまいます。
レースカーテンは直接網戸や窓に触れるため、黒く汚れたり、冬の結露でカビが生えやすくもなります。
カーテンの洗濯で推奨されている頻度は以下になります。
ドレープカーテン=1回/年
レースカーテン=2回/年
年末の大掃除でカーテンを年に1回洗っているという方は、夏にしてみてはいかがですか?
また、分厚くて大きめのラグがあるのなら夏に洗っておきましょう。水温が高いため汚れが落としやすく、手洗いの場合でも、水が冷たくないのでストレスフリーです!
濡れている時間が長いほど雑菌が増え、ニオイの原因になりますが、お天気のいい夏の日に干せばサッと乾かすことができますよ。
屋外にあるベランダは、ホコリだけでなく、落ち葉がたまったりコケが生えたりとやっかいな場所。ベランダを冬に掃除をするのは、寒い上、水は凍える冷たさ! この条件ならば、絶対に夏に掃除するべき場所だと言えます。
ベランダ掃除は、豪雨などの防災対策にも
これは実際に私が経験した事例ですが、豪雨が続いたある日、ベランダの水が排水されず、10cmほど水がたまって部屋の中に浸水しそうなところまで迫ってきたことがあります。落ち葉や排水口でも手の届く部分は、定期的に掃除していたのですが、手の届かない排水口部分にホコリと土が絡んでたまっていたことが原因でした。
その時は、ワイヤーが付いたパイプクリーナーを使って、詰まりを解消することができましたが、洗濯物を干すベランダはホコリが落ちやすく、そのホコリが土と絡み泥となって固まりやすくなるようです。ベランダで洗濯物を干している方は、こまめに土やホコリをほうきで掃くようにしましょう。このような豪雨や台風の災害を防ぐことにもつながります。
ベランダの掃除方法は以下を参考にしてみてください。
ベランダの掃除方法
1.ほうきで落ち葉や細かい砂やホコリを掃く。
2.水をまき、タイルやコンクリ―ト素材の床は、デッキブラシでこする。防水を施している場合は、マイクロファイバーのクロスや雑巾、スポンジで拭く。
※ベランダに防水を施している場合は、傷がつくためデッキブラシは使用できません。ベランダは、素材によって使える掃除道具が違うため、ご自宅のベランダの素材を確認するようにしてください。
ベランダに水道がない場合は、夏の雨が降った後に掃除をすることで水を運んでまく、という手間も省けるのでおすすめです。
3.水で流す
ベランダのコケは、スプレーをして放っておくだけで除去できるコケ取り剤が便利です。
ホコリや土を取り払って、スポンジで汚れを落とすとベランダはここまでキレイになります。
最後に
ベランダのお掃除は、お子さんの夏休みに水遊びついでにすると、子どもも喜んでお手伝いしてくれます。パパ・ママはキレイになって嬉しい!子どもは楽しくて大満足!な過ごし方ができるのでぜひ夏に家族でお掃除してほしい場所。
ご紹介した以外でも、それぞれのおうちには夏に掃除したほうが良い場所はあると思います。これからお盆休みや子供の夏休み期間は、家族でプチ大掃除をするタイミングになればいいですね。
アドバイザー
時短家事・収納アドバイザー
ほり かおり
料理・そうじ・片づけを仕組みからまるっと整え、家事の時短へアプローチ。日常の中でカンタンに“きれいをキープ”できるテクニックを提案。