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公開日2025.02.14

新築住宅の窓に「網戸」っている?いらない?家づくりのお悩みを解決!

窓に網戸はあって当然のもの、と考えている方も多いでしょう。実は今、網戸を付けない家が増えているんです!
建売住宅や注文住宅でも網戸をオプションにしているハウスメーカーもチラホラ。もちろんコストダウンという側面はあります。しかし、そもそも窓を開けるという行為をしなくてもいい家が増えてきているのです。
では、網戸を付けた方がいいのか、それとも本当に不必要なのか、メリット・デメリットとともに探っていきましょう。

そもそも、網戸の役割とは?

網戸は窓を開け放した時に、室内に虫など入ってこないようにする役割で付けられます。特に夏場の蚊や夜の光に集まってくる虫の侵入を防ぎながら、室内に風を通すためにはなくてはならないものです。

なぜ、網戸がない家が増えている?

今、網戸がない家は増えています。なぜ網戸がない家が増えているかというと、窓を開けなくていい家が増えているからです。数年前までは網戸はあって当然のものでした。
けれど近年、網戸がない家が増えているのは、高気密高断熱住宅が増えているためです。気密性を高めた家は隙間を無くし、換気のために24時間換気システムを採用しています。さらに、全館空調の家や第一種換気の家は強制的に換気をしながら室内の温度や湿度を一定に保っています。窓を開けるとその効果が減少してしまうため、窓を開けずに生活することを推奨しているハウスメーカーもあります。
1年を通してみると、花粉の時期、梅雨時期、暑い時期、寒い時期など窓を開けると不快になる時期が長く、風を通して気持ちいい時期はわずかしかありません。

コントロールされた空気環境を維持するためにも、高気密高断熱住宅は窓を開けない生活をする方が快適なのです。

網戸のメリット・デメリット

網戸を付けるメリット

  • 窓を開けながら虫の侵入を防ぐことができる。これに尽きます。

網戸を付けるデメリット

  • 網戸の掃除が大変
    網戸を掃除したことがある方ならわかると思いますが、網戸はかなり汚れるものです。水洗いをすると、水が真っ黒になることもしばしば。汚れたままにしておくと、雨の日などは網戸の汚れが窓に付いてしまうこともあります。また、汚れた網戸を通して室内に風を通すと、汚れた空気を吸っているように感じます。網戸を一枚ずつ外して洗うのは、大変な作業。また、拭き掃除でも汚れがなかなか落ちず、労力を要します。
  • メンテナンスが必要
    網戸は穴が開いてしまったり、たるんでしまったりすると本来の虫の侵入を防ぐ役割を担えなくなるのでメンテナンスが必要です。網戸の使い方や場所によって劣化の程度がちがいますが、耐用年数は5年から10年。取り換えなければいけないとなると、費用もかかります。
  • 外観のデザインにマイナス面も
    気にならない方もいるかもしれませんが、網戸は外観のデザインを損ねると感じる方も。スタイリッシュなデザインに網戸があると、なんとなくもっさりとした印象を与えかねません。

網戸を付けた方がいい人、いらない人

網戸を付けた方がいいのはこんな人

これから家を建てる人で、以下に当てはまる人は網戸を付けた方がいいでしょう。

  • 24時間換気であっても、窓を開けて風を通したい
  • 料理のにおいなどは風を通して一気に換気したい
  • 庭やウッドデッキなど屋外と室内をフリーにつなげたい
  • 外の音を聞きたい(庭で子どもが遊ぶ声や鳥のさえずりなど)

やはり、窓を開ける頻度が高い人はたとえ高気密高断熱住宅であっても網戸を付けた方がいいと思います。全部の窓に付けなくても、庭とつながっているリビングの窓や浴室の窓など開けておきたい窓だけという選択もアリです。

網戸がいらない人はこんな人

以下に当てはまる人は網戸を付けなくてもよいかもしれません。

  • 一年中窓を開けない生活に何の苦も感じない
  • 花粉症がひどい
  • 黄砂やPM2.5などが気になる
  • 洗濯は部屋干し派

外気に健康が左右される人は窓を開けて空気を入れ替えるなどもしないと思いますので、網戸は必要ないかもしれません。

網戸いる?いらない?まとめ

高気密高断熱住宅なら窓を開けない方が快適に暮らせると、頭ではわかっているものの、やはり家の中に風を通すと心地いいと感じるものです。窓は開けないと思っていたのに、いざ暮らしてみたら閉塞感を持ってしまったり、息苦しいなと感じてしまったりすることもあるかもしれません。
しかし、「やっぱり網戸を付けたい!」と思っても、レールが付いていないと網戸を付けるのはとても大掛かりになります。家の中で長い時間過ごすリビングの窓や寝室の窓などには、網戸用のレールだけ付けておくというのも後悔しないポイントかもしれませんね。

新築入居後「しまった…!」にならないために

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筆者

著者

住宅ライター/プロインタビュアー 大内 夏実

株式会社リクルートで情報誌のイロハを学び、独立。不動産・住宅系ライターとして経験を積む。大手ハウスメーカーから小さな街の工務店までさまざまな建築会社の注文住宅施工例やモデルハウスなどを取材し、また実際に購入した方、家を建てた方のインタビューも多数実施。年間100軒ほどの取材に基づいた知識と経験から多くの建築会社の広告戦略なども手掛けている。

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