公開日2023.08.07
【DIY】直角固定がラクになる!コーナークランプの使い方
DIYを始めたばかりでは、揃えたい工具のなかにクランプを入れている方は少ないのではないでしょうか?
実は、クランプは持っているとDIY作業がとても効率的になり、使いこなせるようになるとなくてはならない必需品になるほどです。
今回は、クランプの一つ「コーナークランプ」について詳しくご紹介します。
クランプとは
クランプとは、材料を確実かつ安全に固定することができる締め具全般の総称です。
クランプがしっかりと材料を固定してくれているので両手が使えるようになり、ビスを打ったり穴あけをしたり、DIYでの作業工程を効率よくすすめることができます。
木材の組み立て時だけでなく、切断、一時的に抑えておきたい接着剤の乾燥など、さまざまなシーンで活躍してくれます。
今回ご紹介するコーナークランプもクランプの仲間です。
コーナークランプとは
コーナークランプもクランプの一つで、直角に交わる木材を固定するための締め具です。
主に木材を直角に接合したい際に使用します。
木材を直角に固定させる際、2人以上で作業するなら1人に抑えてもらいながらできますが、1人で行う場合は片手で抑えながらもう片方の手で作業をすることになりますのでバランスが悪くなり、ズレが起こる原因になります。
そんな時、このコーナークランプを使用すると確実に固定してくれるのでスムーズに進めることができるのです。
コーナークランプは、棚や木枠を作る際に持っていると便利なアイテムです。
難しい棚中段の固定にも役立ちます。
では、そのコーナークランプの使い方についてご説明します。
コーナークランプの使い方
❶ 固定したい木材を配置
ハンドル部分を回して①の幅を木材の幅まで開いて配置します。
❷ ハンドルで締めて固定させる
もう片方の木材を垂直に接合するよう配置したら、ハンドルを回して軽く締めつけて固定させます。
この時、片方ずつしっかり締めるのではなく、2つの木材を軽く締めた状態で調整しながら締めると上手に固定できます。
しっかりと固定されたことを確かめた後、その後の工程を進めましょう。
45度にカットもできる!切断ガイド付き
コーナークランプにも多くの種類がありますが、上の写真のような切断ガイドが付いているタイプなら、木材を45度にカットすることもできます。
カットしたい木の幅にあわせて調整し、切断ガイドにノコギリを沿わせてカットします。
ノコギリでカットする方法
【DIY初心者向け】おうちで木材をカット・切り抜きをする方法
45度にカットできるので、木枠が簡単に作れますよ。
その他のクランプ
コーナークランプ以外にもクランプにはたくさん種類があります。
- C型クランプ
- Cの形をしたスタンダードなクランプ。締める力が強い。素材を締める部分が金属のためキズがつきやすい。
- F型クランプ
- Fの形をしており、ハンドルを回転させて簡単に必要な幅に調整することができる。L型クランプとも呼ばれる。
- ラチェット式バークランプ
- F型クランプの一つでハンドルがレバーになっており、レバーを握ることで調整できるため、片手で締めることが可能。
- ハタガネ
- F型クランプと似た構造。板状のものを横に連結する際に使用する。
そのほか、ベルトになっていて4つのコーナーパッドがついており、四つの角を一気に固定することができる「ベルトクランプ」などもあります。
ここでご紹介した以外にもクランプにはたくさんの種類がありますが、違う種類を複数購入する必要はありません。
DIY歴が長い人では、同じ種類のクランプを数個持っている方が使いやすいとおっしゃる方もいます。コーナークランプも1つより2つある方がより効率よくできるようになりますよ。
ステップアップを目指すなら、コーナークランプは持っておこう
DIYを始めたばかりの方は揃えたい工具が多く、なかなかクランプまで辿り着かないかもしれません。
ですが、コーナークランプは持っていると以下のようなメリットがあります。
- ・両手が使えるようになるので作業工程がスムーズに進められる
- ・しっかり固定してくれるのでズレを防いでくれる
- ・切断ガイド付きなら斜め45°にカットもできる
もう一つ手があったら…
もう少しステップアップしたDIYのモノづくりに挑戦してみよう!
と思った時はコーナークランプに注目してみてください。
きっと役に立つ便利なアイテムになるはずです。
筆者
sumica編集部
自然体で心地いい時間が過ごせるおうちにしたい、そんな想いを込めて、「こんなのあったらいいな」「これは便利!」と思う暮らしのアイデアをお届けします。