インテリア

公開日2025.05.13

インテリアグリーンを楽しむアイデア!おすすめのハンガーと飾り方

お部屋におしゃれ感と癒しをプラスしてくれる観葉植物は、インテリアコーディネートにおいても切り離せなくなっています。

今回は、植物と共に生きる楽しみを提案している植物のお店「grow」にお伺いし、観葉植物をインテリアとして楽しむアイデアを教えてもらいました。

二級建築士 / インテリアコーディネーター

久保 貴美

空間のおしゃれ感がアップする「インテリアグリーン」

インテリアグリーンとは

なじみのある「観葉植物」は植物そのもののことを指し、見て楽しむ目的としての意味合いが強いですが、「インテリアグリーン」は鉢や鉢カバー、飾り方も含めた空間コーディネートを含みます。棚の上に並べたり、天井から吊り下げたり、家具や照明、オブジェなどのようにお部屋の印象をかたち作る植物のことを呼びます。

精神のリラックス、加湿の効果も
インテリアグリーンを飾ることは空間をおしゃれに見せてくれるだけではなく、精神面・衛生面にも効果があります。例えば植物の緑色は目の疲れを癒してくれたり、植物に含まれる成分には自律神経を整えたりと、精神をリラックスさせる効果があります。また、植物の中にはホルムアルデヒドといった揮発性有機化合物(VOC)を除去してくれるものがあり、加湿効果が期待できることも研究でわかっています。

インテリアグリーンを楽しむには?

インテリアグリーンは、「何を飾るか」と同様に「何で飾るか」がポイントになります。お部屋の雰囲気や、好みなど飾り方を工夫することでインテリアグリーンはよりいっそう楽しめます。

今回は、屋内外の植物や鉢カバーなどのアイテムを取り扱う京都市のお店「grow」にお伺いし、インテリアグリーンを楽しむためのアイデアやおすすめのアイテムを教えてもらいました。

▲ “植物と共に生きる楽しみを提案する”がコンセプト。お店はビルの一角にある。植え替えや寄せ植えのワークショップも開催。

▲ 扉を開けるとそこは異空間!

インテリアグリーンを楽しむアイデア1
『ハンギンググリーンを楽しむ』

ハンギンググリーンとは、天井や壁から植物を吊るすこと。場所をとらず、空間のアクセントとして効果的なので、インテリアグリーンとして人気の飾り方です。ハンギンググリーンを楽しむ場合、「プラントハンガー」と呼ばれるハンギング用アイテムが必要です。そのプラントハンガーはお部屋のインテリアに合わせてセレクトすることでより楽しめます。

おすすめのプラントハンガー

ナチュラルなお部屋に

一番よく見かける「マクラメ」のプラントハンガー。紐や太い糸で作られた模様が特徴的なマクラメは、素朴な温かみが魅力的です。ナチュラルな空間にピッタリ。

一見マクラメと見間違えそうな、ウッドビーズをつないで作られたハンガー。コロコロした見た目がとっても可愛いらしい雰囲気に。

ラタンで編まれた手作りのバスケット。カゴ好きにはたまらないですね。

モダンなお部屋に

モダンなお部屋に合う「レザー調」。レザー調のプラントハンガーはシックな雰囲気で、モダンでカッコいい空間にピッタリ。ホワイトカラーのレザーも上品で素敵です。

インダストリアルなお部屋に

こちらはワイヤーで作られたプラントハンガー。カジュアルでラフなワイヤー素材は、インダストリアル系のインテリアに似合います。

和モダンなお部屋に

和モダンテイストになじむ「陶器」。こちらの陶器のハンガーは、窯元で作られた焼き物です。渋い感じがお好きな方にもおすすめ。

お部屋のアクセントに!ミラーボール調のプラントハンガー

growで人気のあるミラーボール調のプラントハンガー。ミラーボール用のライトと組み合わせれば、さらにキラキラ楽しい空間に。

ハンギンググリーンにおすすめの植物

ハンギンググリーンにおすすめの植物は、「着生(ちゃくせい)植物」と呼ばれる、樹木や岩場に根を張って生息する植物です。地面に根を張る植物と違い、根が細いため小さな鉢で大きく育てる事ができたり、直接日光が当たらなくても明るい日陰なら育つものも多いのが特徴。植物の性質上(熱帯のサボテンなど)乾燥にも強く水やりの回数が少なくなる植物も。土の代わりに水苔、バークなどでも育てられます。

花が咲くこともある「ホヤ」

ホヤにはたくさんの種類があり、同じホヤでも見た目が全然違います。環境があえば、花も楽しむことができます。水やりは1週間に1回程度でOK(種類によっては、もう少し頻度を増やす必要があります)。

ぷっくりした葉がかわいい「リプサリス」

サボテンの仲間で、水やりは2〜3週間に1回程度。リプサリスもたくさん種類がありますが、ぷっくりとした葉のものが多いので、見分けやすいかも。

個性的な長い葉が特徴的「エピフィルム」

長く垂れ下がった葉っぱが特徴のエピフィルム。月下美人の仲間で、花が咲きます。

ギザギザした葉っぱの「フィッシュボーン・カクタス」も、個性的でとってもおしゃれ!

ハンギングの水やりを楽にするアイテム登場

ハンギンググリーンを取り入れたいけれど、水やりするたびに脚立に乗って、プラントハンガーから鉢を取り出さないといけないのが面倒…という方もいるのでは?
そんな方におすすめしたいのが、伸縮式の吊り下げアイテムTSURINA(ツリナ)。

これを使用すると好きな高さで飾ることができるため、高低差をつけた飾り方が可能に。水やりの手間が軽減されます。

インテリアグリーンを楽しむアイデア2
『個性的な植物を育てる』

ポトスやアイビーなどの一般的な種類の観葉植物に飽きてしまった人は、個性的な植物を取り入れてみてはいかがでしょうか?
growで実際に取り扱っているものの中からおすすめをお聞きしました。

ぷっくり幹がチャームポイント「ノリナ」

通称ポニーテール。ぷっくりとした幹が特徴。強い光や日陰に強く育てやすいです。幹の部分に水分を蓄えているので、水やりも3週間に1回程度でOK。ズボラさんにもおすすめ。

初心者にもおすすめ「ペペロミア」

いろいろな種類があるペペロミア。葉っぱが分厚く多肉のよう。細長い独特の花が咲く。乾燥に強く、耐陰性もあるので初心者にもおすすめ。

食虫植物!「ネペンテス」

ネペンテスは先っぽについた袋のような葉っぱに虫が入って、養分にします。水やりは1週間に1回程度。湿度を好む植物なので、葉水(はみず/霧吹きなどで直接葉に水をかけること)はマメにすると◎。個性的な植物を育ててみたい方に。

インテリアグリーンを楽しむアイデア3
『鉢カバーは自由な発想で代用!』

鉢カバーとは、植木鉢やビニールポットを覆うためのアイテム。インテリアコーディネートにおいても、とても重要な役割を果たします。「新しい植物が欲しいけど、専用の鉢を買わないといけないのかな…」と思うと、ちょっとハードルが上がりますが、穴の開いていない外側の鉢カバーであれば、いろいろなもので代用できます。

花瓶を活用する

花を生ける花瓶を、鉢カバーとして使うことができます。growのお店では、「ヘンリー・ディーン」の花瓶が鉢カバーとして使われていて、とっても素敵でした!

陶器のカップやポットを活用

素敵なデザインの陶器のカップやポットを鉢カバーとして使ってもOK。手軽に、季節に合わせて変えても楽しいですね。カラフルな手描きのポットも植物をよりイキイキと見せてくれます。

インテリアグリーンを楽しむアイデア4
『雑貨と一緒に飾る』

観葉植物に雑貨をプラスして飾ると、さらに楽しい空間になります。

サンキャッチャーをプラントハンガーにつける

窓辺に吊るして太陽の光を楽しむサンキャッチャー。プラントハンガーにアクセサリーのようにつけて、キラキラ感を取り入れてみてはいかがでしょうか?プリズムの光は見ているだけで幸せな気分に♪

カラフルなチェーンをプラントハンガーに

カラフルなプラスティックのチェーンで植物を吊り下げるのも可愛いですね。プラントハンガーのチェーンや、エアープランツをそのまま吊り下げてもGOOD!

オブジェを植物と一緒に飾る

動物などの生き物のオブジェは植物と好相性。リアル系、ほっこり系など、好きなオブジェを植物と一緒に飾り、遊び心ある空間に。リアルな亀のオブジェは人気だそう。

▲ 木を削ってキノコに見立てたオブジェ

植物の楽しみ方は無限大!もっと自由に楽しもう

今回あらためて感じたのは、植物と一緒に雑貨を組み合わせることによって、植物の楽しみは無限大に広がるし、もっと自由に楽しんでいいんだ!ということ。

また、植物を育てる際に「これでいいんだろうか?」と不安な方は、今回お伺いしたgrowさんでは、植物の育て方やちょっとしたお悩みにも親身になって教えていただけます。色々相談したい、植物談義をしたいという方はぜひ「grow」へ遊びに行ってみてくださいね。

取材協力

grow(グロウ)

〜植物と共に生きる楽しみを提案する〜
屋内外の植物とポット(鉢)、自宅や店舗などの植栽、パーティーや展示会など特別な日のグリーンコーディネートまで、シチュエーションに合わせて提案する植物の専門店。最近はワークショップにも力を入れている。

▲ 工務店、カフェ、古着屋、アパレルショップ等が入っているビルの一角にあります。

▲ 店内

アドバイザー

二級建築士 / インテリアコーディネーター

久保 貴美

個人邸やモデルルームのコーディネート、店舗の装飾&ディスプレイなど空間づくりに関わるあらゆる分野で活動中。

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