公開日2022.09.09
新築戸建て 完成までの期間とやるべきことをサクッと解説!悩まず叶えるマイホーム
一戸建てを建てるのは「ハードルが高い…」「大変そう…」というイメージを持っている方は多いと思います。新築戸建ては完成するまでに、住居のプランニングから設計、工事と並行してお金のことや内装など仕様の詳細な契約事項も決めていくことになり、複雑なイメージになっています。
新築戸建ては建築までの流れとかかる期間を知っておくこと、また、そのタイミングでするべきことが何かを事前に知っておくことで、焦らずに進めることができます。これからマイホームが欲しいとお考えの方のために詳しく解説していきます!
新築戸建て 購入検討から完成までの期間とやるべきこと
新築戸建て 購入検討から完成までの流れと期間
戸建て購入を検討してから、かかる期間は平均1年
新築戸建の購入を検討しだしてから仕様プラン決定・工事着工・引渡しまでには平均で約1年かかると言われてます。
STEP1:予算設定と住みたい家のイメージづくり
STEP2:土地探しとハウスメーカー選び
STEP3:ハウスメーカー・間取りプラン決定
STEP4:内外装・設備・配線などの仕様打ち合わせ、決定
STEP5:工事着工・内覧・引き渡し
STEP1~2の準備と検討に3~4カ月、STEP3のハウスメーカー・間取りプラン、仕様などの詳細決定にに3~4カ月、STEP5の工事着工から引き渡しまでにおよそ6カ月が目安です。
STEP1~4の工事着工までの期間の打ち合わせが増えると更に長くなることもあります。
新居の引越しのタイミングを子供の入園や入学など新生活のスタートに設定したいのであれば、逆算してしっかり時期を考えながら家づくりを進めるようにしましょう。
次に、STEP1~5までの内容とその期間にやるべきことを詳しくご説明します。
STEP1 予算設定と住みたい家のイメージづくり
新居にかけられる予算を検討
新築戸建ての建築を検討した時にまず気になるのは、予算についてでしょう。新築戸建を建てるのにかかる費用として、本体工事費+その他工事費+土地代+諸費用が必要になってきます。
現在の収入と貯蓄で頭金がいくら用意できるのか、住宅ローンにはどんな種類があるのかなど、情報収集をして具体的な予算感はつかんでおきましょう。契約判断や決断時でスムーズな家づくりのための基本となります。
新居の家具や家電も予算としておさえておこう
戸建ての場合、マンションよりも窓や部屋数も増えるのでカーテン・エアコン・照明の数が増えて費用が膨らみます。新居で必要になる家具や家電などにかかる費用も概算で計算して予算としておさえておきましょう。
住むエリア・理想の家のイメージづくり
一番夢が膨らんでワクワクするのが、住むエリアや家の間取り、デザインなどのイメージづくりです。どのエリアが住みやすく便利か、周辺環境のチェックなど土地の情報収集や、参考にしたい住宅の間取りやデザインの情報取集をして、自分たちのこだわりを家族で話し合っておきましょう。このイメージづくりをしっかりしておくことで、この後の依頼するハウスメーカーや工務店を選ぶ際の相談や交渉などがスムーズになります。
予算設定とイメージづくりはしっかりと!
予算設定とイメージづくりが実は、家づくりにおいてとても重要です。予算設定が曖昧なまま、こだわりばかりを求めて進めると、家づくりの方向性が定まらず、打ち合わせと検討する時間が増え、期間も長くなります。予算設定とイメージの方向性が定まっていれば、のちの具体的なプランニングもスムーズに進めることができます。
STEP2 土地探しとハウスメーカー選び
土地探しも含めてハウスメーカーを探す
STEP.1の準備段階を終えたら、土地があるなしは関係なくハウスメーカーや工務店選びから始めましょう。土地探しの情報はあまりなく、自分たちで探すことは少しハードルが高いかもしれません。ハウスメーカーや工務店で一緒に土地も探してくれることが多いです。
住みたいエリアをカバーしているハウスメーカーや工務店数社のモデルハウスを見学して比較・検討しましょう。各社住宅の特徴・価格もそれぞれ異なります。各社毎のモデルハウスや事例を確認するのも良いですが、総合住宅展示場には複数のハウスメーカーがモデルハウスを展示しており、一度に体感できるので足を運んでみてもいいでしょう。
モデルハウス見学の注意点
モデルハウスは見学者によりよく見せるため、標準仕様ではなく、システムキッチンやバストイレ、床材や建具などの内装、外装など、オプション(追加費用)が必要な設備を入れており、金額もハイグレードな建物であることが多いです。自分の予算に合う仕様で比較して判断基準にしましょう。
STEP3 間取りプランとハウスメーカー決定
数社に絞ってハウスメーカーを選ぶ
予算と理想の家づくりに合いそうなハウスメーカーや工務店を数社に絞り、打ち合わせをして間取りプランとその概算見積り、資金計画を提案してもらいましょう。要望を汲み取ってくれて親身に考えてくれてくれるかが判断できます。
概算見積りは、単純に合計金額が安いかどうかで判断するのは危険です。諸経費等がどこまで含まれているのか、しっかり確認しましょう。他社より合計金額が安いと思っても、追加で金額がアップし、思っていたより高くなってしまったというトラブルや失敗もよく聞くので注意しましょう。
間取りや設備のこだわりをリストアップ
しっかりと要望を伝えなければ、具体的なプランを決める際に増額してしまうことも多々あるので、間取りや設備のこだわりはリスト化して、各社にスムーズに話し合いができるよう準備しておきましょう。
STEP4 内外装・設備・配線など仕様打ち合わせ・決定
家の外側・中側の詳細な仕様を固める
概算見積りでの間取りプランからさらに打ち合わせを重ねて、より詳細な仕様を決めていきます。外装はどのような素材にするのか、内装では床・壁・建具の素材や色、キッチンやバストイレなどの設備から電気配線による照明・コンセントの位置など、ここで施主が決めることはたくさんあります。
内装の選び方・コンセントの位置については以下で解説しているので、ぜひご覧ください。
【新築】悩みがちな床の色。後悔しない選び方とドアとの合わせ方
後悔しない壁紙の選び方と【部屋別】おすすめのアクセントクロス
【部屋別】新築で失敗しないコンセントの位置。見落としがちな場所もチェック
また、このタイミングから家具選びも考えていくことで、テレビやコンセントの位置などの電気配線のプランニングもスムーズに運びます。
理想の家に近づけるためのポイント
内装外装・設備・配線など新居に関わるたくさんのことをこの3~4カ月で決めないといけません。時間がないから‥と急いで決めると後悔することも。
一生に一度のマイホーム、理想の家に近づけるために、自分達だけで考えるのでなくプロのインテリアコーディネーターさんに相談するのも一つの手! 新居の動線を考慮した、家事がしやすいレイアウトや家具選びをサポートしてくれるので、おしゃれな家づくりを楽しむこともできますよ。
「工事請負契約」の締結
間取りプランや仕様の詳細が決まったら、工事請負契約を結ぶことになります。契約変更による追加費用がかからないよう、希望している仕様・設備が入っているか、しっかりと確認してください。この時点で申込金(手付金)が必要な場合もあるので、キャンセルした場合の対応も担当者に聞いておくようにしましょう。
※工事請負契約締結のタイミングはハウスメーカー・工務店により異なる場合がございます。
STEP5 工事着工・内覧・引き渡し
地盤調査・建築確認、金融機関と契約後、工事着工
簡易的な地盤調査を行い、プランニングした家が法令上問題がないか、建築確認を市区町村に申請し、建築確認が下りたら住宅ローンの本審査を受けて金融機関と契約を結びます。そこでいよいよ決定したプランをもとに新築工事に着工します。
工事中は、ときどき状況を確認することもできますので、確認がてら周辺エリアをリサーチするのも良いでしょう。
建物が完成(竣工)したら、市区町村による完了検査を受け、建築確認申請のとおりに建てられているか確認のうえ、検査済証が発行されます。建物の引き渡し前に施主が立ち会って最終的なチェックを行います。設備等の不具合や傷がないかなど、気になる部分は修正してもらったうえで、正式に引き渡しとなります。
家具や家電は引き渡しまでに準備
新居の完成まで残り数か月! 引越し後すぐに必要になるカーテンなどの家具、照明などの家電は準備しておきましょう。カーテンはオーダーになると時間がかかります。大型家具も購入してから届くまでに数週間かかる場合も。予定している引越し日に間に合うよう準備しておきましょう。
新築入居後「しまった…!」にならないために
はじめての家づくりはわからないことだらけ。その中でもわからないままつい後回しにして入居後「しまった…!」になりがちなのが、すぐにネットが使えない、テレビが見られないなどの通信環境の計画漏れです。このような事態を避けるためには「建築前からの計画」が大切です。
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最後に
新築戸建ての完成まで平均で約1年。この1年間に、資金計画・家具・家電の新調なども引越しのタイミングを考えて同時に進めなくてはいけませんが、計画して進めることで焦らずに進めることができます。ストレスなく家づくりを楽しむポイントは、事前に家族で話し合って予算や方向性、譲れない自分たちのこだわりをしっかり持っておくこと!これができていれば、自分や家族にピッタリな理想の家を建てることができると思います。
まずは、ワクワクする理想のおうちをイメージすることから始めてみましょう。