DIY

2023.07.25

ビスってなに?DIYに欠かせないビスの種類と選び方を詳しく解説!

DIYするなら知っておきたい「DIYの基礎知識」シリーズ

ビスは木工DIYでは欠かせないアイテムの一つです。ホームセンターではたくさんの種類が並んでいて「どれを選んだらいいの?」「そもそもネジとビスって何が違うの?」と思われる方も多いのではないでしょうか?

今回は、ホームセンターで購入できる木材向けビスの種類と選び方を詳しく解説します。

ビスとは

ビスとはネジの一種で外側の側面にらせん状の溝がついている小さなネジのこと。ネジには他にボルトやナットがあり、構造的に「雄ネジ」と「雌ネジ」に分類されます。

雄ネジ
外側にらせん状の溝があるもの(ビス・ボルト)

雌ネジ
内側にらせん状の溝があるもの(ナット)

ビスは雄ネジの一つで、さらに先端が尖っているものを指します。

先端が尖っているので木材に直接打ちこみやすく、ネジ部分で締め付けることで接合させることができます。
このため、DIYでよく使用されているのです。このビス本来の役割を発揮させるためには用途や素材に合った適切なビスを選ぶことも大切です。

次では、適切なビスの選び方についてご紹介します。

ビスの選び方

1. ビスの素材

まずは、ビスの素材を選びましょう。主に鉄製とステンレス製に分けられます。

●鉄製:メッキ加工されており、比較的安価。DIYでよく使用されています。
●ステンレス製:錆びにくいため、水回りや屋外の雨風に当たる部分などに使用されます。

2. ビスのネジ溝の長さ

ビス全体にネジ溝がある「全ネジ」タイプと半分程度になっている「半ネジ」タイプがあります。

全ネジ

ビス全体にネジ溝がある

接合させる材の両側がネジで締め付けられるため、隙間ができやすい

・接着剤などであらかじめ取り付けたものを固定する時に
・ネジ頭が取れても、ネジ全体で締付けているので外れにくい


半ネジ

先端から半分程度までネジ溝がある

上部はネジ溝がないため、下の材のみ締められ隙間なく密着する

・木材同士を強く密着させたい時に
・ネジ頭が取れたら抜けやすい

3.ビスの頭の形状

頭部分にも用途にあった形状があります。

・丸みのある形状
・一般的なネジ頭

・対象物を加工すると表面に頭が出ない
・蝶番にも使用されている

トラス

・部材に接する部分が広く、部材とビスをしっかりと押さえる
・装飾用にも使用される

フレキ

・頭部にリブがあるため、しっかり固定できる
・硬い部材に最適

4. ビスの種類

ビスには用途別の種類があり、「木ネジ」「タッピングビス」「ドリルビス」に大きく分けられます。同じ種類でも素材、ネジ溝や頭の形状が異なるものもありますので最適な組み合わせを選びましょう。

木ネジ

・木材同士をつなぐ専用のビス
・全長の3割ほどネジ溝がないのが特徴で木材同士を締め付ける力が強い

タッピングビス

・主に木材と木材以外(薄い銅板やプラスチックなど)を固定する際に用いる。
・部材に雌ネジ(ナット)を成形させながらねじ込む事ができる

ドリルビス

先端がドリル状になっていて、下穴をあける事なく直接部材にねじ込む事ができる

コーススレッド

・木ネジの一種
・先端が尖っていて強度があり、DIYでよく使用される
・ネジ山が高く目が粗いため、ねじ込みのスピードが早く扱いやすい

細ビス(スリムビス)

・木ネジの一種
・コースレッドよりも細長いビス
・ネジ目が細かいため、薄い部材や木割れしやすい場所に最適

初心者の方におすすめは

力加減が掴めずビスを真っすぐ打ち込むことが難しい初心者の方には、強度があってねじ込みのスピードが早い「コーススレッド」がおすすめです。ぶれることなく真っすぐに打ち込むことができます。



ビスはここでご紹介した以上にもたくさんの種類があります。

ビスの知識を深め、適材適所で使い分けられるようになると、最終的な仕上がりも違ってきます。また、作ったモノを長持ちさせることもできます。

ぜひ、これからのビス選びの参考にしてみてください!

筆者

著者

sumica編集部

自然体で心地いい時間が過ごせるおうちにしたい、そんな想いを込めて、「こんなのあったらいいな」「これは便利!」と思う暮らしのアイデアをお届けします。

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