公開日2024.01.31
野菜は早めの冷凍保存がメリット大!【野菜別】適した保存方法
いつもおうちの冷蔵庫に余りがちな野菜、ありませんか? 野菜は新鮮なうちに使おうと無理に献立を考えるより、使えそうにないと思った時に冷凍するほうが実はメリットがたくさん。早めに冷凍保存することで料理も楽しくなり、栄養補給の一助ともなります。その理由と野菜別の保存のコツをご紹介します。
野菜を冷凍するメリット
新鮮な野菜は冷凍せず、早めに食べるほうが食感・味ともにもちろん美味しいです。
ですが、新鮮なうちに使いきるために無理にメニューを考えるくらいなら、私は早めに冷凍することをおすすめしています。
使い切れそうにないな、と思った時点で冷凍することで「この野菜を使わなきゃ!」というストレスから解放され、心と時間にゆとりを持って献立が考えられるようにもなるからです。
冷凍野菜をひとつ加えるだけで彩りが鮮やかな料理になったり、買い物に行けない日の一品になってくれたりもします。
結局、使いきれずに野菜がをしなびてしまうくらいなら、なおさら早めの冷凍がおすすめです。
野菜にはそのまま冷凍できるもの、カットや火に通してから冷凍する方がいいものなど、それぞれ適した冷凍方法があります。
【野菜別】おすすめの保存法と使い方
ここでは私がよく使う野菜を例に、最適な保存法と調理での使い方をご紹介します。
ピーマン・トマト
ピーマン・トマトは洗って、丸ごとファスナー付きバッグに入れて冷凍します。使う時は、ピーマンは凍ったまま包丁でカットし調理します。種もそのまま火を通して食べられます。
トマトは凍ったまま火を通す調理に使います。加熱することで皮が自然と剥けるので湯むきの手間が省けます。
キノコ類(しめじなど)
洗わずにいしづきを取り、必要な大きさにほぐしてファスナー付きバックに入れて冷凍します。使う時は、凍ったまま調理します。
ブロッコリー・ほうれん草
茹でた後にファスナー付きバックに入れて冷凍します。使用するときは凍ったままシチューに入れたり、炒めたりします。
火を2度通すことになるので、冷凍前にゆでる時は柔らかくなりすぎないように、いつもより固めに茹でるのがポイント。
玉ねぎ・にんじん
みじん切りやせん切りなど、その野菜をよく使う大きさにカットしてからファスナーつきバックに入れ冷凍します。使う時は、凍ったまま調理します。私は、献立が決まっていなくても、玉ねぎはみじん切り、人参は千切りにして冷凍しています。玉ねぎはカレーやスープに、人参は野菜炒めに使っています。
細ネギ・生姜
なかなか使いきれない薬味も切ってから冷凍保存します。生姜は、千切り・すりおろし・丸ごとでも冷凍できます。
ネギ
みじん切りにして冷凍保存。使う時は凍ったままお味噌汁やスープ、炒めモノに入れます。一度冷凍すると生で食べるのは食感が変わり美味しくなくなってしまうので、調理する際に使うようにするとよいでしょう。
生姜
千切り・すりおろし・丸ごとの3種類で冷凍できます。
すりおろした生姜:平たくしてから冷凍し、使う分だけポキっと折って、料理に使います
千切りにした生姜:凍ったまま入れて火にかけて調理に使います
丸ごと冷凍した生姜:凍ったまますりおろして、冷ややっこにかけるなどそのまま食べます
冷凍に向いていない野菜
冷凍に向いていない野菜もあります。
それはじゃがいもです。
じゃがいもは冷凍すると水分が抜けてしまい、食感が悪くなるためおすすめできません。
大量に作ったカレーを冷凍保存する場合も、じゃがいもを取り除いてから冷凍すると美味しく召し上がれますよ。
冷凍野菜だけでできる、簡単スープ
ご紹介した冷凍野菜を使うだけで、15分で具だくさんのスープが作れます!
材料
冷凍したトマト・ピーマン・しめじ・玉ねぎ・人参・コンソメ・塩・こしょう
所要時間
約15分
冷凍したピーマン・トマトを1cm角の大きさにカットして、その他の食材を入れて味つけするだけ。
少しずつ余った野菜を冷凍しておいて、買い物に行けない時などにまとめて使ってスープを作るのもおすすめです。簡単に栄養も摂れて定期的に冷凍庫の整理ができますよ。
最後に
コツさえわかれば難しくない冷凍保存。普段からされている方もいらっしゃると思います。
野菜を早めに冷凍することは、献立作りのストレス軽減と食材ロスの削減、簡単に家族の栄養が摂れるなど、メリットはたくさん。いつも冷蔵庫に余りがちな野菜からまずは試してみてくださいね。
アドバイザー
時短家事・収納アドバイザー
ほり かおり
料理・そうじ・片づけを仕組みからまるっと整え、家事の時短へアプローチ。日常の中でカンタンに“きれいをキープ”できるテクニックを提案。