おしゃれな家づくり

2022.03.09 (2024.03.25改定)

小学生・中学生の子供部屋インテリア実例と作り方

​​​女の子も男の子も!子供が喜ぶ、おしゃれな子供部屋の作り方 <3ステップ>

子供部屋って何歳から用意したらいいの?子供部屋に必要なインテリアって何だろう? などなど子供部屋に関するお悩みはお子さんを持つママ・パパには必ず訪れるもの。

そんなママ・パパ必見! 今回は、子供が喜ぶ子供部屋の作り方とその実例をご紹介いたします。

二級建築士 / インテリアコーディネーター

久保 貴美

子供部屋を作るタイミング

子供部屋とは、子供が勉強をして、着替えたり寝る場所です。成長していくうちに勉強や宿題の量が増え、子供部屋で過ごす時間が自ずと増えていきます。思春期を迎えると、子供からプライベート空間を求めるようになるでしょう。
大学進学や就職を機に家を離れることになり、子供部屋として使われる期間は大体、小学校入学から高校卒業もしくは大学卒業までの約12~16年間くらいになります。

子供部屋はできたら、小学校入学の段階で準備することがおすすめです。ご家庭によって子供部屋を作るタイミングは以下のような考え方もあります。

  • 小学校に入ると学校の宿題や予習復習があるので、入学を機に作る
  • 一人で寝られるようになったら作る(小学校高学年)
  • オンライン授業が増えて、リビングでは家族が映ってしまう、授業風景や習い事の様子を見られたくないと子供が言うので作った
  • 小学校のうちは、リビング学習で勉強させて様子をみながらの方が安心。中学校入学を機に作る

おしゃれな子供部屋の作り方

いざ子供部屋を作ろうと思った時、何から準備すればよいのでしょう?
子供部屋は、勉強や創作意欲が上がるお気に入りの場所。そのお気に入りの場所へと近づけるために、以下の順序で作りましょう。

STEP1:子供が好きな色を取り入れる

子供の好きな色を部屋のテーマカラーにして取り入れましょう

アクセントウォールで色を取り入れる方法

アクセントウォールとは、壁の一面にペンキや壁紙でアクセント的に色を取り入れること。アクセントウォールで取り入れることでよりおしゃれな子供部屋を作ることができます。

好きな色がわかりにくい、好きな色が部屋に取り入れにくいなどの場合は、子供の好きなものから連想してカラーを決めましょう。

アクセントウォールで取り入れる場合

  • お部屋のイメージも一緒に考える
    例えば「ピンク」と一口に言っても明るさや鮮やかさにより印象が変わります。どんなイメージのお部屋にしたいのかを同時に考えながら選ぶことをおすすめします。
  • 既存のカーテンや小物との色の組み合わせを考える
    カーテンが既にある場合やお気に入りのぬいぐるみなどがある場合は、その色との組み合わせを考えましょう。
  • 壁紙にする場合
    壁紙の場合、無地だけではなく柄ものもたくさんあります。柄ものにする場合は、それを「主役」として考え、カーテンやベッドカバーはそれを引き立てる無地にするとまとまります。迷った時は、コーディネートしやすい無地がおすすめです。

ファブリックで色を取り入れる方法

アクセントウォール以外にも、カーテン、ベッドカバーなどのファブリックで子供が好きな色は取り入れられます。ファブリックにはカラーや柄など様々なデザインテイストがあります。どんな色や柄を選ぶかによって部屋の雰囲気も変えることができますよ。

ファブリックで取り入れる場合

家具との組み合わせを考える
家具の色との組み合わせを考えましょう。カラフルな色は、メインとアクセントカラーの2色以内にするとまとまりやすくなります。

小窓+掃き出し窓がある場合
小窓と掃き出し窓の両方がある場合、すべて同じカーテンにするのではなく、小窓はアクセントになる柄のものにして掃き出し窓は無地にするなど、あえて変えた方がおしゃれになります。

シェードやブラインドは避けるのがベター
特に子供が小さい場合は、シェードやブラインドなどコードがあるものは、事故につながったり、引っかかって壊してしまう可能性があるので避けたほうがいいでしょう。

STEP2:子供部屋の家具を選ぼう

子供部屋に必要な家具

いざ子供部屋を作ろうと思った時、どのような家具が必要になるかご存じですか?子供部屋には以下の家具が必要です。

1. デスクとチェア
2. 本棚(収納棚)
3. ベッド
4. カーテン ※あれば不要

家具のみの購入費として5~10万円ぐらい(カーテン除く)くらいは見ておきましょう。

家具はできるだけシンプルなものを

子供の好きなものや趣味は成長と共に変わってゆくもの。その都度それに合わせてインテリア家具を買い換えるのは現実的ではないですよね。デスクやベッドなど大きな家具は飽きない長く使える家具を選ぶのがおすすめです。シンプルなものを選び、子供が好きなものや趣味のものは小物で取り入れることで、変えたい時に最小限で済みます。また、用途が変えられるもの、配置が楽に変えられるものなど、可変性のある家具を考慮することもおすすめです。

家具を選ぶポイント

  • デスク
    いかにも子供の学習机というようなものではなく、子供が高校生くらいになっても使えるような、シンプルなデザインのものがおすすめです。チェアも同様に長く使えるデザインや素材のものを選びましょう。
    アクセントウォールが主張のあるカラーの場合は、全体の家具はシンプルな色で統一するのがおすすめです。
  • ベッド
    キャラクターものや車の形のものなどではなく、デスクと同様に大きくなっても使えるベットにしましょう。ヘッドがあるタイプは存在感が強くなるので、ヘッドがついていてもシンプルなものを選ぶとよいでしょう。またマットレスとフレームが別々のものだとマットレスだけ交換することができるのでおすすめです。
  • 本棚
    用途が限定されているランドセルラックのようなものではなく、オープンな本棚はファイルボックスなどを使って教科書を収納したり、習字道具などの学用品を入れたり、ボックスを使っておもちゃを収納することができます。

STEP3:好きなものを小物でプラス!

最後は、子供が好きなものや今ハマっているものを上手に飾って、遊び心と楽しさをプラスしてあげましょう。

子供が好きなものの取り入れ方

アートやポスター
子供が好きなポスターやアートを取り入れるとお子さんが喜ぶこと間違いなし!部屋のイメージや色に合わせたものを選べば、グっとおしゃれな空間にもなります。その際は、部屋に入ってすぐに目が届く位置(フォーカルポイント)にレイアウトすることでより効果的になります。

照明(ペンダント)やモビール
照明は天井に張り付いたシーリングより、垂れ下がったペンダントタイプの方がお部屋のアクセントになります。シェードに子供の好きな色や柄を取り入れてあげましょう。
また、天井から吊り下げるモビールに子供が好きなものを取り入れることでも、空間に楽しさが増します。

小物やぬいぐるみ
好きなスポーツのデザインを取り入れたり、趣味のものやお気に入りのぬいぐるみなど、子供のテンションが上がるものを小物で取り入れてあげましょう。地球儀は実用的でインテリアのアクセントにもなるおしゃれなものが多く、大人になっても使えるのでおすすめです。

3STEP まとめ

子供部屋作りで大切なことは、子供の好きな色やものを取り入れてあげること、家具はできるだけ長く使えてシンプルなものを選ぶことの2点です。小物選びはその時期子供の好きなものや趣味などに合わせ、楽しみながら飾ってあげましょう。


小学生と中学生の子供部屋 実例紹介

小学生 男の子の部屋

カーテンのグリーンと、ベッドカバーのネイビー2色をテーマカラーにしています。小窓のカーテンはグリーンの入ったチェック柄にして、カーテンとはあえて違うものを選びワンポイントに。


中学生 女の子の部屋

壁の一面をライラック色のペンキで塗装。家具はホワイト系のものを合わせてシンプルに可愛らしく。

マットレスに脚がついていてヘッドのないタイプなのでスッキリ見えるベッド。

デスクは上の棚が取り外せるタイプのものなので、将来デスクだけでも使用できるようになっています。デスク+上置きはIKEAで購入。

中学生 男の子の部屋

14、5歳の中学生の男の子をイメージしてコーディネートしたモデルルームの子供部屋。
男の子の場合は、デニム柄など個性的なアクセントクロスもおすすめです。ダークブラウンの家具を合わせてヴィンテージ調のお部屋に。 デニムの壁紙/ メーカー:シンコール  品番:BA5108(1,000円/M)

sumica YouTube動画

YouTubeでも視聴いただけます。


最後に

「リビングのインテリアもままならないのに、子供部屋のインテリアなんてお手上げ!」という声も聞こえてきそうですが、6畳程度の独立した個室である子供部屋は、ポイントさえ押さえれば簡単に作ることができます。子供部屋づくりは、子供の好きなことや夢を応援する環境づくり。子供部屋づくりを通して応援してあげましょう。


新築入居後「しまった…!」にならないために

はじめての家づくりはわからないことだらけ。その中でもわからないままつい後回しにして入居後「しまった…!」になりがちなのが、すぐにネットが使えない、テレビが見られないなどの通信環境の計画漏れです。このような事態を避けるためには「建築前からの計画」が大切です。

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アドバイザー

二級建築士 / インテリアコーディネーター

久保 貴美

個人邸やモデルルームのコーディネート、店舗の装飾&ディスプレイなど空間づくりに関わるあらゆる分野で活動中。

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